今現在、「ストーリーオブマイライフ」わたしの若草物語という映画が上映されています。
若草物語の作者ルイザ・メイ・オルコットの家族が暮らしたとされるオーチャードハウスは、今も観光地としてボストンから列車で40分のところに現存しています。
↑ オーチャードは大自然に恵まれた地方です
実際にオルコットがこの地で暮らしたのは約19年間でしたが、若草物語の4姉妹は実際にオルコット自身の姉妹構成と同じだったのです。
自身は次女「ジョー」の設定であることも有名です。
私はこの4姉妹には現代の女性の生き方4種類ということで、性格判断のような意味合いで、今なお通用するような女性たちだと思っています。
- 長女メグ→世間を知り尽くしたように大人びたメグは「女性はこうあるべき」という考えが昔からあった。
- 次女ジョー→活発でおてんばなジョーは女性も仕事を持って自立することが出来ると信じ、結婚を全てだとは思っていなかった。
- 三女べス→身体が弱かったこともあるが、シャイでセンチメンタルな部分を持ち合わせた優しい女の子だった。
- 四女エイミー→野心家で「美しく在りたい」と、いつも自分を高みに追いやるような情熱を持っていた。
よって、ジョーとエイミーは常にぶつかる関係性だったし、ベスは周りから守って貰う役割、メグは保護者的な立ち位置で描かれています。
↑ ジョー役のシアーシャ・ローナン
https://eiga.com/movie/92285/ より引用させていただきました。
- 長女メグをエマ・ワトソン
- 次女ジョーをシアーシャ・ローナン
- ベスにはエリサ・スカンレン
- エイミーはフローレンス・ピュー
が演じ、姉妹に関わるご近所のイケメン資産家の子息ローリー役には美男子ティモシー・シャラメという凄い配役です。
映画は昔の話ながらも、とっても新鮮な気持ちで観ることが出来ると思います。
4姉妹それぞれの、ハッキリと分かりやすい性格描写も楽しめるし、おばさんやお母さん役も豪華なので是非観ていただきたい映画です。
メグ役のエマ・ワトソンとエイミー役のフローレンス・ピュー
https://eiga.com/movie/92285/ より引用させていただきました。
「若草物語」の舞台になったオーチャードハウスに話は戻します。
このハウスは、マサチューセッツ州ボストンから列車で北西に40分のコンコードという街に位置しています。
館内にはその当時姉妹が使っていた机や半円のテーブルなど、若草物語の世界観がそのまま残っています。
館内はガイドツアー付きの観覧のみになっているので、自由に歩き回ることは出来ません。
ボストン発のツアーに参加すれば、このオーチャードハウスの他に、19世紀を代表するアメリカ文学界を代表する文学士の家が幾つか点在しているので全てを観て周ることができます。
オーチャードハウスについて
現在はコロナの影響で6月30日までは閉館されています。
以降の情報についてはHPがありますのでご参照ください。
↓ オーチャードハウスのHPはこちら
https://louisamayalcott.org/home
住所:アメリカ、MA 01742、コンコード、399 Lexington Road
開館時間:4月〜10月の営業時間
平日、午前10時〜午後4時30分
土曜日、午前10時〜午後4時30分
日曜、午前11時〜午後4時30分
それ以外の季節は細かく設定されていますのでHPで確認してください。
定休日:1月1日、2日、イースター、感謝祭、クリスマス
日本語パンフレット:あり
写真撮影:NG
現在のコロナ状況下ではビデオツアー(バーチャル訪問ビデオ)が10ドルで提供されています。
通常料金より若干安く設定されています。
コロナ終息後にオーチャードハウスが再開した後のガイド付きツアーのボーナス無料入場も含まれています。
支払確認メールを入口で提示するだけで入れるようです。
ボストンまで行くことがあったら、足を伸ばしてみたいオルコットの家「オーチャードハウス」です。
映画を観てからだと、きっと益々行きたくなると思います。
それぞれの4姉妹の才能が、家のどこかに隠れているはずです。
- メグが女優を夢見ていたころの台本
- ジョーの小説家としての筆記用具
- ベスのピアノ
- エイミーの画材
などを見つけることが出来るのでは??
そんなことを考えると、オーチャードハウスは是非訪れてみたい「夢が詰まった家」です!
あなただったら、
- メグのようにどんなに貧しくても愛する人と生きていきますか?
- ジョーのようにプロポーズを断って自分の夢を追いかけますか?
- ベスのように病と静かに戦い、大好きな音楽と家族に囲まれて生きていけますか?
- エイミーのようにお金持ちになることを夢見て自分に磨きをかけ、そこに幸せを見出しますか?
↑ 家族っていいなぁって思える4姉妹の構図
https://eiga.com/movie/92285/ より引用させていただきました。
オーチャードハウスと「若草物語」に出てくる4姉妹の生き方!
両方に興味を持つことが出来るのは、やっぱりオルコットの小説に時代を超えた説得力があるからなんだと思います。
オルコットは人種差別に対しても、その生涯をかけて戦ってきました。
今なお、大きな問題に直面しているアメリカの現状を知ったら、天国で本当に悲しんでいると思います。