今年の7月26日に新たに日本の美しい島々が世界自然遺産に登録されました。
自然遺産としては2011年に登録された東京の「小笠原諸島」に続き5件目となりました。
広さとしては4島合わせて43,000ヘクタールで、2017年に一度登録をした時には、飛び地が多く一体的に環境を保全できないのでは?との理由からユネスコの諮問機関から登録の延期を勧告されていました。
つまり2度目にして(区域を再編するなどして)ようやく登録に至ったのです。
この地域にはイリオモテヤマネコ、アマミイシカワガエル、アマミノクロウサギなど貴重な動植物が多く生息しています。
遺産登録によって観光客が増えると、これまで以上に保全策を考えるなどしないといけないので、地元では手放しで喜べない現実もありそうです。
↑ https://amamikke.com/7488/より引用させていただきました
アマミノクロウサギです!
この4つの島について少しだけ触れたいと思います。
徳之島
沖縄島北部
1.奄美大島について
水が豊富なことから「マングローブの原生林」が有名です。
ここの海はエメラルドブルーで、本当に美しくて海水浴にも適した穏やかな海です。
「黒潮の森 マングローブパーク」や「住用マングローブ林」と呼ばれる原生林ではカヌーやカヤック体験も出来ます。
↑ https://www.tabirai.net/activity/okinawa/detail/?plan_id=991より引用させていただきました
大きな公園が2つあり、1つは「あやまる岬観光公園」といい、半円の美しい形をした海岸線で、そちらの敷地内のジャングルには貝塚遺跡もあります。
海中プールと呼ばれる海水浴ができる場所もあり、波もなく家族で海水浴にはぴったりの公園だと思います。
もう1つは、「大浜海浜公園」といい、ウミガメの産卵が観られる有名なスポットです。
↑ https://www.amami-tourism.org/scenery/754/より引用させていただきました
割と自由に観にいけたウミガメですが、自然遺産の登録により、今後は厳しくなることも予想されますね( *´艸`)
真っ白な砂浜が見たかったら「倉崎海岸」が最も人気のあるビーチです。
↑ https://amamitabi.com/blog/kurasaki-beachより引用させていただきました
シュノーケリングなどにも適していて、本当に忘れられない体験が出来ると思います。
太平洋に面している「ホノホシ海岸」は、奄美大島では有名なパワースポットですが。波も荒いので海水浴には危険なエリアです。
パワースポットと言えば外せないのが「ハートロック」です。
↑ https://skyticket.jp/guide/467116より引用させていただきました
自然にできた潮溜まりがハートの形をしているので、必ず見れる訳ではないのです。
カップルだったらこのハートをバックに写真を撮りたくなりますよね~(#^^#)
おばちゃんは、カップルじゃなくても撮りたいです!!(笑)
また、「鹿児島県奄美パーク」という航空跡地を利用した施設があり、奄美の魅力を映像や模型などから知ることができる施設となっています。
2.徳之島について
鹿児島県大島郡に属しており、動植物の多様性はまさに自然遺産にぴったりの島です。
「ムシロ瀬」と呼ばれる花崗岩が広がる海岸では、他では観ることの出来ない景色が広がっています。
周辺には大島紬の染色に使われる車輪梅(しゃりんばい)が広がっています。
金見集落という場所には、樹齢350年とも言われる「ソテツの木」による「ソテツトンネル」が見られます。
自然と出来上がったアーチのトンネルは約250メートルも続いています。
↑ https://tokuno-land.site/sotetu-tunnel/より引用させていただきました
トンネルの真ん中を歩くといいと言われるのには理由があります。
この辺りにはハブもいるので充分な注意が必要です!
このトンネルを抜けると「金見崎展望所」へ出ます。
↑ https://www.jalan.net/kankou/spt_46530ad3350046553/より引用させていただきました
ここから見える「太平洋」と「東シナ海」の2つの海は、本当に贅沢なパノラマですよね!考えただけでドキドキしませんか?!
徳之島子宝空港から車で約10分のところに「ヨナマビーチ」があるので、まずはそこを訪れると良いかもしれませんね(#^^#)
毎年6月にはトライアスロン大会のスイム会場となっているようです。
夕日の綺麗なスポットなので時間帯を選んで到着するようにするといいかもしれません。
「喜念浜」というビーチは「徳之島で一番美しいビーチ」とも呼ばれています。
近くにはキャンプ場もあり、キャンプをしながら星空を仰ぐなんていう贅沢も出来そうですね(#^^#)
3.沖縄島北部について
沖縄島北部とは国頭村、大宜味村、東村を含む「やんばる」地域と呼ばれる辺りを指します。
「やんばるの森」はその存在自体が価値のある「奇跡の森」とも呼ばれています。
↑ https://tabi.jtb.or.jp/res/470058-より引用させていただきました
本島最北端の辺戸岬近くにある「茅打ちバンタ」は高さが約80mもある断崖絶壁で、足がすくむほどの高さです。
国頭村字辺戸には「ヤンバルクイナ展望台」があり、リアルに造られたヤンバルクイナのオブジェが目印です。
↑ https://www.odnsym.com/spot/hokubu.htmlより引用させていただきました
綺麗な景色を堪能できる展望台です。
国頭村にある「比地大滝」は約26mの落差をもつ沖縄本島最大の滝で、入口からは約1時間ほど歩かないと行けません。
一応階段などは整備されていますが、足腰に自信のある方じゃないとちょっと厳しいかもしれませんね(>_<)
大宜味村にある「ター滝」は入口から滝までに人工の遊歩道がないので、石がゴロゴロした川の中をザブザブと歩いていかないと辿り着けません。
↑ https://www.odnsym.com/spot/ta-taki.htmlより引用させていただきました
水の中を歩くなんて今の私に果たして出来るのか(笑)
天気を選んでジャングルの探検気分で行かれると楽しそうですね!
やっぱり大自然を進むには体力が必要ですね!!(^^;)
4.西表島について
西表島には空港が無いので、石垣島から船を利用して40分ぐらいで到着します。
ここには「星砂」がある名前はそのままの「星砂の浜」というビーチがあります。
↑ 本当に浅瀬で遊べるビーチという感じですね(#^^#)
海も浅瀬なのでシュノーケリングにも最適です。
「トゥドゥマリの浜(月ヶ浜)」は夕日がとても美しいビーチで、こちらもウミガメの産卵が観られる浜辺です。
「浦内川」の魅力を体感するなら「浦内川ジャングルクルーズ」がおすすめです。
河口一帯のマングローブの林や約8km上流にある軍艦岩で折り返すコースは魅力一杯です(#^^#)
もう1つ、日本最大の仲間川周辺のマングローブを体験できる「仲間川マングローブクルーズ」もあるのでホテルからの距離で決められるといいかもしれません。
「イダの浜」という、船に乗らなければたどり着けない穴場ビーチも存在します。
↑ https://sotoasobi.net/10/47/blog/iriomote-island-sightseeingより引用させていただきました
西表島でもダントツな水の透明度を体験するなら白浜港から定期船で行ってみましょう!
西表島から水牛車で行ける「由布島」も行ってみたい小島です。
↑ 水牛を身近で見れるだけでも凄いと思っちゃいます!
「ブーゲンビレアガーデン」では30種以上のブーゲンビレアが咲き誇っています。
西表島には様々なクルーズやツアーが用意されているので、自分のやりたいことが叶うクルーズやツアーを選んで参加してみたいものですね。
↑ ブーゲンビレアは本当に沖縄の太陽にピッタリですね!
ササっと書いちゃってもやっぱり世界自然遺産の島々の魅力は語りつくせませんね!
それぞれの場所で一記事必要かもしれません(笑)
コロナが収束すれば、観光客が増えることは間違いないと思いますが、私たち観光客が守らなければならないルールがあると思っています。
- ゴミを持ち込まない
- 動物の生態系を崩さない(大声を出したり、草花を持ち帰ったりしない)
- 地元の住民の迷惑となるようなことをしない
自然遺産に登録されるほどの大自然を守って行くのも私たち日本人なのですから、そこは絶対に守りたいですね(#^^#)
↑ 沖縄のサンゴ礁も私たち日本人が守っていかなければ!!
この4島にはそれぞれの観光地に魅力がいっぱいです。
一度で全部周れるとは思えませんので、何回かに分けて旅をするのが良いと思います。
美しい海と熱帯のマングローブ林、そこに生息する動植物。
東京や大阪のような大都会に無いものがいっぱいある。
コロナが落ち着いたら、宿泊施設も増えてくると思います。
時間の許す限り長めに滞在して、ゆっくりと休日を過ごしたい島々だと思います。