Nature Innovation Groupがスタートさせた傘のシェアリングがどんどん広がっています。
JR東日本系列のJR東日本スタートアップが6月に3000万円の資金調達を行い、様々な鉄道会社を巻き込んで駅や駅ビルに「アイカサスポット」を設置しています。
西武新宿線を利用した時にポスターを見つけて、「お、とうとう西武線も全駅設置したんだな!」と思いました。
各鉄道会社の駅設置の勢いが凄いです!
↑ 西武新宿線の駅で見つけたポスター!全駅って凄い
日本では現在約9,000万本近くのビニール傘が消費されているんだそうです。
雨が降る度に増えていく家庭もあるんじゃないですか?
今や買えば500円以上もするビニール傘!バカにならない(>_<)
家族の誰が買った傘なのかわからないまま、何本ものビニ傘が家の傘立てにあるなんて構図が当たり前になっていますよね。
我が家もそうです。
折り畳みの傘を常に用意できればいいんですけど、一度使って広げて乾かして、畳んだのに玄関先に忘れたりという状況が繰り返されています。
↑ 右側が返却用のバーコードです!
アイカサの良いところ
- 借りる場所と返す場所が違ってもいい。
- 借りる場所や返す場所も駅だけでなく全国で広がっている
- いつでも手ぶらで出かけられる
- LINEで友達になるだけという気軽さが凄い
- 一日(24時間)70円という低料金(何度も使ってOKで一日の中なら70円ぽっきり)
- 6日目が上限(420円が上限)で家放置でも一ヶ月はそれ以上かからない
- 万が一失くしても「買取り申請」をして864円を払えばOK
- 色が濃い紺色お傘が多く日傘代わりにも使える(白いバージョンも出たみたい)
- とても可愛いデザインの傘もある(まだ少な目です)
- 支払いはクレジットカード又はLINEペイ
- 月額280円の使い放題プランもある
- 地球に優しい
アイカサの悪いところ
- アプリで設置場所は探せるけど、そこまでに濡れちゃう可能性あり
- 失くした時にビニ傘より割高になる
- 自由にデザインを選べない
- 今のところ地方では設置場所が少ない
このアイカサのサービスは20年までに1,500カ所、30,000本の設置を予定しているそうです。
東京オリンピックで海外からのお客さんも使用できるようにするのも、1つの目的かもしれませんね。
アプリの多言語化がこれからの課題だと思います!
当初は駅ぐらいしか置かれていませんでしたが、今では「ローソン」「メガネスーパー」「カラオケの鉄人」などに設置されています。
この他、一部の駐車場や映画館、チェーンの店舗、美容室など展開も急ピッチで進んでいます。
この度早稲田大学の構内に14カ所も設置したのだとか…
全国の大学が参戦するのも夢じゃないですね!( *´艸`)
最近ですが、貸し会議室の「アットビジネスセンター」とも提携したみたいです。
いずれはマンションに設置など、より「我が家の傘」感覚に近いサービスが出てきそうです。
東京だけでなく、西日本や九州でもどんどん広がっているようです。
↑ 現在500カ所以上のスポットが東京に点在
使い方も超簡単!
ラインで友達になる→プランを選択→決済方法を入力→トークの画面で借りれるスポットを検索→傘を借りるをタップ→レンタルスポットのQRコードを読み込む→解錠コード傘のダイヤルで合わせて借りる→使う→トーク画面の傘を返すをタップ→レンタルスポットで返却QRコードを読み込む→畳んで返す
たったそれだけです。
↑ 解錠コードのダイヤルがついています。
勿論、借りる場所と返す場所は違ってOKなので気軽に借りれます。
24時間以内なので夜に駅についたら雨だった時、借りて家に帰って次の朝返しても70円ということです。
毎日雨が降る訳ではないので、年間で10回借りたとしても700円で済むということです。
↑ ブルーのカラフルな方は丸井アニメーション「そばへ」とのコラボ傘
このサービスは旅行者にとっても凄くいいと思うんです!
空港やバス停、各駅やデパートなどにあれば、本当に旅が身軽になること間違いなし!
ホテルにも置くべきじゃないでしょうか?
海外へ帰る旅行者が、ホテルや空港に捨ててしまうビニール傘もぐっと減ります。
「日本には傘を持って行く必要なし!」なんて口コミが広がれば凄いですね~(#^^#)
今日も新宿の会社を出たら突然雨が降ってきました。
幸い今日は折り畳み傘があったけど、こんな時ビルの入口にあったら使いたくなるだろうなと思ったので、やはり設置場所を増やせばもっと使ってもらえるはず!
アイカサの便利なところはLINEで友達になるだけという利便性だと思います。
同時に、LINEのIDを知らせてしまう上に、クレジットカード又はLINEペイで支払うので返さない人が増える心配がないのです。
20代の若い代表(丸川照司氏)が作ったこの「アイカサ」のシステムには学ぶところも多いです。
まさにエコ重視の現代にぴったりのトレンドビジネスだと思います。