日本で美容室にいると、あれこれ注文をしてしまうという人も多いのではないでしょうか?
美容室でお隣さんのオーダーが聞こえちゃうことも多いですが、
- カラーは濃い茶色で…
- 自然な感じのパーマを…
- 軽く見えるように髪を梳いて…
- 前髪は眉が隠れるぐらいで…
- 2cm位切って…
などなど、かなり具体的に美容師さんにお願いしていますよね!
私などは、
「いつもの色で白髪染めをして、1cm位切ってください。」
「前髪もいつもぐらいに切ってください。」
こんな感じのオーダーをしていると思います。
↑ 私は白髪染めがなければ2~3ヶ月は行かないかも…(-_-;)
ですが、アメリカなどでそんな風にオーダーすると、
「かなり拘りが強いお客さん」と思われるかもしれません。
どちらかというと、お客さんは美容師をプロとして信頼しているので「完全にお任せ!」という人も多いのです。
日本の美容師さんがニューヨークなどに行くと、最初は「どうして欲しいですか?」という感じに聞いてしまいそうですね!
お客さん側から「プロとして私はどんなのが似合うと思う?」と聞かれたりするそうです。
ある意味責任重大ですが、終了後にとても気に入ってくれると本当に嬉しいですよね!
ヘアサロンのサービスも海外では大きく違います。
日本のサービスというと
- おしゃべりしながら切ってくれる(苦手な人もいるよね!(^^;))
- ドリンクのサービスがある(コロナで中止になったりしてるよね!)
- 飴などをくれたりする
- 頭皮のマッサージなどをしてくれる
- 洗う時はガーゼなどを乗せてくれる
- 雑誌を読めるようになっている(今はタブレット型だったりする)
- トイレに行くかどうか聞いてくれる
きめ細かなサービスが当たり前のようになっています。
こういうサービスは海外ではほとんどありません。
美容師さんは黙って、自分の技術に集中して仕事をしています。
人にもよると思いますがあまりおしゃべりをしている人は知り合いの場合以外は見かけません。
飲み物やマッサージなどのサービスもほとんどのお店にはありません。
覚えておかれると良いと思うのは、パーマが日本とはちょっと違うということです。
パーマと言うと日本ではふんわりさせたり、クルクルさせたりのイメージかと思いますが、アメリカでは「ストレートパーマ」を指すことが多いのです。
基本はストレートで、アイロンなどで巻いて好みの髪形を表現していきます。
アイロンの温度は高めで、すすぎのお湯の温度は逆に低めです。
↑ 髪形を伝えるは難しいけど、全部お任せもなんか怖いよね…
昔は洗髪台で前向きに髪の毛を洗われてビックリしたこともありました。
今はほとんどが日本と同じような上向きスタイルなのでそこは大丈夫でしょう。
アイロンは日本人の髪質と違うこともあって、温度が高くないとクセが定着しないのです。
どうもキューティクルのヒダの数が違うことに原因があるようです。
ゆえに、人種によって使い分けをしてくれるサロンもあるようです。
海外の温泉を味わうとわかるのですが、外国人の方が熱いお湯が苦手だったりします。
なのでシャワーの温度は日本が40度近いのに比べて36度ぐらいと低めです。
また、染める際の薬剤も日本より強烈なので、染める時は「日本人経営のお店」を選んだ方が安心かもしれません。
髪が傷んでしまったということになるかもしれないからです。
そして日本と一番違うのは「チップ」が必要だということです。
これは直接手渡しすることが多いようですが、「関わってくれた人数分」が必要なので、シャンプーの人が違う場合などは顔を覚えておきましょう。
↑ チップの制度は無くなることはないのでしょうか…結構苦手(笑)
どんな場合でも、最低限は自分の要望を伝えることは大事だと思います。
特に出来上がってからガッカリすることがないように、最低限「これは嫌だ!」という部分はしっかりジェスチャーを交えてでも伝えたいなって思います!(#^^#)
雑誌の切り抜きを持って行くというのも一番確かな方法だと思います。
それでも「こっちの方が似合うよ!」なんてアドバイスされちゃうことも多そうです…
私がこの先、アメリカに住むということはないと思いますが、旅行で美容室を体験してみたい方は是非!(^_-)-☆