Web Analytics

なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

 本サイトはプロモーションが含まれています

「富岡製糸場」では女工さんの姿を思い描き、町の肉屋に感動!

富岡製糸場」は明治5年(1872年)に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場で、現在では世界遺産に登録されています。

 

f:id:narutabi:20220919103424j:image
↑ このブルーが目に鮮やか!!

当時の状態とほぼ変わらずにその時のままの姿を良好に保存しているって素晴らしいことだと思います。

ずっと行きたいと思っていましたが、ここに来て実現できました(#^^#)

 

f:id:narutabi:20220919103438j:image

f:id:narutabi:20220919103401j:image

↑ 西と東の繭所が綺麗に並んでいて素晴らしい光景です

当時フランスからやってきて、この製糸場を建設したのはポール・ブリュナという方でした。

 

f:id:narutabi:20220919103412j:image

↑ 休憩所の椅子もなんだか雰囲気がありますね…

 

この頃の日本は明治維新を迎えて、鎖国政策から脱して諸外国との貿易を始めます

その当時最大の輸出品は生糸だったのですが、「質の悪い生糸」が大量に生産されて輸出されていた現状から「外貨獲得」のためしっかりした技術を取り入れようと考えたのだそうです。

 

f:id:narutabi:20220919103355j:image

↑ このレンガこそフランスからきた技術です!

 

そこで政府が乗り出したのが洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場をつくることでした。

 

フランスからいきなり日本の群馬にやってきた技術士ブリュナ氏は家族と一緒に敷地内に住まわれたようで、その建物も現在残っています。(中には入れません)

 

f:id:narutabi:20220919103435j:image

↑ ブリュナ氏家族が住んでいた敷地内の家です!

 

富岡付近が選ばれた理由は、

 

  • 養蚕が盛んだったこと
  • 広い土地が確保できたこと
  • 用水によって安易に水が確保できたこと
  • 石炭が高崎で手に入ったこと
  • 外国人が入ってくることに対し地元の了承が得られたこと

 

など色々な条件がマッチしたのがこの富岡だったということのようです。

 

f:id:narutabi:20220919103430j:image

↑ 2階は繭の貯蔵庫としても使われたそうです

 

官から民へとこの工場の所有権が移ったのは1939年で片倉工業がその歴史を閉じる1987年までこの工場を営んでいました。

 

f:id:narutabi:20220919103417j:image

↑ 役員が暮らしていた社宅も敷地内に数軒あります

f:id:narutabi:20220919103404j:image

↑ いきなり「竹林」が出現する敷地内…

 

その歴史が閉じても、片倉工業はこの工場をそのまま守り続け、18年の歳月が経ってから世界遺産」に登録されました。

 

f:id:narutabi:20220919103445j:image

↑ 診療所も敷地内にあります

 

その工程を間近に見ることが出来て、実際の作業も説明しながら見せて下さるコーナーも操糸場にありました。

 

f:id:narutabi:20220919103441j:image

↑ この中で実演をしてくれています

後ろの糸巻2つには各5個の繭から糸を作り出していて、その繭を繋ぎ合わせるのも女工さんのお仕事です。

 

https://takaraginu.com/wp-content/uploads/2022/01/%E4%B8%8A%E5%B7%9E%E5%AF%8C%E5%B2%A1%E8%A3%BD%E7%B3%B8%E5%A0%B4%E4%B9%8B%E5%9B%B3_PNG-1536x761.jpg

↑ https://takaraginu.com/column2021-v08/より引用させていただきました

公営だったころの工場の様子です

 

常に5個の繭が左右に一対あって(つまり10個の繭)、その繭が絶えずうまく糸を出せるように繭が薄くなってくると繋ぎ合わせていきます。

 

f:id:narutabi:20220919103358j:image

↑ 柱の無い構造が必要でした‥凄い技術ですね…

 

集中力と根気が必要なお仕事ですよね…!出来る自信がありません(;´Д`)

 

当時は一列に女工さんが並んで、繭から糸を紡いでいく作業を8時間労働の交代制で行っていました。

フランス式の勤務体系を取り入れたのも、この工場が初でした。

 

女工さんの寮も敷地内に2棟あって、当時の生活を感じることが出来ます。

 

f:id:narutabi:20220919103415j:image

↑ こちらの2棟が女工さんの寮となっています。

 

当時のままのレンガ造りの建物を見ていると、その頃の女工さんについて思いを巡らせてしまいますね…。

 

  • 和装から洋装になったのは何時の頃だったのか…。
  • 時代と共にどのような髪形になっていったのか…。
  • 趣味はどんなものだったのだろう…。
  • 親御さんに会うことは年に数回あったのだろうか…。
  • 工場の中に出会いはなさそうですが、結婚とかはどうしていたのだろう…。

 

建物の美しさと相まって本当に「ロマン(浪漫)」を感じてしまいます(^^)/

 

f:id:narutabi:20220919103427j:image

↑ 窓を開けてくれるのは「女工さん」?と思ってしまいます

 

片倉工業の工場に勤めていらした女工さんのお話がYoutubeにあったので貼らせていただきました。

こちらの入場料は大人で1,000円です。

 

見学時間午前9時〜午後5時まで(受付時間は午後4時半まで)です。

駐車場は近くのコインパーキングを利用するしかないようでした。

ガイドツアーも別料金(200円)でやっていましたが、自分のペースで周りたかったので自分達で周りました。

 

f:id:narutabi:20220919103421j:image

↑ シルクのお土産を購入できる売店がありました。

その入口にあったシルクのタペストリーです…

ライトアップも時々やられているようなので、マメにHPをチェックして夜も行きたいなって思いました!

 

https://www.ieij.or.jp/atarashii-shomei/2020/images/p18_1.jpg

↑ https://www.ieij.or.jp/atarashii-shomei/2020/pg_18.htmlより引用させていただきました

 

製糸場を出た後は、近隣を歩いて散歩がてら駐車場まで行きました。

 

町並みは凄く新鮮で、色々な気づきがありました(^^)/

 

f:id:narutabi:20220919103449j:image

↑ あちこちにカフェがあってとってもオシャレな通りでした

 

一歩裏に行くとめちゃスナックが多い!!(笑)

スナックだけのビルなんかもあります…。

 

一番の収穫はお肉専門店のコロッケでした!!

 

地元の中学生が立ち寄るようなお店は間違いありません!

「ビビッ」と来たんです!!

絶対美味い!!!(#^^#)

お店の名前は「岡重」さん。

 

f:id:narutabi:20220919103353j:image

↑ 道の反対側のベンチから撮っています

 

友人も「これ絶対美味いよ!」となって1つのコロッケを2人で食べて、友人はお土産に買っていきました。

女工さんも食べたコロッケ…」とありましたが、かなりの歴史あるお肉屋さんなのでしょうね(^^)/

オーダーしてから揚げてくださいます!

 

f:id:narutabi:20220919103522j:image

↑ 2人で半分ずつ食べた「まゆのコロッケ」です

 

中身は普通のコロッケと一緒だそうです。

このコロッケのお値段はなんと1個70円です!!

 

f:id:narutabi:20220919103525j:image

↑ コロッケは70円…素晴らしい!!

 

このコロッケの美味しさばちょっとした驚きでした(;´Д`)

 

店頭にベンチがあって、数人なら座って食べれる感じのお店です。

こんなに美味しいコロッケはここ10年は食べていませんね…うん…素晴らしい!!

友人は3人家族なので2個ずつで6個買っても「420円」ですよ…信じられない…

 

「うちのは素材が命なので、クーラーボックスで持ち帰ってね!」と言われました。

富岡製糸場に行ったら、近隣散歩をして是非このお店を探してみてください!

一応情報を載せておきます。

 

肉の専門店「岡重」について

 

住所:富岡市富岡1051-3

電話:0274-62-0278

アクセス:上信電鉄 上州富岡駅より徒歩5分

営業時間:平日及び土日 10:00~19:00

定休日:水曜日

席数:店前のベンチ(6人)

カード:不可

電子マネー:不可

※ 駐車スペースはありませんが、近くにコインパーキングがあります。

 

明日は友人が行きたいと話していたフライングガーデン」というハンバーグのお店と寄り道した無料のお花畑のことについて書いてみたいと思います(^^)/