私は若い頃、普通のOLをしていたのですが、どうしても広告の仕事がしたくて転職しました。
そしてOLをしながら通ったのが、グーグルでも良く広告が出てくる「宣伝会議」の「コピーライター養成講座」でした。
結局PRの会社に入り、リリースなどを書いておりましたが、宣伝会議に通ったことがどれほど業務に生きていたのかはわかりません。
(リリースとは、行政機関や企業などから報道機関向けに発表された声明や資料のことです。)
その頃から「書くこと」は好きだったのかもしれないですね(*´▽`*)
↑ ずっと今でも憧れの職業となっていますね!「コピーライター!」
子供を産むまでずっとPRの仕事をしていたので、転職はして良かったと今でも思っています。
難点は「なかなか休みが取れないこと!」でした。
なかなか旅行に行けないのが一番キツかったです(笑)
仕事を一度辞めてからニューヨークへ留学もし、帰ってきてからも元の会社の関連の方のところで出産までPRをやっていました。
当時のコピー業界では、「糸井重里」さんや「林真理子」さんが大人気で、誰もがコピーライターに憧れの気持ちを持っていたと思います。
糸井さんの代表作と言えるコピーは、
これらは大好きでした!
今、これらのコピーを改めてみると、「昭和感」満載ですね!(笑)
1.くう ねる あそぶ
食って寝て遊ぶ!
人間が本能的にやっている「食って寝る」こと。
そこに遊びを加えることでその3つが全て「粋な生き方」に見えてくるから不思議です。
このCMは、 井上陽水さんの声ともピッタリなイメージのCMだったと思います。
この言葉のマジックこそがコピーの面白いところだと思うのです。
食って寝るだけじゃ自堕落なイメージしかありませんが、そこに「あそび」を持ってくることで息吹きを感じる…。
「よし、カッコイイ車で出かけようじゃないか!」という、
イメージも感じられます。
- ある意味「食う」と「寝る」を「あそぶ」ためにやっているような、
- 「食う」と「寝る」は「あそぶ」ためのガソリンなんだというような
つまり「あそぶ」があくまでもメインなんですよ!
しかも「車」であそびに行くという、ちょっと旅行気分を含めた「あそび」なんですね(#^^#)
これは大好きなコピーでした。
2.いまのキミはピカピカに光って
これはシンガーソングライターでいらっしゃいます斉藤哲夫さんが糸井さんの作詞で歌われています。
昭和生まれの方だったら、「宮崎美子」さんが19歳の若々しい笑顔でCMの中で輝いていらっしゃったことも記憶に新しいと思います。
弾けるような笑顔でファインダー越しに木陰で水着に着替えながら「はにかんだ表情」を見せてくれるという設定のあのCMは大ヒットしました。
この「いまのキミはピカピカに光って」という言葉自体はどちらかと言うと「ダサい」印象を持たせてしまいます。
なのに、宮崎美子さんの健康的な美しさと夏の日差しの中ではその14文字の言葉がダサいを通りこして輝いて聴こえるのがお分かりいただけると思います。
- キミは君であってはいけない
- 光ってはひかってであってはいけない
- いまのは今のであってはいけない
そういう細かい言葉の選択がコピーの醍醐味だと思うのです。
話は反れますが、息子が9歳の時、舞台で宮崎さんと共演させていただきました。
夏休みの宿題を見てくださったり、宮崎さんが大好きな石のコレクションを見せて下さったりととても素晴らしい方でした。
息子はもう一度共演の機会がほしいと言っております!
3.おいしい生活
このコピーにはもの凄いインパクトを感じます。
形容詞と名詞は常に一対で存在するものですが、この場合は不釣り合いな形容詞が「生活」という名詞にくっついています。
コマーシャルのウッディアレンさんが若いですね~( *´艸`)
- 「生活」だったら「豊かな」とか「素敵な」とかが付いてくる感じですよね!
- 「おいしい」だったら「果実」とか「食品」とかが付いてきますね!
その味の感想を意味する形容詞を「生活」と繋げることで、全く新しい世界観を感じることが出来ます。
- 生活って味わうことなんだ!
- まずい生活よりおいしい生活をしたい!
おいしい生活にデパートは直結してるんだね…。となる訳です。
ついついコピーについて熱く語ってしまいました…( *´艸`)
子育てと介護で離れていた「文章を書くこと」に再び戻れたことはとっても自分にとって良い刺激になっています。
バブル時代でもあったあの頃にもう一度戻れるなら、しっかりと勉強をし直して、本格的に文章を書く仕事に就きたかったなぁ~(#^^#)
それにしても昭和のCMってなんだかいいですね~!
今は昭和人気と言う事もありますが、昭和の良い所って「ダサ素敵!」って感じじゃないでしょうか?!
もちろん、私は現在、ブロガーという趣味??のおかげで充分言葉遊びを楽しんでおります(笑)