アムステルダムでは運河の両岸の水上に様々な色や素材の家々があります。
およそ2,500世帯の家族がこの水上の家に住んでいらっしゃいます。
運河クルーズはその生活を垣間見れるので、とってもお薦めです。
↑ プライベートを保てているのかが心配になる(>_<)
↑ ベランダもあります
元々は第二次世界大戦後に住宅の需要が増え、その解決策として許可されてきたハウスボートですが、現在ではその価値もうなぎ登りでかなりの高額になっているんだそうです。
元々は低所得者が仕事を求めて中心部に集まり、住む家が無くて運河に住みついたことから始まったハウスボートが、これほどの高額になるとは当時の住民は思いもしなかったでしょう(>_<)
ハウスボートであってもちゃんとした永住権が与えられており、一等地ではひと財産となるほど高額な物件もあるみたいです。
係留許可は今では降りません。
既存のもので目一杯なので、今後は取れないそうです。
何度も修復を繰り返して住み続ける方が多く、アムステルダム運河ツアーのルートにある家々はプライバシーも保てないのにも関わらず、そのような理由で引っ越しを考える人はいないそうです。
住居間の移動に小舟を使われている方もいるみたいです
修復費用や税金・住宅保険にもかなりのお金がかかるので、金銭的な理由から手放す人の方が多いみたいですね。
ハウスボート専門の不動産屋さんがあるほどなので、人気のほどが伺えます。
鉄製のものは錆びがあるのでメンテが大変ですが、コンクリート造りのものは比較的長くそのまま住めるようです。
当然コンクリートの方が売却値段も購入価格も高くなります。
↑ 家のメンテナンスも本当に大変だろうと推測できます
電気・ガス・水道などの住宅設備も整っており、住所登録も普通に出来るので人気物件として空きがなかなか出ない状況なのです。
居住面積も80㎡ぐらいあるというので、日本のマンションと比べても充分な広さなので快適なのではないでしょうか。
郵便も普通に届くので、生活に支障はありませんね。
↑ 景色が素晴らしい場所にあると高額かもしれませんね
こちらの中を見てみたければ「ハウスボートミュージアム」という、実際のハウスボートを美術館として解放している船?家?がありました。
大人4.5€で見学でき、写真もOKなのでとても興味深いです!
1914年に貨物船として活躍してたボートを改造し、1997年にオープンしました。
アンネフランクの家の近くにあり、観光に便利な場所にありました。
↓ ホームページを載せておきます。
またハウスボートに宿泊することもできるので、泊まりたい方は是非!
船ですので多少揺れたりするみたいなので、揺れが苦手な方にはお薦めできません。
Booking.comのアムステルダムのページから、船上ホテルで検索できます。
↑ 水上ホテルのようでした。手を振ってくれたりします
今なお、オランダは住宅不足が続いているそうです。
狭い国土に1,730万人が暮らしているのだから、水上も利用しなければ溢れてしまいますね。
あの自転車の多さも、このことを考えれば納得です。
↓ アムスの自転車と住居の記事はこちら
比較的移住もしやすいオランダなのに、アムステルダムに限っては、人口過剰で受け入れ環境はなかなか厳しそうです(>_<)