コロナで観光客がいなくなったタイ中部のロップリーで、今とんでもないことが起きています。
それまで観光客にエサを貰っていたサルたちが、食べ物を求めて街を占拠しているというのです。
元々観光客が餌付けしていたことにも問題があったとは思います。
↓ 怖いニュースですね!
コロナがこんなところにも影響しているというのも恐ろしさを感じますね。
家にサルが入って来ないようにネットで防御したり、車の窓枠のゴム部分を剥がされたりと被害は相当広範囲に及んでいます。
街の中心部であるプラーン・サームヨート寺院(Prang Sam Yod)の周辺一帯を占領したサルたちは、塀の上から周りを見張りやりたい放題のようです。
その数も今や6,000頭を超えてるといいます。
↑ 猿の去勢手術のため捕獲している写真
この話でちょっと思い出したのが、映画「グレムリン」です。
ギズモに夜中にエサをあげてしまったことで、悪いグレムリンになり、街中を荒らすというストーリーが正にこの事態に似ていませんか?
観光客がエサをやったり写真を撮ったりさせることで、多少のいたずらにも目をつぶっていた街の人もこの事態には頭を抱えています。
動物ですから、食べるものが無くなれば狂暴化して奪うようになります。
仕方なくエサを与え始めた住民ですが、そのエサが炭酸飲料や甘味を含んだお菓子だったりしたために、繁殖力が強くなってどんどん増えているというのです。
(ちょっと待って!そういうジャンクな食べ方してると人間も繁殖力が強くなるのか??←つまらんことを考えてしまった((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル)
このことでタイ当局も3年間はやっていなかったサルの去勢手術を再スタートさせたようです。
なんで3年間やっていなかったのかも不思議な気がしますね。
長期的な対策として「サルの保護区」をつくるという案も浮上しているようですが、確かに現状ではコロナが終息しても、観光客は怖くて近づけませんね。
街のはずれに大きな猿山を作って、そこから出られないようにするしかないのかもしれませんが、そこに追いやって閉じ込める光景を思うと大仕事だなと想像します。
動物の生態系に変化が及んでいるのは、タイのサルだけではありません。
街に人が出歩くことがなくなったことで、テルアビブでは野生のジャッカルが、サンディアゴではピューマが人里に姿を現わしたりもしているようです。
東ロンドンでは鹿が降りてきているし、ニューヨークではアライグマが道を歩いているみたいです。
https://www.afpbb.com/articles/-/3277563より引用させていただきました。
インドではコロナウィルスの検査で採取されたサンプルをサルに奪われる事件も発生しています。
インドのサルも携帯電話を奪うなど、人の生活に危険を及ぼしています。
今後はコロナだけの問題ではなく、動物たちとの共存についても課題が山積なんだなと思い知らされた感じです。
また、噛まれたりすることで新たな菌の問題も考えられるように思います!
また人々が街に戻ってきたら元どおりになるのでしょうか?!
コロナの影響で色々なことが変わってきてしまったんですね。
しばらくは、そう言った情報もしっかり把握した上で、コロナ後の旅行先も考えないとダメですね~( *´艸`)