イタリアのミラノは新婚旅行で大昔に行きました。
その時一番驚いたのが道行く人の「さりげないオシャレ感」でした。
普通にパン屋さんなどで買い物している主婦と思われる人でも、スカーフの巻き方や髪の毛のアレンジなどがとってもオシャレでびっくりしたものです。
観光地として絶対に外せないのがドゥオーモです。
↑ どこから見ても綺麗な形のドゥオーモです!
どこからでも目を惹くので、ここを通らない方が難しいというような場所にあります。
ゴシック様式の大理石で出来たこの建物の正式名称は「サンタ・マリア・ナシェンテ教会」といいます。
それまでの大聖堂を1480年代に建築コンペでレオナルドダヴィンチが案を出したが採用はされず、最終的にはマルティーニがその案を活かした手法で建築が進められました。
宗教改革で一時中断したものの、ナポレオン・ポナパルトの命で19世紀にフランスの資金で今の形に仕上がりました。
↑ 側面もとっても美しい、結構大きなドゥオーモです。
第二次世界大戦の爆撃を逃れて、扉を木製から青銅製に替えただけで済んだのは本当に奇跡ですね。
私は様々なドゥオーモを見てきたと思いますが、ミラノのドゥオーモが一番美しい建築ではないかと思います。
その体積や広さも世界で2番目と大きく、遠くからも目を惹く素晴らしい建造物です。
昼も夜もその姿は輝いて見えます。
ドゥオーモ自体は中へ入れます。
大聖堂の内部とちょっとした美術館だけの場合は3€です。
ステンドグラスも素晴らしいので、こちらだけでも是非入ってみてほしいです。
また、美術館にはドゥオーモの木製の模型があります。
↑ 素晴らしいステンドグラスは是非ご鑑賞ください
内部とテラスにエレベーターで登れる17€のパスもあります。(階段で250段登れれば13€です)
こちらはミラノ市街地を上から見られるので人気が高く、1時間ほど並ぶこともあるようです。
やはり朝一で行かれると比較的空いていて、比較的早く入れるようです。
まるで、ユニバーサルスタジオのようですが、ファストパスなるものもあって25€を支払えば待ち時間なしでテラスや大聖堂内部全てに入れます。
8€の差額はちょっと大きいと思っちゃいます。( *´艸`)
また、ドゥオーモ脇にはガレリアと呼ばれるアーケード型のショッピングモールがあります。
↑ ガレリアの入口です。
正式名は「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリア」です。
プラダの本店もこちらに入っています。
床は中央にイタリア王国の紋章、その周囲にミラノ、トリノ、フィレンツェ、ローマの紋章が描かれて、そのモザイクは一見の価値ありです。
↑ 一つのモザイク画がとっても素敵ですね!
人気は「牡牛を描いたトリノの紋章」で、牡牛の股間付近にあるに窪みにかかとをつけたまま一回転すると幸運を招くと言われているからです。
これを知らなくてやらなかった後悔がジワジワと‥(笑)
ガレリア内にはカフェも充実しているので、ガラス張りの天井を見ながら休憩も出来ちゃいます。
↑ 上からの日差しがとっても優しくて、夏でも涼しく感じます
ここからダンテ通りを通って「スフォルツェスコ城」に行かれると良いと思います。
ダンテ通りは両側に素敵なカフェが並んでいて、ランチやカフェタイムには最適な通りです。
スフォルツェスコ城はヴィスコンティ家のお城でその紋章も蛇が目印なんです。
あの高級車で有名なアルファロメオ社の蛇はこの紋章が由来になっています。
↑ スフォルツェスコ城は横に長いお城です。紋章に注目です
ファッションの高級ブランドが立ち並ぶモンテナポレオーネ通りでは、お馴染みのプラダ、フェンディ、フェラガモ、グッチなどが勢ぞろいしています。
もう少しお手軽な買い物をお望みなら、ブエノスアイレス通りがお薦めです。
イタリアのコスメなどもこの通りにいっぱいあるので、ちょっとしたお土産を買いたい時も寄りたい通りです。
絵画では絶対外せない「最後の晩餐」を鑑賞できる「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会」も忘れてはいけませんね。
↑ 絶対に肉眼で観てほしい「最後の晩餐」
本当にこの絵を観れたことは私の人生の中でも貴重な体験と思えるほどでした。
レオナルドダヴィンチは教会付属の修道院の壁画としてこの絵を描きました。
縦4.2m×横9.1mとその大きさにも驚かされます。
事前にオプショナルツアーサイトや公式サイトで予約が必要なのでご注意ください。
↓ 公式ページです(5月17日まで閉館が決まっています)
https://cenacolovinciano.vivaticket.it/
おしゃれな女性なら、絶対一日では周りきれないほど魅力的なミラノですが、新型コロナの影響で残念ながら相当厳しい現状を突き付けられました。
イタリアで一番最悪な地域となってしまったミラノ。
感染者の4割が北部から出たということでミラノは正にその中心に位置しています。
外出禁止も少しずつ解除されていますが、ミラノの街に活気が戻るのもまだ先になりそうですね。
そして観光ともなると、更にずっと先のことになるかもしれません。
一昨年の秋にフィレンツェには行けましたが、この時ミラノまで足を伸ばすことが出来なかったことが少し悔やまれます。
私も、もう一度元気で活気あるファッションの街・ミラノに行ってみたいです。