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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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「大谷資料館」の空間に圧倒され、麺「蔵・蔵(ZAZA)」で味噌ラーメン

宇都宮の「石の蔵」でランチした後に、「ここは絶対行ってみたいね!」と話していた「大谷資料館」へ行ってきました。

 

ここら辺まで車でくると、この石の絶壁が見えてきて不思議な場所に迷い込んだ感じがします。

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↑ この景色はなんか見慣れないので特別な感じでした


大谷石地下採掘場の大きさは2万平方メートルで深さは30メートルです。

 

一般人が訪れるようになってこの採掘場跡は大きく変貌を遂げています。

 

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↑ 入口の階段を降り、私たちは左の側面にそって歩いていきます

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↑ ツルハシを使っていた当時の様子がわかる人形もありました

 

採掘が始まったのは江戸時代の中ごろからで、1960年に入って機械化されるまではツルハシで石を削り、150kgもある一本の石を背中に背負って搬出していました。

その後、モーター・ウインチが開発されて、輸送手段も馬車やトロッコから鉄道やトラックへと変わっていきました。

 

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↑ あちこちで自然の光が届いてきます

 

石の採掘の産業革命という感じですね!

 

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↑ この壁はツルハシの頃の掘り方です

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↑ 機械で削られた表面はツルハシとは大きく違います

 

現在では、この空間ではどんなことが可能なのでしょうか…

 

  • コンサート
  • 美術展
  • 映画・ドラマなどの撮影
  • 結婚式

 

私たちはその時代の採掘者のご苦労を感じながらも、現代の様々なイベントシーンでこの素晴らしい空間を利用することが可能になったということなんですね。

 

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↑ 美術展などには持って来いな感じでした

 

館内温度は9℃~12℃ぐらいなので、夏でもかなり涼しいです。

 

上着は必須なのでご注意ください。

真夏でもカーディガンや薄手のパーカー位はあった方がいいかなって思いました。

空間に一歩足を踏み入れるとそこは本当に異空間です!

あちこちに地上に繋がる穴が空いているので、外からの光が刺してとても幻想的な空間です。

 

かなり広いので歩きやすく、滑らない靴で行かれることをオススメします。

 

鍾乳洞とかとは違い、本当に人工的に造られた空間であることも実感出来ます。

石の断面も時代によってかなり違います。

ツルハシで削った断面と機械によって削られた断面とではかなり石肌が違います。

 

あちこちにオブジェのようなものが飾られ、ライトが当てられて幻想的な空間が作りだされています。

 

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↑ 特に赤い空間は特別な感じがしました。

 

間近には行けませんが、奥には教会の祭壇のようなものもあり、ここで結婚式を挙げられるというのも理解できました。

 

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↑ 教会は目の前には行けませんが、ちょっと上から撮影できます

 

洋装でも和装でも似合いそうな大きな空間で、写真だけでも撮れたら最高の思い出になりそうです。

 

ここで開催されたイベントの一部は、

 

  • 天人疾風の会による和太鼓の特別公演(2017年12月・2018年5月)
  • DC特別企画ナイトミュージアム(2018年4月)
  • VENT知覚を拡げるスタディの場(2018年3月・11月)
  • 華道家假屋崎省吾の世界展(2019年12月)
  • 野菜ブーケSenka作品展(2019年11月)
  • Untergrundstimme~チカノコエ~(2020年10月)

 

などなど、色々な場面でこの空間が使われています。

 

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↑ 仮屋崎省吾さんの作品が残っていました

 

映画のロケとしては、

 

 

ドラマのロケ地としては、

 

 

などなど多数のロケ地としても使われています。

他にも多くのCMでも使われているようです。

音楽PVでも使用されているようで、

 

  • 三代目JSBのPV「SAKURA」の撮影
  • B’zのMayで松本さんがギターを演奏

 

など、数え切れないほどの芸術作品がここから誕生しています。

 

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↑ ドンペリの日本上陸の際に行われたイベントの名残も…

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↑ 水に映る美しいオブジェ…バルセロナのサクラダ・ファミリアを思い出しました。

この水深は30メートルとも言われています!

落ちたら大変ですね…(>_<)



ゆっくりと歩き回ることが出来て、不思議な空間の中でなんだか不思議な体験をしました。

 

自分の人生が走馬灯のように浮き上がってくるような錯覚に陥ったのです。

 

  • 父親の運転するマークⅡで山口県まで行ったときのこと
  • 母親が妊娠中(弟)で気持ち悪いといって名古屋で一度電車を降りたこと
  • 7歳の時の盲腸の手術の時「鳴子」さんという2つ年上のお姉さんと病室で話したこと

 

そんな大昔の映像が脳裏に浮かんでは石の壁に写し出されるような感覚を味わいました。

 

人は死んでしまった後にこんな風に人生を振り返るのではなかろうか?

 

それほどこの空間は異空間だったということなのかもしれませんね( *´艸`)

そして駐車場の車は結構目一杯だったのに、人がそれほど多く感じなかったのはこの広い空間だったからなのでしょうね。

本当に貴重な体験が出来ました。

 

入場料も800円ですが、それ以上の価値があるように感じたので大満足でした。

 

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↑ 最後に展示室で色々な展示を観ることができます

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↑ 大谷の石の質感も間近で観られます

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↑ 外に出るとお土産屋さんを通り過ぎた辺りにこんな滝も…

「愛の泉」と言われるパワースポットです!

 

滝つぼの水面に出来た部分がは♡に見えると恋が成就?

 

縁結びの神様がいてお参りをすれば固い意思(石)で結ばれるとか?

なんか凄い石のパワーから来ているんですね…

 

↓ 大谷美術館のHPはこちら

www.oya909.co.jp

 

帰りは車で行けば、資料館からさほど遠くない、麺「蔵・蔵(ZAZA)」に立ち寄りました。

 

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↑ 右に見える煙突のようなコンクリートに「蔵・蔵」とあるのが目印

 

普通の民家の一角にあるような雰囲気なので、注意して走行しないと見逃してしまいます。

駐車場も第二駐車場まであるので、停められないということはないと思います。

コロナ渦なので営業が昼は11時~14時、夕方は18時~20時となっていますので、18時ちょうどぐらいに到着しましたが結構並んでいました。

 

店内は赤いタイル貼りで、雰囲気がめっちゃありましたね~(^^)/

 

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↑ ご夫婦でやられているということですが素敵ですね(^^)/

水の位置でおわかりの通り、カウンター席の隣との距離ももの凄く広めにとられていました。

 

まずは食券を購入します。

こちらの押しは「みそらぁめん」(880円)と、そのみそをアレンジした「バジルdeグリーンみそのらぁめん」(910円)と「ドレミソ・トマトらぁめん」(910円)です。

こちらのスープは、豚骨や鶏がらを煮込んで上品に仕上げる動物系スープと、濃厚に煮出した魚介系のスープを調理で合わせるダブルスープという点もこだわりを感じます。

 

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↑ 調味料の置き方もとってもオシャレ!

 

とってもクリーミーで美味しい「みそらぁめん」でした!!

 

2人してやっぱり「最初はオススメのみそらぁめんがいいね!」ということで冒険はせずに「みそらぁめん」+こく旨玉子のせ(1,010円)にしました。

 

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↑ シンプルな感じですが、このチャーシューも大きくて厚い!

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↑ この卵も最高でした!本当に美味しくてほっぺ落ちそう(^^)/

 

4個入りの餃子(370円)も2個ずついただきましたが、本当に宇都宮の餃子はどこも美味しい気がします(#^^#)

 

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↑ 昼もいっぱい食べたので2人で4個で充分でしたが美味しかった!

 

ここで、麺「蔵・蔵」について

 

住所:栃木県宇都宮市氷室町1627-63

電話:028-667-4478

アクセス:北関東自動車道真岡インターから車で10分

     宇都宮駅から関東バスで「氷室」下車徒歩5分

営業時間:[火・水・金・土・日・祝] ランチ:11:00〜14:00

     [火・水・金] ディナー:18:00〜20:30

     [土・日・祝] ディナー:18:00〜20:00

定休日:基本は月曜日と木曜日ですが、不定期な月もあるのでHPでご確認ください

席数:22席

カード・電子マネー:不可

駐車場:24台(店前と第二駐車場)

 

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↑ お店の前にはこんな洒落が効いた看板石も!

 

美味しいラーメンも食べて、あとは一気に東京まで帰ってきました。

ほとんど人と接する場面もなく、お店の人の食事提供時と大谷資料館の券を買う時のみでした。

今や確かに帰省すらも我慢と言われているので、ちょっと非国民な感じはしましたが、一人一人の意識で行動は変わってくるなと本当に思いました。

途中のドライブインもトイレのみ寄って、平常時とは違うドライブにはなりましたが、本当に素晴らしい石の世界にも触れられて最高な一時でした。