とうとうニューヨーク市では人数制限を設けずに飲食店やバーが再開されました。
ところが経営者にとって大きな問題が起こっています!
従業員が戻ってこないため、人手不足が続いているのです。
その理由とは、
- 自分を見つめ直す機会を得て、この業界(飲食業)から手を引く人が増えた
- 店で払える賃金を上回る失業保険手当やコロナ給付金を受け取っている人たちは求人に応じてくれない
- 都会が怖いため、別の州に引っ越した人も多い
これらの理由によって、求人を出しても腕のいいコックやバーテンダーが集まらないのです。
↑ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210520/k10013040911000.htmlより引用させていただきました
それに反して、レストランなどの予約数は倍増してきているようです。
パンデミックを経験し、世界中が飲食業界で食べて行くことの怖さを実感してしまったとも言えそうです。
同じことが観光業やホテル業でも言えるかもしれませんね…( *´艸`)
そもそもニューヨークでここまでの規制緩和が行われている背景には、急ピッチで進んでいるワクチン接種があるからです。
18歳以上の成人の53%が少なくとも1回の接種を終えています。
1日あたりの新規感染者数も1556人と減少傾向にあり、ピーク時の4分の1にまで下がっています。
それでも1,500人を超えているのに、楽観的とも捉えられる様々な業種での緩和措置はスピード感があって、日本と比べると違和感を持ってしまいます。
東京では1日500人以下に抑えることを目標にしているので、緊急事態宣言がまたしても延長される公算が高いと思われます。
幸い、今日は月曜日なので400人を下回りましたね( *´艸`)
ニューヨーク市は人口密度も高く、市の保健当局によると累計で92万5千人が感染し、3万2500人が死亡しました。
その規模感からみると確かに1,500人は少なくなったと言えるかもしれません。
だけど、台湾で感染拡大したのも一瞬だったことを考えると、インドの変異株だってまだまだ油断ならないと思います。
当面、マスク措置はそのままのようですが、今後はマスク免除も視野に入れているようです。
↑ バーの再開を待っている人も多かったと思われますね(#^^#)
ワクチン接種を完了した人は、混雑した場所を除いて屋外でマスクを着けなくてもよいと定めた指針も既に出ています。
ウォールマートなどのスーパーでも接種の完了した来店客はマスク無しでも入店出来るそうです。
18日からは、従業員もマスク無しでOKになりました。
そして、市の地下鉄も17日から24時間運行を再開しました。
空港も国内線を中心に人の流れが活発化してきました。
一回目の接種では回避率60%ぐらいと聞いていますが、本当に大丈夫なのかなぁ…。
こんな風に、アメリカやヨーロッパでは日本より一歩先に全てが進んでいます。
日本はこんな見本が目の前にあっても、きっと色々後手後手になってしまいそうではありますね!
「日本はゆっくりで良いよね!」という意見も確かにあると思います。
だけど苦しんでいる国民も多く、業種によっては死活問題だと思います。
先陣を切って経済を回しはじめた海外を参考にして、
- ワクチン接種の進め方
- 経済の復活
その両面で確実で迅速な道を進んで欲しいなって思います。
どこの国も参考にならないのがオリンピックの問題ですね!
もうすぐ答えが出るのかもしれません。