なんだかがっかりしてしまうようなニュースではありますが、フランスのパリがかなり汚くなってしまっているのです。
パリの華やかなイメージとは懸け離れた街の汚い写真が、3月下旬からツイッター上に続々と投稿されているのです。
パリ市の見解では左派のイダルゴ氏に対する右派勢力の嫌がらせだと主張していますが、今に始まったことではないという見方が大多数です。
↑ https://www.jiji.com/jc/article?k=2021050100175&g=intより引用させていただきました
急にゴミ箱を増やして、清掃活動を始めても…粗大ごみも気になりますね(>_<)
ゴミ箱の数は日本とはそんなに変わらないと思います。
むしろ、日本より多めに設置していると思われますが、なんでゴミ箱に捨てないのでしょうか…。
日本はテロ防止の観点から、昔に比べゴミ箱はうんと減らされていますね!
外でお弁当を食べても、私もそうですが、大抵は持ち帰ると思います。
コンビニなどは「家庭ごみを捨てないでください」としっかりゴミ箱に記されていて、かなりの人がそれを守っていると思います。
↑ https://yuuma7.com/wp-content/uploads/2016/04/pa0-1000x750.jpg
より引用させていただきました
そういう当たり前のルールがフランスのパリでは守られていないということです。
パリのイダルゴ氏は、「清掃事業に関する区の権限を夏前までに強化する」と表明し、市の清掃予算も倍増させると公約したため、必死にこのTwitterの写真についての火消しに務めています。
2012年のオリンピックにも選ばれなかったバリですが、その理由も街が汚いことが理由じゃないかとパリ当局も気づいていました。
そこで「パリをきれいに!」というキャンペーンを行ったものの、少しも改善されませんでした。
どんなに清掃に力を入れても、市民がどんどんゴミを捨てれば元通りの汚さに戻るのはあっと言う間ですね!
↑ https://yuuma7.com/より引用させていただきました
フランス人はプライドが高い人種でもあると言われています。
30年前にフランスへ旅した時にそれはものすごく強く感じました。
「英語で道を聞くと、フランス語で返ってくる」
ちゃんと答えて下さる方は稀で、ほとんどが面倒そうに首を横に振って立ち去ってしまいます。
「レストランで階段を上がろうとすると、アジア人は1階だと通してくれません」
フランス人が最上段で食事をするのです。
30年前は本当にそういう差別が普通にありました。
「地下鉄から列車への乗り継ぎを間違えただけで、1万越えの罰金を取られます」
英語で言い訳を説明しても、「お金を出すか手錠かだ!」というような事を言われました。
当然払いましたが、おかげでその後のオーストリアとドイツではホテルのランクを思いっきり下げました。
そんなプライドの高さがあるのなら、「街は綺麗にしておきたい」と思わないのか??
↑ https://yuuma7.com/より引用させていただきました
そこがとても不思議に感じてしまいます。
ゴミ箱を増やしてもきっと変わらないし、減らしたらもっと汚くなりそうです。
掃除のキャンペーンをやったとしても綺麗なのはわずか1日でしょう。
パリが綺麗になるためには市民の「意識改革」が何より大事だと思います。
素敵な街並みのイメージがあるパリがどんどん汚くなるなんて、世界の観光都市としても最悪ですね!
期待を胸にパリを訪れた日本人が、その汚さに愕然とする現象を「パリ症候群」という単語で表現するんだそうです。
↑ さすがにルーブル美術館の周りは綺麗になっています( *´艸`)
市のトップがどう頑張っても、市民の意識が変わらない限り、パリは汚れ続けてしまうと思います。
ちょっと郊外に外れるとそこまで汚くないなという印象が残っています。
「パリ市民の意識改革」
なんとかならないものでしょうか…(´;ω;`)
コロナ渦の今、清掃作業にも遅れがみられているようですが、そんな時こそ「ゴミを捨てない」というちょっとした意識の改革が大事だということに気づいて欲しいと思います。
パリを愛する世界中の旅行者も、市の当局も、きっとどこから進めていけばいいのか考えさせられてしまう現状ですね!( *´艸`)