カッコーの巣の上でが映画館でやっていたのは1976年のことですから、私は映画館でも観ていません。
DVDがレンタルされていたころに一度家で観た記憶があるのですが、細かい部分などはすっかり忘れてしまっていました。
↑ カッコーの巣の上で : フォトギャラリー 画像(2) - 映画.comより引用させていただきました
6月7日〜29日まで渋谷のPARCO劇場での公演が決まっています。
舞台であのストーリーをどのように展開するのか…演出は松尾スズキということもあってチケットはもうほぼ完売のようです。
↑ PARCO PRODUCE 2026 カッコーの巣の上で | サンライズプロモーションより引用させていただきました
息子も出演させていただくのに全く内容がわからないようでは…と思って、どこかで観れないか探してみました。
U-NEXTで一か月無料で体験して観るのもありですが、一か月無料の間に他に観る時間も作れないだろうと思ったので別の方法を探していました。
そのことを前々回のキャンプで話したら、A君がオークションで探してくれて400円ぐらいでゲットしてくれました。
自分も観たいと言っていたので先に観てもらって先月のキャンプの時に貸していただきました。
映画館でこの映画が上映されたのは1976年ですから私は14歳ぐらいでしたので、映画館では観ていないです。
ジャック・ニコルソンが主役の「マクマーフィー」を演じて話題になった作品で、アカデミー賞において、作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞の主要5部門を独占。
↑ カッコーの巣の上で : フォトギャラリー 画像 - 映画.comより引用させていただきました
(めっちゃ若い!!(*´∀`)」
当時、興行収入としても1億ドルを超えていました。
刑務所の労働から逃れるため、嘘をついて精神病院に行くことを選んだマクマーフィーは、そこの患者たちと交流していくうちに、この病院の看護婦長であるラチェット(ルイーズ・フレッチャー)のやり方に疑問を持っていきます。
あまりに規律が厳しい中で、精神安定剤の薬に頼った治療を行う。
何の楽しみもないこの病院に新しい風を巻き起こしていくマクマーフィでしたが、かなりやりすぎの部分もあります。
だけど患者たちは、それぞれに素晴らしい笑顔を取り戻していきます。
なんでカッコーの巣の上か…というと、英語のスラングで「cuckoo」には「正気じゃない」「頭がおかしい」「変人」といった意味があるので、この病院をカッコーの巣に例えているのではないか?と思います。

患者の役には、
- 将来「バックトゥザフューチャー」でドク役を演じるクリストファー・ロイド
- 将来「バットマンリターンズ」でペンギン役を演じるダニー・デヴィート
なども出演しています。
マクマーフィーが外の友人たちに協力を求めたりしてやっていたことは、
- 抜け出して勝手にチャーターしたという嘘で釣り船に乗り込み釣りの楽しさを患者たちに体験させます。
- ワールドシリーズをテレビで観て盛り上がろうという簡単な提案もラチェットに阻止されてしまいます。
- 聴覚障害のフリをしてここにいるチーフは実は全て聞こえていたことをマクマーフィーは知り、一緒に逃げようと提案をします。
- 吃音症 を持つビリーはマクマーフィーが手引きした女性と関係を持ち、一時その症状が収まります。
ビリーが女性と一夜を共にした夜のことが悲劇の引き金としなり、ビリーとマクマーフィーの運命を狂わせていきます。
最後のシーンはご存知の方も多いと思いますが、人間の尊厳とは?と問う部分なので何とも言えません。(良かったのか悪かったのか…私は考えてしまいました)
ですが、私は1960年代までは普通に行われていた「ロボトミー手術」というものにものすごく「違和感」を感じました。
ロボトミーとは前頭葉白質切截術とも言われ、脳の神経回路を切断されることで、その人間の反骨精神や感情は失われ、抜け殻のような状態になってしまいます。
チーフ(一人の患者)は友をこの状態のまま置いていくことは出来ず、彼を死なせてしまいますが、そこには深い友情があってのことだと思います。
↑ 名作「カッコーの巣の上で」テレビシリーズ化 酋長の視点から描く新企画が始動 : 映画ニュース - 映画.comより引用させていただきました
精神病患者たちのことを誰よりも考えていたのはマクマーフィーであることを、チーフは知っていたのです。
この手術をされた人間は、全く生きた屍のように息をしていくしかないのです。
ロボトミー手術は現在では行われていません。
患者の感情や人格を奪うなどの深刻な副作用が問題視され、現在は世界的にもこの手術は行われていません。
こんな手術を命令したラチェットが悪役ということにもなりますが、私はラチェットもまた、特別悪い人間であるとは思えませんでした。
偏った医学を信じ、自分のやり方を貫いて患者と真面目に向き合ってきた看護師でもあったと思うからです。
この映画が舞台上でどのように演じられるのか…かなり楽しみでもあります。
主役のマクマーフィーを演じるのは、間宮祥太朗さんで、ラチェットを演じるのが江口のりこさんです。
ビリーが坂東龍汰さんというところも凄く楽しみです(#^^#)
すごく興味深いキャスティングだと思います。
3回は行けるようにチケットを取っていますので、また行けたら記事にしたいと思います。



