コロナの影響で「引きこもっていた高齢者」の数を考えると日本人はかなり多いのではないでしょうか…。
ただ「出かけない」ということの中には様々なデメリットがあると思います。
- 歩かなくなった
- 人と会話をしなくなった
- 日光を浴びる機会が減った
- 好奇心を満たされることがなくなった
など、それまでの生活とはかなり違った一日を過ごしていて、その蓄積が3年も続いてしまったのですね…。
ショートステイやデイサービスまでもが縮小されて、ますます人と話す機会は減ってしまっています。
SNSで色々なことを知れる若い世代とは違い、自由にSNSを観ることが出来ない高齢者の方が多いと思います。
知らいない=不安
↑ 3年という月日は高齢者にも大きな時間の経過だったのです…
この現象が3年以上も続いてきてしまったのです。
これらの「なくなった」は全て認知症のリスク要因だということです。
結果、
などという、ちょっと悲しい現状が生じています。
↑ ちょっと周りの手助けが必要なのかもしれません…
「巣ごもり」の思考をなかなか切り替えられない高齢者も多く存在します。
今でも、
- 絶対に人がいるところではマスクを外せない
- 病院と買い物はしかたないけど、それ以外は出かけない
- 趣味の仲間も出なくなったので連絡も取り合っていない
そんな高齢者もまだまだ沢山いらっしゃるのが現状だと思います。
ここで、ちょっと自分のコロナ渦での行動について思い出してみたいと思います。
正直、方法を変えただけで普通に出歩いていました。
- 遠出は避けていたけど、散歩や外でのご飯は多めだった
- 海や山など人が比較的少ない場所へ車で出かけていた
- 自転車や徒歩で行ける場所はちょっとした散歩と称して出かけていた
これは考え方を転換して、自分なりの「旅」を楽しんでいたとも言えると思います。
↑ 外で食べるご飯は思った以上に美味しかった‥(#^^#)
旅は「飛行機を使った海外旅行」や「自家用車で遠くの温泉へ行く」というような従来の形に拘らなくても行けちゃうということを無意識にやっていたのだと思います。
この頃は「行動制限」も厳しく、「出かける人=悪」という構図を感じてしまっていたことも否定できません!
そこで、
- 2人の友人とはキャンプをはじめる
- 数人の友人とは映画や小旅行を企画
などなどコロナが無ければちょっと違っていただろうと思うような「出かけ方」をしてきました。
そのようにして、自分にあまり制限をかけてこなかったけど、幸いコロナにはなりませんでした。(今後はまだまだ油断はできませんが(^^;))
同じ家で家族が感染したのにも関わらず、感染しなかったのは自分でもビックリでした…。
自然と普段とあまり変わらない「外出」をすることでメンタルを保っていたので「免疫力の低下」を防げていたのかもしれませんね!
コロナ渦もそろそろ国の方針の転換で、「マスクも不要」というところまで来ていますが、3年も「籠った生活」を続けてきた高齢者がいきなり外に出てくるとも考えられません。
「老人性の鬱病」も多く報告されているので、「刺激のない生活」がどれほど人間の脳に影響を及ぼしてしまっているのかがわかりますね…。
「ずっとこれまで(コロナ前)もインドアを楽しんできている」という方は大丈夫だと思いますが、「コロナのせいで外に出れなくなった」と感じている方は少しずつでも元の生活に戻して行った方が良いと思っています。
ここまで出かけてきた私でも感じています。
- 大人数で飲みに行くのはちょっと面倒
- 満員のライブや人混みはやっぱりちょっと怖い
- 大声を出すようなイベントはちょっと避けたい
だけど、やっぱり
- いっぱい歩くこと(年齢により適正な歩数は守りましょう)
- 人(友人や親戚)と会うこと
- 沢山話すこと
- 色々な景色を観ること
などは脳への刺激としても、とても大事なことなんですよね!
↑ 太陽を浴びて身体を動かすことがこんなに大事とは…
コロナというだけで、「不安」「怖い」という印象を持ち続けてきた高齢者が、一歩踏み出すのは大変なことだと思います。
周りに高齢者がいる方は、少し「連れ出す」ことも意識した日常を戻していただけたらいいのでは?と思います。
娘とこの話をしていたら言われてしまいました…。
「連れ出すも何も…私より出てるじゃん!!絶対鬱はないな!」
はい…そうでした(ノ´∀`*)