「人類が初めて月を歩いたあの映像」って本当に真実だったのか?
その件については当時も、後々でも、色々と取り上げられて本物の映像なのか…と言われていたのを覚えていらっしゃるでしょうか…。
1969年に、当時のアメリカのケネディ大統領は「月面着陸を成功させるアポロ計画」を宣言しました。
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宇宙開発で当時のソ連と戦っていたと言っても良いあの時代…。
当時のNASAの発射責任者のコール(チャニング・テイタム)は真面目でまっすぐな男で、正反対の性格でもあるアポロ計画PRを任されていたケリー(スカーレット・ヨハンソン)に心を寄せていくのだが…。
まぁ、正反対の人に惹かれて行くというのは人間なら誰しも経験したことがあると思います。
だけど何かあった場合には、「ここまでが許容範囲」という部分があることに気づくのです。
↑ フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン : フォトギャラリー 画像 - 映画.comより引用させていただきました
全く違う視点でロケット打ち上げ場を観ていたであろう2人
ケリーは政府関係者のモー(ウディ・ハレルソン)から、重要な極秘任務を打診されていました。
月面着陸が成功したとして、月面にアメリカ人が降り立つ瞬間を全世界に配信することが不可欠であることを告げられます。
↑ フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン : フォトギャラリー 画像(5) - 映画.comより引用させていただきました
つまり、そのミッションが成功しようがしまいが、アメリカが月に降り立ち、歩いて星条旗を立ててくることは「絶対」だったのです。
コールに惹かれ初めていたケリーは悩みますが、PRの専門家として、やらなければならないミッションはダミーの月を創りあげ、秘密を守れる監督の下で、もう1つの月面着陸を行うことだったのです。
↑ フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン : フォトギャラリー 画像(3) - 映画.comより引用させていただきました
「彼らをビートルズより有名にする!」
ケリーの役割は正にそこにあったのです。
強いアメリカーーー示したかったのは本当にそれだけだったのか…。
アメリカが全世界に配信した、私達もTVでみたあの「月を浮遊したように歩く宇宙飛行士」のあの映像は本物だったのか???
或いはもしかして、ケリーが監督や関係者が慣れない演技をした大倉庫の中の月の表面だったのか?
そこには人間にはどうすることも出来なかったであろうハプニングもありました。
- ケリーは結局どうする道を選んだのか…。
- ハプニングの火種になったのは何者だったのか…。
- アメリカは本当に月面に降り立ったのか…。
その全てがこの映画で語られています。
確信に触れる部分は映画で楽しんでいただきたいので、ここでは書きません。
私はこの2人のラブストーリーの部分がとてもよく描かれているなって思いました。
2人のシーンはそんなに多い訳ではありません。
それぞれが自分の仕事に真っ直ぐに取り組んでいることだけは、どのシーンからも伝わってきます。
- 「愛されることを知らずに育ったケリー」
- 「身体の問題で宇宙飛行士になれなかったコール」
2人は正反対な性格ながらも、相手をちゃんと理解しようとしていました。
↑ フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン : フォトギャラリー 画像(13) - 映画.comより引用させていただきました
ハッキリ言えば、「間違っているのはどっち?」という視点で私たちは観てしまいがちです。
でも本当はそうではなくて、「真実」というものが一番偉大で唯一無二のもであることをケリーも分かっているところが大事なのです。
そこをわかっていなければ、コールは彼女を決して許さなかったでしょう。
最初は淡々と計画が進んでいくシーンがあって、ちょっと眠いです。
宇宙空間など映されると私は凄く眠くなるので、シーンが人と人とのやり取りになるまで瞬間ですが寝ちゃったかもしれません(笑)
↑ フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン : フォトギャラリー 画像(6) - 映画.comより引用させていただきました
アポロ11号が月に行ったのは私が7歳の頃でした。
日本で初めて万博が開催されたのが、その翌年の1970年でした。
私にはこの二つのことが、何故か同時に想い起こされます。
重要な歴史でもあるこの瞬間のドラマを観ていただければ、宇宙への挑戦がどんなに尊いことであっても「真実」でなければ、全てが泡のように消えてしまうということがお分かりいただけると思います。
↑ おっと、月は見えないけど…現実も美しいではないか…
現実に戻って映画館を出たら、外を歩いて駐車場に向かうしかなくなっていました。
レイボーブリッジがとっても美しくて、立ち止まってしまいましたが、この日も楽しくて有意義な日曜日だったことは間違いありません!!