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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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コロナ後に変わった世界の街。私たちは何を選んで旅をするのか…

コロナ後に世界中の色々な国々の様子が大分変わってきていることが最近話題になっています。

 

日本だってコロナで経済が止まるのでは?と思われた時もありましたが、なんとかインバウンドの影響などもあるかもしれませんが街が変わってしまうほどの影響は受けていないように感じます。

 

ここでは世界の三つの都市の悲しい変貌について書いてみたいと思います。

 

  1. アムステルダム
  2. 上海
  3. サンフランシスコ

1.アムステルダム

 

オランダは日本と同じように「オーバーツーリズム」に悩んでいます。

ただ、日本と違うのは大麻と売春宿が合法化しているために、イギリス人などが結婚前の独身男性最後の夜にハメを外して騒ぐ街として利用されているのも大きな問題でした。

夜通し酒を飲み、大麻もあるので大騒ぎは当たり前となっていて、地元住民の生活にも支障をきたしてしまっているそうです。

アムステルダム市当局は2023年3月には、迷惑観光客を歓迎しない「Stay Away(こっちに来ないでの意味)」キャンペーンを展開し始めました。

 

https://i.gzn.jp/img/2023/03/30/amsterdam-british-tourists-stay-away/00_m.jpg

↑ アムステルダムがイギリス人旅行者に「来るな」と呼びかける広告キャンペーンを展開 - GIGAZINEより引用させていただきました

 

最初は18歳から35歳までの英国人男性客に限られていましたが、方向転換をし、2025年末までの期間限定で新たな戦略を展開することになりました。

新たな観光戦略は「Renew Your View(新たな視野で)」と名づけられ、ゲストハウスの数を制限し、アムステルダム市街地での新たな土産物屋の開店を許可しないゾーニングプランを可決しました。

観光税も引き上げ、平均的な27,000円ぐらいだったホテルに宿泊すると、税金はこれまでは15.25ユーロ(約2,420円)のところ、21.80ユーロ(約3,450円)を支払うことになります。

 

一部のハメを外しすぎる外国人のせいで、普通のツーリストも巻き込まれてしまったパターンですね!

↑ この運河と船、カラフルな家々が私は大好きです!

 

だけど日本も他人事ではありません!なんとかしないと富士山とかもとてもまずい状況だと思うので、登山客から清掃税を取らないとやってられなくなりそうですね…。

 

↓ その思いを書いた記事はこちら

www.narutabi.com

 

2.上海

 

去年の1月に「ゼロコロナ政策」が終わったというので、何もかもが元に戻るのは厳しいだろうと思っていたけど本当にかなりの変化があったようです。

「上海伊勢丹」も閉店し、EV車が金銭的にも優遇されているのでぐっと増えているようです。

空港は空いていて、デパートなどにもお客さんより店員さんの方が多く、レストランでも閑古鳥が鳴いている状況。

 

シャッターが閉じられたお店も多く、地元のお客さんも安いお店に通っている現状。

 

外国の会社や店舗も撤退が相次ぎ、街から外国人が減ってしまったと感じられるのだそうです。

地元の人も「不景気」と感じている割合が高く、皆が揃って「出かけなくなった」と言っているのです。

食事も宅配が多く、ショッピングもネット通販に頼り、活気のない街に出る人も減ってしまった。

日本へ出たい住民も増え、

 

  • 日本の不動産を買いたい
  • 日本で就職したい
  • 日本に住みたい

 

という声も増えているようです。

(ここは日本もちゃんとした強い姿勢で向き合わないといけないと思っています!)

ゼロコロナ政策の理不尽さから、脱出したい気持ちになった国民も多いのだと思います。

 

↑ このタワーも行きました! 綺麗ですね…

 

だけど、今が踏ん張りどころでは?

どうか海外に出るという発想ではなく、自国でまたあの強い中国を立て直していただきたいと思います。

巻き込んでいただきたくない!と私は思うのです。

 

3.サンフランシスコ

 

サンフランシスコもコロナ後に多方面で色々なお店が閉店したり、住民が流出したりして戻ってきていない街になってしまっています。

リモートを推奨していたコロナ渦で、どうしてもサンフランシスコから離れて仕事をする人が増えてしまい、その層が戻ってきていないのが大きな問題かもしれません。

 

ゴーストタウン化するとどうしても目立ってくるのが犯罪です。

 

また、サンフランシスコの法律にもちょっとした問題があります。

窃盗などは軽犯罪と扱うという甘い法律が余計に犯罪率アップを許してしまったのです。

覆面を被った窃盗団が堂々と商品を持ち帰り、一つのお店で合計10万ドル(日本円で1,500万円)もの被害も出ているのです。

大型のデパートだったノードストロームも閉店、フィッシャーマンズワーフも空いていて活気がありません。

街にはアルコール中毒者が溢れホームレスも増えています。

駐車している車は窓ガラスを割られ、通勤するだけでも身の危険を感じてしまうほどになっています。

 

https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/wp-content/uploads/2023/09/feed12daddc7f86f78a9e1a48f33c62a.jpg

↑ サンフランシスコが陥った負の“スパイラル” | NHKより引用させていただきました

あの美しいサンフランシスコの坂とケーブルカーと家々と海。

↑ 大好きな景色です!

 

なんとも言えない気持ちになってしまいます。

 

私はこの3つの都市には全て行ったことがあります。

 

私が行った時期はマチマチですが、どこもとても良い時期に行ったのだな…とつくづく感じてしまいます。

パンデミックは街の衰退の引き金になってしまった部分がかなりあると思います。

私達が行くところを選ぶとき、やっぱり何より「少しでも安全で快適に旅できるところ」を優先した方がいいと思います。

それには、常に世界の現状に目を向けていることも大事です!

これらの都市がまた、あの頃のような魅力ある街に戻ってくれることを祈っておりますm(__)m



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