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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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中国にもあった、「お月見」の習慣!日本と結構違うなぁ~

中国のお月見は中秋節と言って9月13日に行われます。

 

秋のど真ん中という意味合いのようで、旧暦の8月15日です。

かつての中国の皇帝が、旧暦のこの日に月を愛で、豊作を祈って音楽を奏でたと言います。

 

この行事が民間にも受け入れられて、現在では家族で「月餅」を食べる日になっています。

 

月餅の丸い形が「家族の輪」「家族の団らん」を意味するからだと言われています。

 

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↑ 中秋の日にいただく月餅…本場でいただきたい(#^^#)

 

ちょっと素敵じゃないですか?

 

果物の「文旦」をいただくのも、丸いということでほぼ同じ理由からだと思います。

月餅はお腹に溜まるお菓子なので、それだけで満腹になりそうですね!

中に入る餡も色々な種類があります。

小豆餡、黒ゴマ餡、ハスの実の餡や松の実の餡など日本ではあまり見られない餡の月餅も並ぶようです。

 

そんな月餅も家族で食べる分には何の問題もないのですが、公費を使って贈り物の月餅を買うことが2013年からは禁止になっています。

 

これは月餅の箱の下に賄賂として紙幣を隠して贈ったという習慣が根強く、その悪習慣を払拭する狙いがあったらしいのです。

 

公費で贈る月餅に現金が詰まっているなんて、想像すると恐ろしい(>_<)

 

そして、この日ばかりは会社も2,3時間早じまいする位、家族優先の行事のようです。

 

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↑ 空を見上げて、離れている家族を想う時間…

 

もしも家族の1人が離れて暮らしていても、同じ月を見上げながら心を1つにする。

お互いを想い合う心が月を通して、相手に伝わるような気がするのですね。

 

日本では「中秋の名月」と言って、食すのは月餅ではなく、お団子ですね!

 

うさぎさんが餅つきをして、搗いた餅で作ったお団子。

夢と言うか、ロマンというか、昔は必死でうさぎの形を探す娘がなんとも言えず愛しかったです。

(いまだに探そうとするところは、もはや別の次元で心配ですが…)

日本では団らんという意味合いではなく、豊作を祈る方が大きいのだと思います。

 

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↑ お団子はなんでこんなに「白うさぎ」に似合うのでしょうね…

 

香港やシンガポールでは中秋月にランタンフェスティバルが行われています。

 

月を愛でるのは、アジアの国々が多いですが、ヨーロッパでも秋分の日に一番近い満月を「収穫月」と呼び、その次に巡ってくる満月を「狩猟月」と呼んでいるそうです。

 

世界のどこから見ても月はひとつ

 

月に関する旅の思い出といえば、ドイツでの思い出です。

オクトーバーフェスト」というビールのお祭りに重なり、ミュッヘンでホテルがとれなかった夜のことです。

 

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↑ ミュッヘンの「オクトーバーフェスト」の様子…すごい密…

 

ホテルも決まってないのに、よくもまぁ、あんなに勢いよく飲んだなと‥

 

酔っ払いのアラサー女子2人が泊まるところも無く、スイス行きの真夜中の列車に思いつきで飛び乗りました。

3つ目ぐらいの駅で降りて、「ここなら泊まれるところ探せるかな?」と飛び降り、見知らぬ駅にポツン。

 

タクシーの運転手に「ホテルがたくさんある街」という言い方で降ろされた小さな街。

 

その小さな街で見上げた、秋の満月を時々思い出すんです。

それはそれは美しくて、必死でホテルを探していたのに、そんなことも忘れさせてくれる本当に綺麗な月でした。

その月を思い出すたびに、秋のこの季節には海外にいたいなと思い、いつも秋に旅してきました。

ちなみに、この街ではシングルルームに2つしか空きがないと言われ、それぞれが別室で過ごし、この旅で一番の贅沢な朝を迎えました。

 

今年はいつも、海外旅行でつるんでいる友人と、ハンガリーチェコスロバキアを旅する予定でいました。

 

コロナさえ無ければ、今頃…と思うと本当に悲しくなりますが、来年に賭けるしかないですね。

 

ワクチンが出来て、オリンピックも開催されて、海外渡航も自由になる。

 

一年では厳しいかもしれませんが、丸2年も無駄にするのはちょっと虚しい。

月に願って叶うなら…「来年の秋こそ私たちを海外にお導きください」m(__)m