2017年の作品のようなのでかなり古いドラマだったんですね…。
10年前の事件はそれはそれは悲惨なものでした。
子供だったスハ(イ・ジョンソク)は父と交通事故に合い、その相手の車の男ミン(チョン・ウンイン)は父親をフロントガラスを破って更にトドメをさして殺してしまいます。
その様子を観ていたのが中学生だったヘソン(イ・ポヨン)とドヨン(イ・ダヒ)でした。
目撃者として法廷で供述をしてしまったヘソンと逃げて供述をしなかったドヨン…。
↑ 君の声が聞こえる | テレビ愛知より引用させていただきました
大人になったヘソンは、「国選弁護人」になり、ドヨンは「検察官」になって法廷で戦う間柄になっていきます。
↑ https://s.japanese.joins.com/JArticle/173792?sectcode=710&servcode=700
より引用させていただきました
二人には昔、ドヨンが「ヘソンに花火を向けられて目を負傷した…」という嘘を言い、険悪なままの関係が続いていました。
↑ https://abema.tv/video/episode/472-173_s1_p1より引用させていただきました
中学生の頃のヘソンも可愛いし演技も最高でした(*´▽`*)
一方、殺人の罪に問われたミンは、服役中は模範囚として刑期を終え、釈放されていたのです。
ミンはヘソンを探し、仕返しを考えていました。
自分を陥れたヘソンを殺すことを生き甲斐に刑務所生活を送っていたのです。
一方スハはヘソンに恩義を感じ、子供心に「ヘソンを一生守る決意と約束」をしていました。
↑ 君の声が聞こえる | テレビ愛知より引用させていただきました
スハは「目をみているだけで心が読める」能力を持つ青年に成長していきました。
こうしてヘソンは忙しく弁護活動をする中で、常にミンに狙われているという恐怖を私達は味わいます。
高校生のスハが社会人のヘソンを見つけ出し、ずっと傍にいたいと考えるのは、守らなくちゃという気持ちの他に恋愛感情があったからでした。
ヘソンの同僚で、刑事あがりの国選弁護人グァヌ(ユン・サンヒョン)もまたヘソンに想いを寄せていました。
↑ https://www.zaikei.co.jp/article/20130719/141666.htmlより引用させていただきました
二人の男性に見守られながらヘソンは難を逃れ、一度は警察に逮捕されるミンでしたが、なんと彼を弁護して世に放ったのは同僚のグァヌでした。
私達はものすごいもどかしさを感じてしまいます…。
あらすじを話すより、私はこのドラマは小さい時に経験した「運命のつながり」が二人を成長させ、互いを労わり思いやりをもって行動することで大人の恋愛へと進化していくさまが面白いドラマだったと思います。
↑ https://arasuji1.com/yourvoice17-18/より引用させていただきました
歳の差を超えた愛がとても可愛らしくも、切なくも感じてしまいます。
ヘソンとドヨンの関係性も裁判を経てどんどん良い方向へと変っていきます。
ミンの卑劣なまでの犯行が物語をどんどん恐ろしくしていきますが、その理由がスハの父親の行動によるものだったと誰もが知ることになります。
↑ 君の声が聞こえる | テレビ愛知より引用させていただきました
裁判での2人のやり取りも凄く面白い!
↑ 裁判の判決がかなりドキドキします…
もうひとつの主題は「恨みだけで心を支配されたまま生きることの愚かさ」ではないでしょうか…。
「憎しみがMAXになって相手を殺すことで終わらせようとする」
恨み・憎しみだけを考えて生きることの辛さ、愚かさをこのドラマは教えてくれていると思います。
どんな不条理なことがあって誰かを恨んだとしても、それに支配されて生きればミンのような人生しかないのだということ…。
↑ 君の声が聞こえる | テレビ愛知より引用させていただきました
ミンは最後にスハを試します。
「愛する人を殺されたら、俺を殺したいと思うだろう?」そして俺を殺すに決まってると…。
そのシーンも本当に観ている側も試されているような気分になります。
- 自分が愛する家族がそうなった時、正気でいられるでしょうか…。
- ミンのように復讐の気持ちに支配されないでしょうか…。
- 警察・法廷・裁判などの方法に委ねることができるでしょうか…。
このドラマは年末に観終わりましたが、お正月早々記事にするのも悩むような犯罪のストーリーでした。
↑ 君の声が聞こえる | テレビ愛知より引用させていただきました
ですが、あまり時間をあけてしまうと忘れてしまいそうだったんで、早々に記事にしちゃいました(^^;)
怖い話ではありましたが、「絶望」だけじゃない何かを感じさせてくれました。
ちょっと古いドラマの中にもまだまだ名作は残っているなって感じました。