卓球の福原愛ちゃんの離婚で誰もが知った「共同親権」ですが、利点と欠点があることは想像できますね…( *´艸`)
国際間の結婚から離婚に至った場合は、どうしてもこの共同親権というやり方が一般的になるようです。
日本の民法では離婚後は単独親権制度があるので、どちらか一方の親が親権を得ることになります。
良い所の考え方をちょっと変えれば、とっても悪い事のように思えるのがこの「共同親権」という制度じゃない?と思うのです。
良い所としてあげられているのが、
- 夫婦で子供の教育などに関われる
- 養育費の不払いが減る
- 面会の権利の実効性が高まる
- 親権争いの激化を防げる
- シングルマザーの貧困化を減らせる
- 子供の連れ去り問題が減る
1.夫婦で子供の教育などに関われる
これは難しいと思ってしまいます。
意見が食い違うから離婚したとも言える男女が教育の話になればヒートアップしてしまいそうです。
↑ どっちが正しいのか…そこに答えはなかなか出ないのが離婚かも…
そもそも憎しみなどがあったら、「子供を会わせたくない」という場合も多く、いがみ合うような親を子供に見せたくないと思ってしまいそうですよね…。
海外の夫婦はそういう部分はとっても上手に互いを尊重して見えるようなドラマや映画も多いですが、最初から「共同親権」であることを意識して離婚していることも大きいかもしれません。
2.養育費の不払いが減る
日本で父親側が養育費の不払いをする一番の理由が、「誰のために支払っているのか」がわからなくなることにあると思うのです。
↑ 単独親権においては第三者を通さない話し合いの場はほとんどありませんね…
ほとんど会えない子供のために送金し、自分の生活も苦しくなるので「たいして会わせてもらえないならもう払わない!」と思ってしまう可能性が高いのでしょう。
共同親権になると、そこは多少減るかもしれませんが、「お金を出しているのだから、もっと自分の思うような育て方をしてほしい!」という欲求が大きくなりそうです。
3.面会の権利の実効性が高まる
面会の回数がどんどん減らされているとか、面会の時間が限られているという不満は減るかもしれません。
面会はちゃんと出来るようにはなるけど、一緒にずっと住める訳ではありません!
ですが、面会すればやっぱり自分の家で育てたいという想いも高まるし、離婚した相手のことも気になってしまったりと良い事ばかりには思えません。
4.親権争いの激化を防げる
長い訴訟が続き、裁判に持ち込み病気になりそうなほど辛い日々だったと語っていた知り合いもいました。
双方の両親なども巻き込んで相当大変な状況が続くこともあるようです。
共同親権になれば、法で定められているということで「当然の権利」が増えてそこは穏便になるのかもしれません。
ですがずっと離婚した相手の存在が近くにあることが疎ましく感じることも多くなりそうです。
5.シングルマザーの貧困化を減らせる
確かにちゃんと養育費も振り込まれ、学費なども折半出来ればいくらかシングルマザーの出費は助かるかもしれません。
単独親権なら子供との話し合いで、自由に子供の将来は決めていけるけどそれは難しくなりそうです。
子供の視線で考えても、両方の意向を取り入れて将来を決めるのは安易ではないように思います。
6.子供の連れ去り問題が減る
最終手段とも言える連れ去りが起こってしまう事例も少なくないようです。
共同親権になれば、そこまで極端な行動はしなくても「子供に会える機会」は増えるはずなので確かにその問題は減りそうです。
ただ、子供もとっても大忙しではないでしょうか?!
両方と平等に良い関係を築くなんてことを子供ながらに気を遣うのは本当に大変そうです…。
↑ 一番考えないといけないのは「子供の心」でしょ?!
世界では共同親権の国の方が圧倒的に多いのです。
今後は日本も共同親権に移行する日が近々来るかもしれません。
どちらが良いとかの答えは私には出せません(>_<)
一番考えて欲しいのは「子供の心や成長」な気がするので、これほど難しい問題はないと思えてきます。