この年齢になってくると、色々な目線で墓参りをしているなって思うのです。
我が家は都立の霊園にお墓があるのですが、養母と養父、叔母が眠っている墓をずっと主人と私で守ってきた感じです。
ですが、敷いていた砂利石も草取りをしている間に土の部分が多くなってきて、草がどんどん生えてしまうのです。
↑ まずはお花屋さんに寄ってお花をゲットです!
↑ なんか素敵なレイアウト(#^^#)
60代だからまだなんとかなるけど、これを毎回やるとなるとこの先のことが超不安になってきます。
そして今回は「どう考えればいい?」というような出来事に遭遇してしまいました。
自分の都合で半年以上来れなかったから草ぼうぼうになってしまったのは自業自得です。
ですが、敷地内には元々は全く存在しなかった、
- 笹
- 松
- すすき
- 実をつけるツル性の植物
などが根を張ってどんどん伸びているではないですか…。
その理由はほぼ隣のお墓と裏のお墓の木々からの胞子で生まれた植物たちだということです。
隣は特に酷くてジャングルのようになっていて墓石の名前すら見えません。
↑ これが正面から観たところですが、全く何も見えないお隣さん…
想像するに、ご家族が高齢になりお参りに来れなくなっているんだと思うんです。
昔から頻繁に来る方ではなく、相当酷くなってはいたのですが、ここまでくると敷地内にいても頭が隣からの木々に当たってしまいます。
↑ 裏のお墓もこんなに伸びています…
我が家の墓石が変わっているのは「聖書を開いた形」をしているからなのです…。
主人も、「流石に限界だよね…管理事務所に寄って話してみよう」
というので、寄ってみました。
都立のお墓なので管理は東京都の職員さんなのかな…。
「私達に出来ることは、写真を撮って『管理に影響が出ているので2ヶ月以内に樹木の伐採をお願いします』という手紙を出すこと』なんだそうです。
期限は決めないとダメなので2ヶ月としているらしいのです。
そして、うちのお墓の移動を希望することは出来ないということでした。
- 「2ヶ月で何とも出来ない場合はどうなるのですか?」
- 「打つ手がないです…無断で刈ることは出来ないんです…管理費は払っているから立ち退きもさせられないのです」
そうなのか…私達は帰りの車の中で、そして夕飯で寄った「丸源らーめん」でずっと話していました。
草が生えないようにするためには、
- 専門用語でいえば「ベタコン」というらしいですが、コンクリートを敷いてしまう方法…。
- 或いはお金をかけて大理石のような石を敷く方法。
現存のお墓をなんとか維持するにはそれしかないのかもしれません。
お墓のリフォームということになるんだと思います。
5時間ぐらいかけての草むしりや伐採が、これからも出来るかと言えば自信はありませんし、子供達にそれを強いるのも辛いです。
↑ 私はいつもこれ!「辛肉そば」です…
もう1つの方法としては、納骨堂のようなところに移してしまうこと…。
ネックになるのはキリスト教のため、どこの納骨堂でも良いという訳ではありません。
仏教で「宗派は問わない」ところも多いですが、「宗教を問わない」ところはまだまだ少ないのです。
子供たちにお参りしてもらうには、これが一番現実的なのかもしれません。
↑ 主人が丸源でオーダーした野菜肉そばです!
というのも、私も主人も「お墓に入るつもりはない」から余計にご先祖をお参りしてほしいと言いづらい部分があります。
- 私は「海に散骨してもらう」ことに決めていて、子供たちにも話しています。
- 主人も同じようにしてほしいと言っています。(主人は次男です)
私は嫁に行った身で苗字も変わっていますし、養女なので実父母の方に弟が2人いますが、養父母にとっては一人っ子ということになります。
↑ 気づいたら主人はチャーハンも食べております…(ノ´∀`*)
今回の掃除はかなり体力使ったもんね…
養父母のお墓をなんとかしてからじゃないと、安心して老いていけないなという現実に直面しました。
時間は無限じゃないけど、少しずつ実行に移さないといけません。
両親が入っていないお墓をずっと守ってもらう難しさも感じています。
養父の実家がある、岡山県の親戚とも話す必要があるかもしれませんが、子供の時に訪れたきりで特に付き合いがある訳ではないのです。(養父は私が3歳の時に亡くなっています)
ずっと何とかしなくちゃ…と思ってはいましたが、今回のお墓参りで隣の様子を観て、「このままでいると他人事じゃなくなるな…」と思ってしまいました。
今のタイミングで考え、動くしかないのだろうと思います。
こんな方法もあるよ!的なアイデアがあったら是非教えてください。m(__)m