ニューヨークのブロードウェーが9月から観客をフルに入れての再開に踏み切ることがわかりました。
クオモ知事は5日に、今年の9月からブロードウェーの演目を再開すると発表しました。
観客に制限を設けないとのことなので、1席空けてというようなものではないことが分かります。
早速、この6日から予約を再開しているとのことで、秋には42ndストリート・タイムズスクエアにもあのネオンが戻ってくるんですね…( *´艸`)
↑ いつ頃こんな活気が戻ってくるのでしょうか…
ブロードウェーには約40もの劇場が存在するのですが、各劇場の公演内容は徐々に個々の劇場が発表するとのことです。
まだまだ、緊急事態宣言中の私たちにとっては、かなり遠い目になってしまっていますね…。
とはいえ、ニューヨーク州の感染者がピークに達したのは、今年に入ってからで1月には新たな感染者が15,000人を超えていました。
そして現在も一日2,500人の感染者が出ているのです。
東京都で2,500人だったら「医療崩壊」という理由ですぐに「緊急事態宣言」に繋がるのに、9月の予想までは立てられないとも感じてしまいます。
(オリンピックの開催ですら、未だにハッキリしていませんし…)
ブロードウェーが閉鎖されたのは去年の3月なので、約一年半ぶりの再開となります。
「ブロードウェイはニューヨークの観光にとっていわば『心臓』だ。再開が待ちきれない」
↑ こんなナビがあっても防げるものでは無いところが怖い(>_<)
という声はあるものの、まだまだ不安要素も多いのではないでしょうか。
公演の再開によって、ニューヨークの観光産業に再び活気が戻ると期待されてはいるものの、当面は国内からの観客のみのはずなので戻り方はゆっくりなのかなと予想しちゃいます。
国内からの旅行者がNYに入る際には、タイムズスクエアに「ワクチンの接種会場」を設けて接種をさせるという案もあるそうです。
これをやってしまうと、「ワクチンツアー」のようになってしまい、不特定多数の人を呼び込んでしまう結果になり、不平等性も生じてしまいます。
また、海外からの入国者にも一定期間の隔離措置を設けていないので、インドからの新種株の流入に対しても無防備ということになります。
- ワクチンを受けたい人がNYに来る
- 海外旅行者の流入も避けられない
- 再開を待っていたミュージカルファンも集まる
ということで、一度落ち着きつつあったNYが再び大変なことにならないかなぁと、心配な側面も見えてきます。
アメリカ全体でもおよそ32%の人が接種を完了しています。
もっともっと接種をスピード化させて、多くの接種を終わらせたい政府の想いとは反対に、接種をためらう人や否定的な人が全体の37%も存在するのです。
↑ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210506/k10013015251000.htmlより引用させていただきました
予約不要で接種を受けらえる会場を設けたりもしているのですが、なかなか接種希望者が増えていません。
- 経済的な理由などからインターネットを利用できず予約できない人
- 住むところが安定していない不法移民の人たち
などに対しても少しでも受けやすいようにと環境は整いつつあります。
それでも、接種スピードは鈍化傾向にあり、世論調査によると若い世代で接種を拒む人が多いという集計が出ています。
↑ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210503/k10013011681000.htmlより引用させていただきました
予約なしの接種会場をあちこちに設けてはいるものの…
「何かしら接種の動機になることを考えたい」
これからのアメリカにとっては、これが課題だと思います。
- 接種を受けた人は一律の補助金を出す
- 接種を受けた方に旅行券を支給
- 接種を受けた人専用の求人を設ける
これは私が勝手に考えたことですが、日本も「接種率をあげる方策」を今から考えておいた方が良さそうですね!
いつも後手後手で思ったようにコロナ対策が進んでいない日本なので、先見性は大事だと思います!
無事にブロードウェーの再開が、その先のエンタメ界・観光業界の未来へ繋がっていくことを願ってやみません(#^^#)