ユタ州やウィスコンシン州の毛皮農場でミンクが大量死していました。
その死因はコロナ感染によるものでした。
初めてミンクにコロナウィルスが発見されたのは8月のことです。
人間から感染したミンクは、その多くが翌日には死亡しているというのです。
症状は目の充血と呼吸困難だというが、発症したらすぐに死んでしまうところが人間より急速に重症化しているということなんだと思います。
ユタ州では8,000匹、ウィスコンシン州でも2,000匹がコロナの犠牲になっています。
ヨーロッパ(オランダ・スペイン・デンマーク)でも同じようにミンクの農場での大量死が報告されています。
ここで、私はとっても気になる3つの問題について考えてしまいました。
- 動物愛護に対してはかなり神経質になっているアメリカで、まだミンクを育てていたのか?
- 人間から一方的にミンクに感染させたと言っているが、逆はあり得ないのか?
- 他の動物にはあまり感染せず、なんでミンクなのか?
この3つのことに関して、色々考えさせられてしまったのです。
答えが出ることではないのだけど、気になって仕方なくなりました!
人間が一方的に感染させたという調査を信用すればなのですが…
1.動物愛護に対してはかなり神経質になっているアメリカで、まだミンクを育てていたのか?
これにはかなりビックリしました。
捕鯨問題にしろ、象牙などの問題にしろ、アメリカは率先して動物愛護を謳ってきていたはずです。
実際にカリフォルニア州では、2019年10月には一切の毛皮製品の製造と販売を禁止する法案を可決させました。
↑ 本来は野生にいるはずのミンクですが…
ニューヨーク州も検討しているようです。
この動きは全米に広がっていくのではないかと思われていましたが、ここに来てコロナで大量に死なせてしまうなんてちょっと残念でなりません。
2.人間から一方的にミンクに感染させたと言っているが、逆はあり得ないのか?
これは絶対に「ない!」とは言い切れないと思います。
ある研究では特定のタンパク質が、人間細胞のウイルス受容体になっていることがわかっています。
アンジオテンシン変換酵素2(ACE2)というタンパク質です。
人間から感染したということは、ミンクもこれと同じか、とても類似したタンパク質を持っている可能性がある訳です。
そして逆感染があり得るとしたら、動物の方から人間に感染し、動物の中で何かしらの変異を遂げていてワクチンが効かないような新種ウィルスになってしまう可能性も否めません。
とっても怖い事だと思います。
3.他の動物にはあまり感染せず、なんでミンクなのか?
ミンクだけじゃなく、カワウソ・イタチ・フェレットなどもその可能性は充分あります。
感染させてしまった人間は、ユタ州のその農場でたった3人で、人間の方は中程度から軽症で既に回復しています。
なのにその3人から8,000匹が亡くなるまでに感染が急速に広がっています。
ペットにもなっているフェレットや、イタチもいる中で飼い主がコロナに感染すれば、翌日には死んでしまうかもしれないなんて相当怖いです(>_<)
↑ 警戒心がちょっと強め?イタチです
2番にも関連することですが、逆感染が無いとも言えませんし、同種から感染が広範囲に広がれば、1つの山の同生物は絶滅してしまいますね。
謎が解ける前に次々と新たな驚くべき感染が起こっています。
- 1つのワクチンさえ未完成なのに、逆感染に備えるワクチンの再開発も視野に入れないといけないのか…( ;∀;)
- 万が一噛まれたりしたら??
- ミンクの他にどんな動物が絶滅の危機に瀕してしまうのか?
考え出すとキリがないので終わりにします。
毛皮なんていりません!
ニューヨークに留学していた時、これについて議論したことを思い出します。
明日からそのNYでずっと一緒だった友人と一泊で熱海に行ってきます!
どっぷり、コロナを愚痴って、本来行ってるはずの海外に想いを馳せて来ようと思います、(笑)
その記事については帰ってからになるので、予約投稿にして置きましたー!
来年どうするかという話になりそうですが…おーい来年行けるんか~い!!