幸福度ランキングについては毎年注目しているのですが、今年も「やっぱりね~」となりました。
毎年この頃に発表されるのですが、今年は日本はどうなっているのでしょう…
その順位ですが、
1位 フィンランド
2位 デンマーク
3位 スイス
4位 アイスランド
5位 オランダ
6位 ノルウェー
7位 スウェーデン
8位 ルクセンブルク
9位 ニュージーランド
10位 オーストリア
となっています。
↑ フィンランドの公園でくつろく人々
ちなみに日本は56位となっています。
住みやすい国だったらもっと上位にくるのだとおもいますが、国民の幸福度となるといつも順位が芳しくない日本です。
韓国はちょっと下の62位なので、なかなかアジアの国々は上位に来ないという感想です。
一番健闘しているのが台湾で、それでも24位です。
コロナ渦で大変だったイギリスは17位で、アメリカは19位になっています。
この順位を決める指標となるのが、
こうやってみると、日本に欠けているのは何なんだろう…という疑問が湧いてきます。
1~3についてはそこそこいい線行っているように思うのですがどうなんでしょうね…。
日本の弱い部分と言われると、4~5の項目なんじゃない?と思ったりします。
私たちは「私の人生は自由だ!」と考える部分もありながら、割と「世間」との比較で生きているのかもしれません。
- ほとんどの人が大学を出てるから…
- 親の介護は子供が頑張らないと
- 堅実な会社に入るのが一番なのか
そんな風に自由でありながら、何かに縛られて生きているような気もしてきます。
また、他者に対しても「自由」の延長線上とは程遠い「規律」という面をかなり大事にしていると思います。
- みんながマスクをしているから
- みんながワクチンを打っているから
- みんなが正社員が一番いいと言うから
そうなると「そうじゃない人」を特別な目で観てしまったりする…。
もちろんいい意味ではなく、反対に「異端児」的な目で観ちゃったりする。
だからこそ、コロナも落ち着いてきたり、自主規制をきちんと出来ていたりするので決して悪いことではないのですが「幸せ」を感じる部分か?というとそうではありませんね。
↑ 日本はアジアの中では56位でもまあまあです…
国を信頼しているか?と問われたら、もっと部分的になって来るかもしれません。
私個人で考えてみても、全面的に信頼しているとは言い難いことも多いように感じます。
選挙には行きますが、自信を持って「この人」という選び方は出来ていません。
パンデミックのようなことが起こると、国への信頼というのは誰もが意識してしまうことになります。
イギリスやアメリカのように凄い数の感染者が出てきていても、国民は国を信頼しているという所も「自由度」を求めている国々の特徴かもしれません。
↑ スイスのアルプスの大自然に抱かれていると幸せも感じられるのかな…
1位を獲得したフィンランドの税率は24%です。
それでも幸福である理由は、
「納めた税金が間違いなく自分たちの生活のために使われている」と認識できているからなんだと思います。
そしても「モノ」に拘らない国民性もまた「幸福度」につながっていると思います。
日本でも最近は「断捨離」や「ミニマム」、「ワークライフバランス」という言葉が聞かれるようになりました。
「モノ」を買って幸福を満たすのではなく、「自由な時間を有意義に使う」ことが幸せへの近道なのかもしれません。
それを許す「将来への不安感」が少ない国々が上位を占めているような気もします。
また、逆に「貧困」「戦争」「内乱」「ジェンダー格差」などを抱える国々が下位を占めているのも理解できます。
やっぱり幸せというのは、「国民の暮らしやすさ」があってこそなんですよね。
国がどう動いてくれるのか…というのは勿論ありますが、一人一人が自分の「自由度」を上げて、「他人に寛容」になることを意識するぐらいなら少しずつ出来そうです。
国は「税金」を本当に「国民のために」使うことをもっともっと意識してほしいところでもありますね!
「一部の人」だけに貢献するのは、本当に良くないなとも思います。
この順位は、今年も自分自身の「幸せ」を考えるきっかけにもなりました。
来年こそ50位以内にランクインできないだろうか?
なんてちょっと甘い夢もみちゃいました(;´Д`)