台風の名前リストには14カ国がそれぞれ10個ずつ考案した名前が計140個が載っており、140番まで行ったら次はまた1番から繰り返すのです。
第2次世界大戦後も暫くは、アメリカが単独で台風の名前をつけていて、女性の名前だったと言います。
2000年以降はアジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)と世界気象機関(WMO)で組織された「台風委員会」が発足しました。
↑ やっぱり台風が多いのはアジア圏という印象ですね…
台風が多いアジアの国々に馴染みやすい名前をつけて欲しいということで、アジア各国も10個ずつ名前をつけてそれを使用することになりました。
↑ https://netafull.net/tenki/058471.htmlより引用させていただきました
14カ国とは上記の通りです。
一番最初に名付けた当時のものですので、今は名前が変わっているものもあります。
140個の名前を巡回するというルールを決めたのも台風委員会でした。
各国の名前のつけ方も様々で、日本は空と台風が無縁じゃないことから、「ヤギ」「コト」「コイヌ」「コグマ」などの星座の名前もあります。
その他に面白いところでは「トカゲ」や「ウサギ」というのもあり、ちょっとどこから来たのか知りたくなりますね(>_<)
海外でも韓国がつけたケーミー(アリ)や、中国がつけたウーコン(孫悟空)、タイがつけたクラ―(バラ)など面白い名前も結構あるんです。
「バラ」に関してはマレーシアのマーワー、韓国のチャンミーも同じ「バラ」という意味だったりします。
アリ(蟻)なんて全く台風のイメージはないですね!!
食べ物もあったり、花や人や観光地の名前もあったりと全く統一性がない所も面白いです!
これら、140個の名前を既に3回は繰り返していますので、2000年以降に合計420以上は台風が来たことになります。
現在は4巡目ということになります。
↑ 海や川などの水辺へ行くことはとても危険です!!
1番目の名前はカンボジアがつけた「ダムレイ」(象)という名前の台風となっています。
これらのネーミングの他に、日本ではその年の1月1日から順番に1から番号で呼ぶ言い方もありますね。
台風1号…2号という言い方です。
これは確かに良くニュースなどで聞くので馴染み深いですが、ネーミングで呼ぶと特別な感じがします!
「トカゲ台風が接近」・「プリン台風が上陸」・「冷酷台風が熱帯低気圧に変わりました」なんてニュースだったら相当面白いと思いますが、どんなに名前がおかしくても警戒は怠ってはなりません!!
台風は確かに歓迎出来るものではないので、ネーミングされた動物や花もいい迷惑かもしれません…。
また、名前がボツったものも幾つかあるのですが、ボツになったのは「大きな被害をもたらした台風」だというのだから「クビになった」ようなものですね…。
ボツになった台風とは、
- 台風ハト(香港上陸で死者130人越え)
- 台風カイタック(フィリピン上陸で死者290人越え)
などがそれで、その後それぞれ「ヤマネコ」「インニョン」などに変更しています。
他にも沢山の被害を出した台風が名前を変えているので、最初から使われている名前はどんどん減っていっています。
確かに甚大な被害を出した台風は縁起が悪いと言う考えは、世界的にも同一の見解なんですね!
そろそろ日本では今年の台風のピークは終わると思われますが、ちょっと「次の台風はどんな名前の台風??」なんて気にしてみるのもよいかもしれません。( *´艸`)
被害は最小限にしてほしいので、台風は少ないほど良いのは当然です。
最近は日本でも台風が来ると水害も多いし、台風と聞くだけで本当に憂鬱な気分を運んできていることも確かです。
↑ 世界中で水の被害が最近は凄く増えた気がします…
全ての台風が穏やかな名前であってほしいような気もしてきます。
緊急事態宣言もあけて、まだ暑い日もあるのでキャンプなど水辺でレジャーを楽しむということもあるかもしれませんが、台風情報だけはしっかり把握しておきたいですね!
水かさはあっという間に増してくるし、水流は急に激しくなります。
自然災害には常に警戒心を持っていることも重要なことだと思います。
私もキャンプに行ってみたいなと思っていますが、主人はアウトドア派ではないのでなかなか機会がありません。
台風の心配など全くない秋の日に夜空の星を思いっきり堪能したいです!!(^^)/
コグマ座、コイヌ座…ちょっと台風のことを想いながら見上げてしまいそうです…。