私は横須賀生まれの東京育ちなので、横須賀には頻繁に行きます。
だけど、「どぶ板」の方まではあまり行かずに、ほとんど「横須賀中央」駅の周りをウロウロしています。
息子が「横須賀で撮影…」と言いながら出かけたので、「私も行きたーい!」って思ってしまって、ちょっと横須賀を記事にしたいと思いました。
全国的に有名なので知らない人はほとんどいない「スカジャン」ですが、アメリカ軍のファッションとして日本に広まりました。
光沢のある化繊に刺繍が施されているそのデザインは、ちょっと目を惹くので私はなかなか着こなせないです(笑)
↑ 親子ペアルックも可愛いですよね!!
第二次世界大戦後に横須賀米軍基地に配属された兵士が、オリエンタルな図柄(龍・虎・鷲)などをテーラーにオーダーメイドして帰ったことが由来と言われています。
刺繍職人によって施されたその刺繍と、生地の光沢がとってもマッチしていて、おしゃれな日本人にも評判が良かったのでそのまま定着しているファッションアイテムのひとつですね!
スカジャンの土台となる生地は、「サテン」(レーヨンやアステート・ポリエステルなど)と「ベッチン(別珍)」が主流です。
腕の部分にベッチンを使用したりしている、冬バージョンのジャンパーもなかなか素敵です。
シルクを使用したものもありますが、若干お値段が高めのようです。
「どぶ板通り商店街」の最寄り駅は京浜急行線の「汐入」駅です。
実は私、この汐入駅からほど近い「聖ヨゼフ病院」で産まれたんです!( *´艸`)
この通りが「どぶ板」と呼ばれるようになった由縁は、明治時代に遡ります。
↑ そんなに広い通りではありませんね…
この通りのど真ん中に「どぶ川」が流れていました。
そのどぶ川が「人の往来の邪魔」になったことから、海軍工廠(こうしょう)から厚い鉄板をもらってその川に蓋をしたことからその名が付いたそうです。
このどぶ板通りには以前「EMクラブ」と呼ばれる有名なジャズバーがありましたが、今はその地は「横須賀芸術劇場」になっています。
この劇場はオペラハウス仕様になっている劇場で、息子もいつかここで公演をやっておじいちゃんやおばあちゃんに来て貰いたかったようですが、もう叶いそうにありません( *´艸`)
(父は亡くなり、母は今ホームです…)
↑ 夕方になると賑わいを見せる感じのどぶ板通りです
米軍基地から道を渡ったところにあって、本当に趣のある建物でしたが、現在では芸術劇場の中層階のビルがドーンと見えます。
米軍基地入口の隣は「コースカベイサイドストアーズ」という大きなショッピングセンターがあります。
実際に米国の海軍や空軍が使用していたものを売っている「ミリタリーショップ」があったり、「海軍カレー」のお店があったりと本当に楽しいエリアです!
横須賀の3大グルメと言えば、
- 海軍カレー
- 横須賀ネイビーバーガー
- 横須賀チェリーチーズケーキ
ですが、どぶ板には「TSUNAMI」というそれらが全て揃っているレストランがあるので、是非一度訪れてみてください。
アメリカン感覚満載の店内には「ビリヤード台」もあって、古き良きアメリカのテイストがいっぱい詰まっています。
↑ この雑多な感じが私には横須賀のイメージです!
https://gurutabi.gnavi.co.jp/a/a_1741/より引用させていただきました
巨大なケチャップとマスタードのチューブもどーんと出てくるので、写真も色々撮れちゃいますね!
スカジャンをみたければ、「FUJI」というファッションショップがありますし、「プリンス商会」というオーダーメイドの老舗店もあります。
間口は狭いですが、奥行は結構あって所狭しとスカジャンが並べられています。
↑ https://loco.yahoo.co.jp/place/g-m4THebIiRoE/photo/?より引用させていただきました
完全オーダーメイドで1つ1つの刺繍も相談して作ってもらえます。
料金的には25,000円前後から作ってくれます。
もちろん自分で糸から選べて、色やデザインも相談にのってもらえます。
「自分だけのスカジャン」なんて、本当に唯一無二の一品じゃないですか!
↑ 鳥の柄が「鷲」なのか「鷹」なのかという議論もあったようです(笑)
ちょっと外国のバーとは雰囲気が違いますが、古くからやっておられる「ヒデヨシ商店」という酒屋さんが今でもやっておられるのかとっても気になっています。
お店のセンターにカウンターテーブルがあって、天井や壁にはびっしりとサイン入りの1ドル札が貼られていました。
↑ 外観は普通の酒屋さんですが…
https://pt.foursquare.com/v/%E3%83%92%E3%83%87%E3%83%A8%E3%82%B7%E5%95%86%E5%BA%97/より引用させていただきました
↑ https://haveagood.holiday/spots/184343より引用させていただきました
天井にまで1ドル札が…流石、米国の軍人さんは背が高いんですね!
「これぞ横須賀だなぁ~」って思えるような、日本の酒店とアメリカのバーの合体したようなお店でずっとずっと続いてほしいお店のひとつです。
戦後の雰囲気が今なお残っている「どぶ板通り」は一度は行ってみてほしい通りです!
今度横須賀行ったら、汐入まで足を伸ばしてこれらのお店のことも記事にしたいと思います。