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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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世界には驚くような埋葬方法が!火葬や土葬だけじゃないのね…

自分の遺灰はお墓に?

世界には色々な埋葬があることを知るとちょっと考えてしまう…

 

60歳を目前に、お墓のことを考える年齢にもなってきました。

 

育ててくれた両親のお墓は東京にあり、産んでくれた両親のお墓は横須賀にあります。

そうなると自分はどうなるのか…

主人のご両親はきっと新たに購入した横浜のお墓に入るのだと思います。(元々は函館に住んでいたご両親ですが…)

 

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↑ 海や湖などに散骨という方法もありますよね…

 

嫁はやっぱり横浜へ?実は私はどこにも入りたくありません。

 

そのことについては一記事書けそうなので、いつかまた機会があったら書いてみます!

 

世界には不思議な埋葬の仕方があるんです。

 

どんなものがあるかと言うと、

 

  1. チベットの鳥葬
  2. ケニヤの獣葬
  3. オーストラリアの風葬

 

などがあり、最近は大分普通の火葬のような形になってはいるものの、まだまだ一部ではこのような埋葬方法がとられています。

 

1.チベットの鳥葬

 

これは我々日本人には考えられないほどショッキングな埋葬方法です。

人の遺体を鳥についばませるという内容で、8割ものチベットの人々がこの方法を望んでいるというのだからビックリです!(>_<)

 

僧侶が来てまずは読経をあげ、魂を体から解き放します。

 

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↑ うーん、魂がなくなってもこれはかなり怖い…

 

魂が抜けた後の遺体を「鳥葬台」に乗せ、専門の鳥葬師がハゲワシに与えるのです。

ハゲワシがついばみやすいように、ナイフなどで細かくカットし、骨も砕いて余すところなくついばんでもらいます。

これには、他の生命を食べて生きてきた人間の肉体を、他の生命に布施として還すという意味があるそうです。

 

  • 火葬を行うには、木の少ないチベットでは薪を燃やすということが、簡単ではありません。
  • 土葬をしようにも、寒冷の強いチベットでは土が固く、1メートル掘るのも簡単ではありません。

 

このような自然環境による事情に「輪廻転生」というチベット仏教の考え方も相まって、魂の入っていない遺体については抜け殻にすぎないと信じられています。

それでも不思議なことに、人は亡くなると鳥になるという信仰もあって、神話では鳥をモチーフにしたものも多いのです。

 

2.ケニアの獣葬

 

これも日本人には想像もできない埋葬のやり方です。

ケニアのマサイ族は、人が亡くなるとハイエナなどの獣に食べてもらうのです。

それも食べ残されることは不吉とされているので、獣の気を引くようにわざわざ血液や脂肪まみれにさせて放置するのです。

 

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↑ いや、待って!これもかなり怖い(>_<)

 

例外もあって、首長など地位の高い人間だけは墓が用意されます。

 

墓を作ることは地球にとってよくないと考えられているため、地位の高い人の特権という感じです。

最近ではマサイ族の中でもキリスト教イスラム教の信者が増えたこともあって、この埋葬のやり方も徐々に変わってきているようです。

 

3.オーストラリアの風葬

 

オーストラリアには古くからアボリジニと呼ばれる原住民が住んでいました。

彼らは、風葬と呼ばれる遺体を自然の中に安置して吹きさらしにすることで消滅させる方法を行っていました。

 

この方法はかつては沖縄でも行われていたという歴史もあるそうです。

 

戦後にはこの風習も無くなったといいますが、久米島のヤジャーガマ洞窟海岸には今でも人骨の入った壺が安置されています。

遺体を安置する場所は、木の上や洞窟の中、崖などが多いですが、棺に入れたままにすることもあります。

 

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↑ こんな風に要塞のような岩の中に遺体を放置することもあります

 

周囲には四角や円形に小石を積み重ねて風葬墓という形をとります。

 

オーストラリアのアボリジニだけでなく、世界の様々な民族がこの方法で埋葬してきました。

最近では衛生上の問題や宗教の普及で、だいぶこの方法での埋葬も減ってきました。

 

宗教によっても埋葬の考え方が違うのは当然ですが、世界には日本人には考えられないような方法での埋葬があるんですね!

 

冒頭の3か所のお墓に入りたくないというのは、私の中で様々な葛藤があるからだと思います。

本当は自然に返るというのが一番生き物にとって普通のことなのかもしれませんね!

鳥や獣というのはちょっと、見送る側としては残酷すぎる気がしますが…(>_<)