「鳴沢氷穴」と「富岳風穴」は本栖湖と西湖の近くにあって、両方の距離は車で5分といったところでしょうか…。
青木ヶ原の樹海の入口にあたる場所にあります。
今から1150年以上前の貞観6年(864)富士山の側火山長尾山の噴火の際、古い寄生火山の間を灼熱に焼けた溶岩流が流れて落ちた場所と言われています。
天然の冷蔵庫とも言われていて、冷蔵庫のない時代には本当にここで色々なものを冷やし、氷を利用していたのだそうです。
↑ 氷穴に到着です! いずれも駐車場の目の前に受付があります
どちらに先に行ったとしても両方のセット券が購入できて、2つで600円となっています。
↑ こちらでセット券を購入しました
↑ それほど広くは無さそうです…
↑ 氷穴の方は受付のすぐ近くに入口があります
お値段的にはそれほど高くはないので是非両方とも訪れてみて欲しいと思います。
ただ、かなり足元が悪いし、階段の上がり降りが多いので出来るだけ健脚のうちに行ってください。
↑ 下るということは…いずれは上るということでもあり…
私たちは「鳴沢氷穴」を先に行きましたが、注意書きにちょっとビビりました(笑)
- 温度は「0度」と寒い
- ハイヒールは禁止
- 心臓の悪い人はダメ
- 足腰が弱い人はダメ
ヒャー!なんとなく覚悟を決める感じで進むしかありません。
入口はどんどん下がっていくのですが、真ん中に手摺のようなもので仕切られているので帰りはこの反対側を上がるんだ…と分かってしまいます。
出入口が一緒ということです。
いきなり氷の柱が出てくるところが、本当に他の鍾乳洞のような場所にはない景色なのでとても不思議な感覚になりました。
↑ ずっと0度ぐらいを保つって凄い穴なんですよね…
頭に気を付ける場所が多くて、背の高いA君が一番苦労していたと思います。
かがむという姿勢がどこよりも多くて、かなり深くお辞儀するほどかがまないといけない場所もありました。
↑ どこまで続いているのかわからない穴…落ちたら生きては出られない??
江ノ島まで続いているって本当だろうか…(^^;)
↑ 青木ヶ原樹海の神様が祀られていました
あちこちに「頭上注意」の看板がありました。
観光で周る鍾乳洞ほどは長くないので、あっという間にゴールの階段を上る感じになります。
次に向かった「富岳風穴」の方が若干横長で歩きやすかったかもしれません。
↑ なかなか充実の売店がありました!
↑ 穴の入口はこんな風に少し離れています
脇を見ると「ガス抜きの穴」のようなものがありました
↑ 入口はやっぱり下り坂です…
↑ 一段一段がかなり急なのでカニ歩きがベストです(;´Д`)
「富岳風穴」は音は反響しないのに、こんなに横に長い風穴が存在していることがとても不思議でなりません。
↑ ここの壁がなんだかちょっと変わっていました…
↑ 色合い的にも決して華やかさは皆無です
↑ 突き当りに「天然冷蔵庫」がありました!
音が反響しない秘密は壁が音を吸収する「玄武岩質」という岩の性質からだそうです。
↑ この壁のキラキラと輝く表面がもの凄く不思議でした!
↑ こちらにも「氷柱」はしっかりありました!
こちらでも氷柱が観られるので、どちらか片方へ…という方はこちら一カ所だけというのも良いかと思います。
↑ 今でも使われているのでしょうか…
同じように頭上注意ですが、こちらの方が身体をぐっと身体を曲げてという場面は少なかったです。
どちらにも駐車場からすぐのところに売店がありますが、風穴の方ではアイスも売っていて「コーンアイス」というのがとっても珍しかったです。
↑ 見た目はいたって普通のアイスです!
ポタージュをアイスにしたような感じで、そのままでも美味しいですが、塩を振って食べてみてくださいと書いてあります。
塩を振るとその味の変化がとっても面白かったです(#^^#)
完全にコーンポタージュに変化しちゃいます!(笑)
是非試してみてくださいm(__)m
売店内も充実していたので、私はここで「信玄餅」などを家族に、「信玄餅味のカントリーマーム」を会社に買って帰りました。
↑ 出入口に小さな富士山が(#^^#)
富岳風穴の方は、入口まで少し歩くのですが、ここは「樹海散策コース」の入口にもなっています。
お天気も悪かったし、時間的にも夕方近くだったので樹海を歩く気分にはなれませんでしたが、森の様子がよくわかる道を横目に通ります。
写真でもお分かりになると思いますが、なんだか本当に「不気味な雰囲気」がする森ですね!
木々の根が飛び出しており、所々で倒木も見られてなんとも入りたくないような雰囲気の樹海の森です。
↑ なんとなく来るものを拒むものを感じます…
「青木ヶ原の樹海」と言えば、どうしても「自殺の名所」のようなイメージが拭えません。
3人で話していたのですが、「どんなに苦しくてもここで死んだりする選択肢は無いな!」という結論になりました。
↑ 絶対に入りたくはない森です
それほど不気味な雰囲気が漂っていて、明るい夏の午前中であってもここを歩く気にはなれそうにありませんでした(◎_◎;)
月曜日にはご飯とお風呂について書きたいと思います!
また、凄い雲を観たのでそのお写真も添えて、今回最後のキャンプの記事になる予定です。