ずっと観たいと思っていた映画「FALL」をNetflixで観ました。
読者様の中でも複数名の方がこの映画をご覧になっているようです。
最初の山の急斜面のシーンは「夫」が亡くなった経緯をみせているだけで、本当の高所での戦いはその後の親友との冒険にありました。
主人公ベッキー(グレイス・フルトン)は父親の彼女を思ってこその言葉も最愛の夫を失ってしまった心には全く響かず引きこもった生活を送っていた。
そこに親友のハンター(ヴァージニア・ガードナー)がやってきて、「冒険をしよう…」と彼女を誘う…。
落ち込んだベッキーをその暗闇の淵から救えるのは、「次の冒険を成功させることだ」と彼女はかなり強引にベッキーを誘う。
冒険というのはアメリカで3番目に高い塔と言われている古いテレビ塔に登ること…(;´Д`)
問題はこの「古い」ということだった!!
錆びてしまったハシゴなどは折れることもあるし、無事になんとか登れたものの、ナットが外れハシゴは落ちてしまった…。
どうするんだ??
↑ Fan's Voiceより引用させていただきました
普段鍛えておくことももの凄く大事…(;´Д`)
そこからの展開が今風であるが、それが上手く機能しない苛立ちが何とも言えない。
- ケータイはあるものの電波は来ていない
- 水が入ったリュックは途中のアンテナに引っかかっている
- ドローンはあるものの、街まで飛ばすには充電が足りない
- 救助なんて望んでも誰もがこのテレビ塔の存在すら忘れている
そんな状況の中、彼女たちの頭上ではハゲワシが死ぬのを待って旋回している。
塔のてっぺんのスペースは広くはないので寝たらどうなるかわかったものではない…。
登る途中で足を怪我したベッキーを残し、ハンターは水の入ったリュックを取りに戻るが…
↑ Fan's Voiceより引用させていただきました
景色の素晴らしさも見えてこなくなります…
その先がストーリーの中で最も重要な部分になるのでここでは書きません!
地上600メートルの世界で、希望を持ち続けなくてはならない2人の女性。
- ハンターとの会話の中で知ってしまう残酷な事実。
- 謝りたいけど二度と会えなくなってしまうかもしれない父への想い
どうなってしまうのか一瞬でも目を離せなくなってしまうので、トイレは済ませてから観た方が良さそうです。(笑)
↑ https://dramanavi.net/articles/253676より引用させていただきました
友情って…信じて大丈夫? そんなことも頭を過る…
私は全く高所恐怖症ではありませんが、これはキツイです!
- 助かるためにはどうすればいいのか…。
- 命を繋ぐにはどんな手段に出るのが正しいのか…。
- こんなサバイバルになることを予想して生きている人はいないはず…。
日常的に私たちは、とても便利な生活をしていることに改めて気づかされます。
充電すればケータイは本当に便利な道具ですし、ドローンも充電MAXであればとても面白いし有益な撮影手段にもなります。
日本では水も水道を捻れば、いつでもいくらでも飲むことが出来ます。
食料だって、どこの家にも常備しているカップラーメンや缶詰、冷凍食品などもありますね!
それらが何も使えない、口に出来ない現実を味わう機会など日常ではありません。
キャンプで不便を楽しむといっても、水場はありますし、スーパーも車で30分以内には大抵あります。
乾電池や充電器などを利用すれば、灯りも充分取れるし、テントで眠るときの安全も確保できます。
最後の方で天候が怪しくなってくる場面がありますが、そこでパニックを起こさなかったベッキーは凄いです。
こんな究極の環境に身を置くことは、「冒険家」とかでなければ無いと思いますが、生きるための様々なアイデアについては学ぶところも多かったです。
果たしてその場で自分がそれを出来るか??となると微妙ではあります。
最低限のことですが、自分が今いる場所でケータイがどの程度通じるのかはどこの国のどんな場所であってもマメに気にした方がいいのかも…と思いました。
一度キャンプの帰りにケータイが全く通じない場所でご飯を食べたことがあります。
↓ その時の記事はこちら
今思えばそこで何かあったらどうなるのか…クマが出る場所でもあるのでフラフラ歩いて出かけるのも怖い…。
そんなある日のことを思い出しました!(;´Д`)
↑ https://moviewalker.jp/mv79488/gallery/3/より引用させていただきました
何度も思いました。
このシーンに戻って「行かない」って決めて!!!って
ハンターはベッキーが冒険を躊躇している時から、当日までずっと言い続けました。
「大丈夫!私がずっと傍にいるよ」
そしてハンターはそれを最後まで守り抜いたのです。
この塔のモデルは、カルフォルニアのサクラメント・ジョイント・ベンチャー・タワーで実在しています。
実際の高さは634メートルでスカイツリーの高さに近いです!
↑ 高い所は「FALL(落ちる)」という恐怖をどうしても感じてしまいます…
撮影は高さ30メートルの塔を作っての撮影だったようですが、ハーネスを付けての撮影はかなり苛酷だったと推測できますね!
衝撃のシーンも幾つかありますが、「生きる」ということのエネルギーの凄さ、「命」というものを大切にしなくてはいけない!という教え…。
私はしっかりと受け止めました。
そんなエールを貰える映画でもありました(#^^#)
Netflixで観られる環境にある方は是非ご覧になって欲しいと思いました。