昨日は友人と二子玉川へ車で行って、ご飯は済ませていたので、お茶をしてから映画「透明人間」を観てきました。
こういうジャンルの映画は「ホラーミステリー」?とでも言うのかなぁ~
とにかく緊張の連続で、身体が痛くなりました!(笑)
↑ 雨がちょこっと降っていたけど、清々しい外の映画館周辺
主演はエリザベス・モスで、彼女の目線で話が進みます。
エイドリアンという男からの恐ろしいまでの束縛から逃れ、豪邸から逃げ出すシーンから始まります。
こちらの監督はリー・ワネルと言い、2004年公開の「ソウ」がお馴染みですね。
「ソウ・シリーズ」は、私もレンタルビデオの時代にずっと観てきました。
この「ソウ・シリーズ」はホラー映画シリーズで最も成功した例としてギネスにも載っているんです!
じわじわと人間の根底にある、恐怖に対する心の機微をリー監督は繊細でありながら見せ方はとても大胆。
息を吞む感じで、そこで息を止めちゃうので、マスクのせいもあり呼吸が苦しく感じました(笑)
この映画の面白いところは、天才光化学者のストーカー男・エイドリアンがほとんど出てこないところです。
最後の最後のシーンまで平常時はどんな顏をしているのかわからず、ほぼ想像で進みました。
エイドリアンは最愛のセシリア(エリザベス・モス)が逃げたことを苦に自殺をし、膨大な遺産を彼女に残したという設定になっていますが、その「死」を彼女は信じていなかった。
https://www.cinematoday.jp/news/N0094334 より引用させていただきました
↑ 今注目のハリウッド女優「エリザベス・モス」
死んでもなお、彼女を苦しめるエイドリアン。
そこには科学者ならではのある仕掛けがあったのです。
「見えないものを他人に信じさせることの難しさ!」1つの主題はそこにあると思います。
自分にしか感じられない、自分にしか見えないものを誰かに知ってもらうには、「気がフレタ人」を経るしかありません。
そして大概、他人にもそれが見えるようになる頃には、既に多くの犠牲者が出てしまっている…。
「透明人間なんて、実在するわけがない!!」
日常生活の中で、あり得ないと思うものを人は徹底的に否定します。
否定から生まれる感情は、時に現実に起こっている真実を見ることなく、新たな悲劇を創りだしてしまうのです。
もう1つの主題は兄弟関係の中にある、互いへの支配とマウンティングの在り方です。
エイドリアンには兄がおり、遺産相続なども手掛ける職にあるその兄が遺産を管理するのですが、その関係もまたどこが真実なのかわかりづらい展開になっています。
この映画で一番面白いと思ったのが、セシリアが受けてきた虐待的な部分やストーカーされた事実が一切映されていないことです。
2人のシーンがほとんどないのです。
回想シーンすらないので、そこも見る側の想像力で見え方が変わりそうです。
ややもすれば、「エイドリアンって本当にセシリアをひたすら愛する心優しい人なの?」とも取られるほど出てこないのです。
ラストで皆さんはどう思うのか、感想が聞きたいです。
スカッとする人、モヤっとする人と2分されそうな感じが残るからです。
いずれ配信される気もしますが、迫力を感じたい方は、是非映画館で観ていただきたい映画でした。
ショッピングもちらっとですが寄って、映画を観る前に、夜景が見れるところがあるということで「ルーフガーデン」に行ってみました。
↑ 晴れていたらもっとハッキリと夜景が撮れたのに…
ちょうど映画館の上にあたる場所ですが、9時には入口が閉鎖されますのでご注意ください。
雨もちらほら降っていたので、あまり人は歩いていませんでしたが、夜景の見えるベンチには何組かのカップルがいらっしゃったので早々に写真だけ撮って引き上げました(笑)
↑ ここはちょっとしたビアガーデンのように外で飲食できます!
雨上がりの夕方。
その時間帯が、二子玉ライズにはとっても似合うシチュエーションかもしれません。
夜景が見える場所で食事(ランチやディナー)がしたかったら、高島屋S・C 南館11階のイタリアン「代官山ASOチェレステ」がお薦めです。
ここへ来ると必ず寄るのが、「蔦屋家電」と「ZARAホーム」です。
見て歩くだけで本当に楽しい!!
今回は食事はしませんでしたが、とても充実した夕方~夜を過ごしてきました。
↑ 素敵な待ち合わせ場所がある「109シネマズ」二子玉川
遅い時間帯の映画は混雑もなく、このコロナの影響がある今こそお薦めです。
↑ 帰る頃には人もほとんどいませんでした
駐車場も映画を見ると3時間が無料になります。
その他に2,000円以上の食事や買い物をすると1時間プラスされ、5,000円以上で2時間、7,000円以上で3時間分が足されるので、最高で6時間無料となります。
ちょっと行けば神奈川県の川崎だけど、こちらはギリギリ東京都なので、映画を見たいと思われている東京の方は是非ドライブがてらに行ってみると良いと思います(^_-)-☆