日本でも有名な旅行会社JTBが、2025年の旅行者の動向見通しを発表しています。
一泊以上の旅行者の動向となっていますが、ちょっと興味深いです。
旅行者の増加は102.9%となっているので、旅行全体では昨年よりは少しだけ増える見通しです。
次の3つについて見通しを発表しています。
- 国内旅行
- 海外旅行
- 訪日外国人旅行者
それぞれについて少し書いてみます。
1.国内旅行
お給料は若干上向きになると予想しており、その影響で若干増える見通しのようです。
物価は引き続き上昇傾向に変わりはないので、一人当たりの旅行費用も若干増えそうです。
ただ、前年比旅行者数の増加は102.7%(旅行費用の伸びは101.1%)と若干の伸びに留まりそう…。
海外旅行はちょっと…という方にとってはまずは国内旅行をそろそろと考える人も増えそうですね!
↑ 1~2泊で行ける気軽さなら断然「国内旅行」という選択ですね!
2024年はその前年と比べても97.6%という数字が出ているので、不景気感を感じ旅行を控える傾向が強かったようです。
2.海外旅行
円安が半端ないことには変わりない今年のスタートでしたね!
今後は少しずつ為替も落ち着けば、海外旅行は伸びることが期待されています。
円安の影響で東アジアが人気でしたが、今年はヨーロッパやオセアニアなどの中距離方面に出かける人も増えそうという見通しです。
世界情勢の不安もまだまだ拭えないので、伸び率はそれほどではなさそうですが、少しずつ増えるのでは?という感じのようですね!
行く場所が遠くなれば一人当たりの旅行費用も増えると考えられます。
前年比旅行者数の増加は108.5%(旅行費用の伸びは106.2%)となっています。
コロナ渦からずっと海外を我慢してきた層には「そろそろ行きたい」という気持ちが高まる頃なのかな…と思います。
↑ まだ観たことのない国へ出かけたい…ワクワクが違います!
3.訪日外国人旅行者
2024年は過去最高の伸びとなっていましたが、今年は更に上回るのでは?という予想のようです。
昨年と比べ、伸び率はゆるやかになるものの、コロナ流行後に我慢してきた外国人にとっても日本は円安の影響もあって最高な渡航先と考えられているようです。
インバウンドが進みすぎて、いいことばかりじゃないのは周知の事実ですが、今年は色々な対策も含め、日本は「日本らしさ」を失わずに外国人を受け入れる体制づくりが急務な気がしますね!
↑ インバウンドの影響もいいことばかりじゃないね!
2024年の一年間で一泊以上の国内旅行へ出かけた人は6割以上だったとのことです。
どの性別年齢層が一番だったかは「女性・29歳以下」で60.7%で一番多かったみたいです。
次いで女性30代、男性29歳以下、男性30代という風になっているので、比較的若い方の旅行実施率が高かったことがわかります。
地方別に見ると、「中国・四国地方(63.9%)」が最も高く、次いで「近畿地方(62.2%)」、「東北地方(61.8%)」となっています。
海外旅行は、意外な結果でした。
「男性29歳以下(17.1%)」が最も高く、次いで「女性29歳以下(14.6%)」、「男性30代(11.2%)」、「男性40代(8.0%)」となっているので面白いことがわかりますね!
国内旅行は女性が多く、海外旅行は男性の方が多いという結果なんですね!
そして海外旅行を地方別に見ると、「関東地方(11.9%)」が最も高く、次いで「九州地方(沖縄含む)(9.1%)」、「近畿地方(8.6%)」となっていて、東京近郊の方が海外へ行きやすいから…という事情も見えてきます。
↑ 家族の思い出も「旅の思い出」って特別ですね!
ただ、海外旅行は全体の8.7%の人しか行っていないようです。
私が思うに一番大きな要因は、
- 世界情勢の不安定さ
- 円安の影響
- 物価高などで金銭的余裕がない
というような事情が一番じゃないかと思いました。
急には回復傾向にならないことばかりですね…(;´Д`)
私は無理くりかもしれないけど、この8.7%に入っていたんですね…そして2回も行ってしまったのでかなりレアだったのでしょうか…(^^;)
インバウンドの影響で国内旅行もちょっと…という意見もチラホラ聞きます。
そうなると、外国人が少ない国内の旅行先ってどこ??ってなってしまいますね…。
逆にみんなが日本に向かっている間に、私たち日本人は海外へ逃亡…なんていうのもなかなか面白いと思いませんか?(笑)