ニューヨークのデブラシオ市長が今最も頭を悩ましているのが「ネズミ問題」だと思います。
ネズミがこんなにも増えてしまった理由はひとつじゃありません。
- コロナの流行で人々の動きが止まりネズミが堂々と行動しやすくなった
- 人口増加と観光業の発展でネズミが大好きな食べ物が溢れている
- ゴミ収集の前夜からゴミが歩道に出され収集までの時間が長い
- 再開発で古い建物が壊されネズミの住み家が無くなってきている
などの理由があげられると思います。
ここ4年で見た目でも4割ほどネズミが増えています。
ニューヨーク以外の大きな都市でも15%〜25%ぐらい増えているのです。
今まで隠れていたネズミが表面に出てきたことも当然ありますが、個体が増えたということも否定できません。
繁殖能力がとても高い動物ですから、今後もこのままではずっと増え続けてしまいます。
↑ https://animalive.me/topics/mice-steal-pizza-in-new-york
自分より大きなピザを運ぶニューヨークのネズミです。
被害もかなり深刻です。
ネズミにとっては、
「ニューヨークって一晩中食べ放題のネズミ用ビュッフェじゃん!!」ってことで大喜びな訳ですね!
↑ https://www.dailysunny.com/2019/09/10/nynews190910-6/より引用させていただきました
撃退法を話し合うミーティングの告知です。
もちろんニューヨークでは、様々な措置を講じはじめています。
- ゴミ出しの時間を短くするため、ゴミ出しの時間を変更しました
- ドライアイスを使用し、ネズミを窒息死させています
- ネズミの嫌いなニオイであるペパーミントのエッセンシャルオイルを使った撃退法もやっています
- 「ネズミ駆除ディレクター」を募集して、その募集要項が話題になりました
この「ネズミ駆除ディレクター」の募集では、「ヤバくて悪い奴っぽいオーラを出している人」とあります。
他にもこの仕事は週7日で24時間体制なのでスタミナがある人を求め、「血に飢えた残忍な人ならさらに良し」とありました。
その他にも学士号の取得や関連業種での5〜8年の職務経験も求めています。
血に飢えた残忍な人と一緒に働くのも怖い感じがしてしまいます(^^;)
この仕事の年俸は最大で17万ドル(2300万円)というから驚きです!
猫を大量に放つという策も講じたことがあるようですが、ネズミが巨大化しちゃって猫を怖がらないというのが問題のようです。
↑ https://karapaia.com/archives/52059664.htmlより引用させていただきました
全長90cmもある巨大ネズミ(ブロンクスで発見されたものです)
33年前に留学していたころも確かにネズミは多かったです。
よく学校へ向かう途中で死骸を見たものですが、今は走り回っているのが毎日見られるほどだと言います。
こうなると、ニューヨークに遊びに行くのは、「今じゃない!」って思ってしまいます。
- レストランで食事していても「この食事大丈夫?」
- ホテルで寝ていても「この音はネズミ?」
- 観光地で楽しんでいても「なんで足元にネズミ?」
ってなるなら落ち着いて遊べませんね(^^;)
ネズミ撃退の最終兵器が、ドロっとした液体です!
ネズミからして見たらお酢のような液体に落ちて溺死するのです。
↑ https://globe.asahi.com/article/12840203より引用させていただきました
だけど、これも一長一短かもしれません。
子供たちには危険な液体ですし、ニオイという部分でも強烈だそうです。
こんな風にネズミとのイタチごっこはずっとニューヨークの歴史とも言えるほど根強い問題になっています。
ミッキーマウスはあんなに可愛いのに…なんて思っちゃいました。
私が考えたマンハッタンのネズミ撃退法をちょっと聞いてくれますか?(^^;)
マンハッタンの真ん中を縦に割った数カ所の場所で、ネズミが本当に嫌がる音とか電波を流してネズミを海側に引き寄せそこで電気ショックを与える…
ダメかしら…。
当然海沿いは人間の立ち入りを禁止しなくてはならないけど、勝機あるような気がするのですが(笑)
問題はブルックリンやブロンクス、スタテン島などかもしれませんね…。
↑ ネズミも複数いるだけでゾゾっとしてしまいます…
個々の顔立ちは可愛いのに…やっぱり怖いです。
皆さんだったらどんな撃退法を考えられますか?
遊んでる場合ではなく、本当に切実な問題で、もはやNYだけじゃなくアメリカ全土に広がりつつあることが大きな問題です。
ということはいずれ、日本も同じような悩みを抱えるのかもしれません。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200427/k10012406951000.htmlより引用させていただきました(2020年4月の撮影です)
これは博多の小倉区なので対岸のお話では済まされなくなっていますね…。
(コロナでお店が閉店したことにより街中で出てきて食べ物を漁るネズミです)