手荷物を肌身離さず持っているのは海外では当たり前です。
高価なものを持たずに出かけるのも鉄則です。
お金もちに見えたら、そりゃ狙われるというものです。
日本だとちょっと鞄を置いてゴミ箱へ、とか立って電話しちゃうとかありがちですが、海外では命取りです。
↑ 肌身離さないでね、パスポートとお金とカード!
最近ヨーロッパで頻発しているスリの手口を5つ紹介します。
1.目隠しスリ(昔は段ボールスリが流行りました)
2.ケチャップスリ(ケチャップとは限りません)
3.エスカレータースリ(階段もありえる)
4.売り子スリ(多種多様な売り物がある)
5.カッタースリ(切り裂くのです)
1.目隠しスリについて
新聞を大きく広げて近づいてきたかと思うと、ぶつかってきて謝ったりします。
ただその時、犯人の手はあなたのバッグを開けて漁っています。
つまり新聞紙が目隠しになり、あなたはバッグが開いているのに気づかないで、去ってから盗まれていることに気づくのです。
マップを広げて道を聞くフリをしてくる人もいます。
日本人に道を聞くとこと自体が怪しいとしか思えません!
ひと昔前は小さな子供たちが数人で段ボールに絵を書いているのを見せるように近づいてきて、その中の小さい子がウエストポーチやバッグを開けようとするスリが流行っていました。
私も33年前にスペインでこの手のスリの子供たちに出くわし、前情報で知っていたので、気づいて逃げたことがあります。
なので割とこちらは、古い手口だと思います。
子供たちの母親たちも近くにいるのです。
その子供たちも今や、いい大人になっていると思うと怖いですよね(>_<)
2.ケチャップスリについて
このスリのやり口はアメリカでも頻発しています。
ケチャップやマスタードなどの色が付いてしまうものを、あなたの洋服にわざとらしくぶつかって来て付けられます。
犯人の仲間が親切な振りをして、ハンカチなどを差し出しながらあなたの回りにやってきて、服の汚れを拭きつつもバッグの中身を盗るというスリ集団です。
服も汚れ、お金も盗られたら悔しいなんてもんじゃないですよね。
3.エスカレータースリについて
エスカレーターや階段であなたの前にいた人が突然荷物を落として、中身が散らばります。
親切な日本人は手伝おうとして一緒に拾ってあげます。
そうすると後ろにいた仲間が、視線がおろそかになったあなたのバッグに手を入れるという構図です。
↑ ある意味逃げ道が横にないので怖いのがエスカレーター!
親切心で手助けをしてあげてしまう日本人ならではの、人の良さを逆手に取ったスリは許せません。
申し訳ないけど、外国で私はこういう親切は辞めときます。
目の前で何が起こっても、急いでる風を装って知らん振りが正解です。
4.売り子スリについて
これは物売りが品物を売りつけようとして近づき、身体を押し付けてきます。
手が早い彼らは、身を寄せてしまえばお財布ひとつを盗むことなんてあっという間だそうです。
物売りが近づいてきただけで逃げるという、咄嗟の行動が大事になります。
イタリアやスペインなどでは工芸品などを売っている女性も危ないので、気を付けてください。
5.カッタースリについて
これはカッターなどでバッグを切り裂くスリで、場合によっては怪我もしかねないので悪質です。
電車などで密着している時にバッグを切り裂き、ドアが閉まる寸前に盗んで出ていったりします。
手に持ったスマホを降りる寸前に、盗まれたという話も聞いたので気を付けてください。
薄手のシンプルなバッグが狙われやすいので、切りにくい素材や装飾が多いものだとスリも歯が立たないかもしれませんね。
いずれにしても、ドアの前は危ないと思った方がいいです。
↓ 貴重品管理の記事もご参考までに(^_-)-☆
悪いことばかり考えたくないけど、海外は本当に日本とは大違いです。
「危ないな」と感じることもしばしばあります。
盗難はある程度は防げるので、どうか気を付けて、楽しい旅を!(^^)/