アメリカでつい先日も痛ましい銃乱射事件が起こりました。
テキサス州南部ユヴァルディの小学校で5月24日昼頃に銃撃事件があり、7歳から10歳の生徒19人と教師2人が死亡したという事件です。
現地在住の18歳の高校生男子による銃の乱射事件でした。
↑ https://mainichi.jp/articles/20220525/k00/00m/030/190000cより引用させていただきました
この事件についてバイデン大統領は、「いい加減、行動するべき時だ。できることはもっとある。もっと対策をとらなくてはならない」と強調したと言います。
何度もチャンスはあったはずなのに、アメリカでは銃を買うことにも持ち歩くことにも規制が全くない州も実在します。
コロナになって、なんでこんなにも「銃」が売れたのか…。
2020年には2019年に比べて85%も売り上げを伸ばしています。
↑ https://globe.asahi.com/article/13318129より引用させていただきました
パンデミックになると、アメリカでは強盗などが多発し、自分の身を守るために「銃」の購入を考える人が増加したということです。
マスクより、消毒液より、検査キットより売れているのが「銃」というのは普通じゃない感じがします。
パンデミック=治安の悪化
ということなんです。
コロナが中国から広まったとされて差別を受け、今まで持っていなかったアジア系の人々も銃を購入しました。
当時トランプ大統領はコロナのことを「チャイニーズ・ウィルス」と呼び、ヘイトクライムの増加に繋がったという側面も否定できません。
トランプ政権下で、パンデミック時でも欠かせないビジネスのリストというものの中では、医療機関、警察、食料品店、薬局などと並んで「銃器、銃弾」と記載されていたと言います。
↑ 色々な種類の銃がありますが9㎜のシングルスタックという種類が売れています
また、合衆国憲法には修正第2条に、
「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有し、また携帯する権利は、これを侵してはならない」
とあります。
子供時代に「銃を手にする」子供も沢山います。
お手伝いしたことへのお駄賃だったり、誕生日やクリスマスのプレゼントに銃を渡す親もいるくらいです。
調査によれば、アメリカで所有されている銃の数は3億9300万丁。
米国の人口は約3億2800万人だから、人より銃の方が多いことになるのです。
そんな中で起こった小学校での銃乱射事件…私は起こるべくして起こってしまった事件のようにも思います。
銃を買うのは車を買うより簡単だと言います。
- 免許証を持参
- 欲しい銃を選ぶ
- 身元チェックの用紙に記入
- 従業員がオンラインシステムに情報を入力
- 銃を持ち帰れる
という流れで20分もあれば購入可能です。
↑ https://globe.asahi.com/article/13318129より引用させていただきました
アメリカでは自殺も含めると年間で約4万人の人が銃で命を落としているのです。
私は自分がニューヨークに今現在住んでいたと仮定して…
- 銃を買うだろうか…(;´Д`)
- 家に銃を持っているということは、誰かを殺してしまう可能性を持ってしまうことになりはしないだろうか…。
- 家に侵入してきた人は銃殺してもいいのだろうか…
以前記事にした「SKIN」のショートバージョンという映画を思い出します。
たとえ家に銃を置いておいたとしても、悲劇が起こってしまうことはあるのです。
↑ https://www.bbc.com/japanese/61574506より引用させていただきました
人間の数より多い銃の数。
これはこういう事件が定期的に起こっても全く不思議じゃない状況を生み出す要因ではないかと思います。
他国の事情に踏み込むつもりはありませんが、「銃規制」は今本当に考えないと手遅れになってしまいそうで恐ろしいです。
- 銃を規制し、小学校から「護身術」を学ぶ
- 学校などの出入口の防犯強化
- 銃所持に対する罰金の強化
など、何か出来ることから対応策を考え、バイデン大統領には規制に向けた政策をスタートさせてほしいです。
旅行者も例外じゃありません。
大好きなアメリカへ旅する時の不安を、少しでも取り除いてほしいです。
2012年にコネティカット州で子供20人と大人6人が殺害されたサンディ・フック小学校の乱射事件について、オバマ大統領も泣いていましたね…。
↑ https://www.bbc.com/japanese/35239828より引用させていただきました
バイデン大統領も今回の事件は、相当心に響いていますよね?
↑ https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2516W0V20C22A5000000/より引用させていただきました
行動を起こさなければ、また同じように子供たちが犠牲になる事件は必ず起こってきます!!
我が子だったら…孫だったらと思うと、時間的猶予は皆無なんだ!と思えてくるのです。