自分たちの学校の教室や廊下、自分たちが汚したのだから自分たちが掃除するのが当たり前ではないのか?!
日本の学校が生徒に「掃除・清掃」させる理由はそこにあるのだと思います。
だけどアメリカは全く違います。
- 学校は「学びの場」であるので、そこに専念すべし
- 清掃業に従事している人の職を奪うことはしない
- 仕事と学業はしっかりと分ける
などの理由で、生徒・学生が掃除をすることはありません。
どっちがイイとか、どっちが正しいということではありませんが、私も留学中にちょっとどうなのだろうと思ったことがありました。
年度の終わりにみんなでちょっとした食べ物やお酒を持ち寄って、クラスでパーティーのようなことをしたことがあったのですが、その時も考え方の違いに戸惑いました。
持ち寄ったものの片付けについて、様々な国の人がいるので、当然考え方が違うのは当たり前なのです。
だけどそのまま帰っちゃうの??ってなり、「ちょっとまとめる位は片付けようよ!」と言ったら笑われちゃいました。
- 日本人ってとっても真面目ね!
- なるって綺麗好きなのね!
などと言われたのを覚えています。
先生に聞いてみたのですが、今日はこういうパーティーがあることを清掃業者に話してあるので大丈夫よ!
と言われました。
「うーーーん!それでよいのか~」となりましたね…。
当時はあまり、ゴミの分別にもうるさくなかった時代だったので余計だったかもしれませんが、現在は大分変わっているのかもしれません。
私はずっと私立だったのですが、学校では授業の後は「清掃当番」があってお掃除をしてから部活に行ったり、帰ったりしたものです。
↑ 小学生にとっては机って結構重かったよね~( *´艸`)
アメリカの学生モノのドラマや映画を観ていても、確かに教室を掃除しているシーンなどはありませんね…。
廊下にある個人個人のロッカーなどは観たことがありますが、その中も相当ぐちゃぐちゃなんじゃない?って感じですよね…。
おそらく、アメリカの方が「学校」と「家」をしっかり分けていて、学校は「勉強をする場所」という括りがハッキリとしているのだろうと思います。
日本のように「自分の使った場所を綺麗にしてから帰る」という教育はしていないのだろうと思います。
以前ゴミだらけのパリ(フランス)について記事にしたことがありますが、こういう部分もきっと「公の場所は自分が掃除する必要はない!」という考えに基づいているような気がします。
↓ ゴミだらけのパリについての記事はこちら
国の教育方針は各国によって違うのは当たり前ですし、清掃業という職業として切り分けるのも当然なのでしょうが、なんとももどかしい感じもしました。
どちらが正解とか言うことではありませんが、自分の使ったシャワーを綺麗に保って次の人へバトンタッチする必要がある「シャワー共同」のホテルなどではちゃんとしてほしいなとは思います。
20代で旅をした時は本当にシャワー共同のホテルに多く泊りました。
そこでも綺麗だった国(ホテル)、汚かった国(ホテル)なども記憶に残っています。
そこまで考えることではないかもしれませんが、友人との旅行でも洗面やバスタブについては綺麗な状態でバトンタッチしたいと考えますよね!
小さいときからの教育でこうなっているのかどうかはわかりませんが、公の場所でも綺麗に使う習慣って本当に大事なのではないかな…って思います。
↑ 旅行中はまず、シャワールームを観てホテルを決めたりしました…
今回の入院中のシャワーブースでも、
- 椅子などは元に戻す
- 自分のゴミはきちんと分別してゴミ箱へ
- 角の△コーナーもきちんとシャワーで洗う
などは意識していました。
結局何がいいのかはわかりませんが、使う人のことを考えて「飛ぶ鳥跡を濁さず」の精神は大事かなと思います(#^^#)