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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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映画は「存在のない子供たち」子供が親を訴えるその罪状とは?!

病院で観た映画の第4弾は「存在のない子供たち」です。

 

これは私の映画鑑賞経験の中でも、かなり衝撃を受けた映画のひとつになりました。

 

 

自分の誕生日や戸籍も持てない子供たちは、どうやって生きていけばいいのか…。子供をロクに育てることも出来ない親に対して、主人公ゼインは自分の親を訴えます。

 

罪状は「僕を産んだ罪」。

 

監督はレバノン出身のナディーン・ラバキーで、出演している人々は実際に同じような境遇で生まれ育った素人を集めて作られています。

ラバキー監督が自ら、街を歩いて役者をスカウトしたと言います。

 

主人公ゼインを演じるゼイン・アル・ラフィーラはシリアの内戦の中で生まれ、教育も受けられず10歳の頃からスーパーで働いていました

 

https://eiga.k-img.com/images/review/3686/photo/1acda704d538b843.jpg?1563263555

↑ https://eiga.com/movie/89043/critic/より引用させていただきました

 

ベイルートでスカウトされたゼイン本人の人生も、映画の出演をきっかけに、少しずつ切り開けていくのです。

その他のキャスト陣もそのほとんどがシリアやレバノンの生まれで、映画の中の現状から遠くない人生を送ってきた人々ばかりを起用しています。

ドキュメントでは決してないのに、本当にそこにいる人々が実際に苦しんでいるようにしか見えず、「演じる」ことと「生きる」ことの狭間で映画の中を駆け抜けているイメージです。

 

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↑ 中東のレバノン、シリアなどの位置関係はこんな感じです…

 

ゼインのような子供たちは、親が出生届も出していないということで、この世に存在していないということになります。

 

兄妹が全てそうであるため、そこでは子供の売買だったり、虐待だったりが日常茶飯事なのです。

家を追い出されてゼインが頼ったのは、赤ちゃんを抱える不法難民の女性でした。

女性はただ、赤ちゃんと2人生きていければそれで良かったのです。

赤ちゃんを愛する難民の女性の「母の愛に満ちた眼差し」にゼインは救いを感じていたのかもしれません。

 

https://img.huffingtonpost.com/asset/5d2e6af13b00004d00dac986.jpeg?cache=3HzoXFkTiQ&ops=scalefit_630_noupscale

↑ https://www.huffingtonpost.jp/entry/capernaum_jp_5d2dc0c5e4b085eda5a1cc57より引用させていただきました

カンヌ国際映画賞で審査員賞とエキュメニカル審査員賞を受賞したナディーン・ラバキー監督です。

 

「愛されることを知らない子供たち」の多くは教育も受けられません。

 

周りには内戦の傷跡や、難民の問題、児童をモノの様に売買し、全く責任を持つこともなく子供を次々ともうけるゼインの両親のような親たちが溢れています。

「何か行動を起こしたい!!」その想いが「親を訴える」ということに繋がったのだろうと思いますが、ゼインの眼に一筋の光は見えたのでしょうか…( *´艸`)

 

ゼイン本人は、この映画への出演がきっかけとなり2018年8月、国連難民機関の助けを借りてノルウェーへの第三国定住が承認され家族とともに移住しています。

 

 

このような幸運に恵まれる子供はほとんど皆無と言っていいのが現実です。

↑ のYoutubeは、ゼインがノルウェーで語った世界の親たちへのメッセージです。

 

兄妹を想う、そして残された他人の赤ちゃんを想うゼインの優しくて温かい眼差しに心が鷲掴みにされてしまいます。

 

残酷な世界に対し、目を覆ってしまうことは簡単です。

観なければいいし、触れなければいいのですから…(>_<)

だけど、映画によって「問題提起」がなされ、世界が少しでも良い方向へ向かうのであれば決して無駄なことではないはずです。

 

一個人が何か出来るかと言えば、正直何をどのようにしていいのかすらわかりません。

 

内戦は貧困を生み、貧困は存在のない子供たちを生み、犯罪と憎悪にまみれた社会を創り出します。

 

日本でも近年、痛ましい事件や事故が多いですね…。

 

虐待やDVに対しても、近隣の眼がどんなに大切かが分かると思いますし、子供たちの異変に気づくのもまた先生やご近所の眼なのかもしれません。

飲酒運転に対しても、身近な人間の監視が欠かせません。

 

出来ることから意識していきたいと思いました。

 

世界中の子供たちが、せめて「親から愛される子供たち」であってほしいと心から祈ってしまいます。

 

「愛せないのなら産むな!」

 

映画の主題はそこなんだと思います。

レバノン映画は始めて観ましたが、その衝撃は病院で観たからとかではなく、一生忘れられないと映画になりました。

 

こちらはNetflix、dTV、U-NEXTで配信されています。

 

病院では8本の映画を観ましたが、記事にしたいと思ったのはこれまで書いてきた4本でした。

他には、

 

  • 甘酸っぱい(韓国)
  • 君の誕生日(韓国)
  • 火口のふたり(日本)
  • 君の瞳が問いかけている(日本)

 

を観ました。

感想は様々でしたが、特に記事にするような衝動がなかったので、ここに題名だけ残させていただきます(笑)

 

近年映画で問題になっている「ファスト映画」問題も気になっています。

 

ブログ友のmiyakoさんも記事にされていますが、ファスト映画の被害は年間945億円とも言われています。

 

↓ miyakoさんの記事はこちら

www.421miyako.com

 

勝手に内容を編集してしまって、結末を暴露し、監督の意図を全くといいほど変えてしまう「ファスト映画」については厳しい処罰をお願いしたいと思ってしまいます。

 

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どんなに忙しくても映画は端折って良いものではありませんよね!!(>_<)

1.5倍速で観るというのとは訳が違いますね…。

映画の感想は一人一人の心の中で湧き上がってくる「人生のエッセンス」みたいなものですもの(#^^#)