スロベニアはオーストリアの南にあり、周りの国はオーストリアとハンガリー、イタリア、クロアチアに囲まれています。
議会制の共和国で正式名称は「スロベニア共和国」と言います。
歴史的には、その領土がローマ帝国やハプスブルク帝国の支配下になっていた時代もありました。
その後ユーゴスラビアの共和国の1つになっていましたが、1991年に独立しています。
2004年にはNATOとEUに加盟し、2010年にはOECD(経済協力開発機構)にも加盟しています。
スロベニアの北部のオーストリアとイタリアの国境近くにブレッド湖という湖があります。
このあたりの景色は正に、おとぎ話に出て来るような美しい景色が広がっています。
私が小さい頃、ヨーロッパの童話などを絵本で読んだ時、想像していた景色はこんな感じだったと言えます。
↑ この孤島がとてもこの景色を引き立てていますね!
湖面のエメラルドグリーンの中にポツリと浮かぶ島があります。
その島には「白い教会」が建っていますが、他には何もありません。
この協会は15世紀に建てられたこの白い教会は「聖マリア教会」と呼ばれ愛の女神シーヴァが宿っていると言われています。
↑ 夕暮れもまたとっても綺麗ですね!
湖の畔にはブレッド城というお城が建っていて、この湖には語り継がれている「愛の伝説」があるのです。
ブレッド城に住んでいた夫婦でしたが夫を亡くした未亡人が、夫への想いを込めて、金銀財宝を「鐘」に変えて孤島の教会に寄贈しようとしました。
ところが、完成した鐘を孤島に運ぶ途中に嵐が来て、肝心の鐘は船と共に湖の奥深くに沈んでしまったのです。
打ちひしがれた未亡人は、ローマへ向かい修道院に入りました。
彼女の死後、それを知ったローマ法王は彼女の故郷でもある孤島の教会に新たな「鐘」を贈りました。
↑ こちらの枠線はLSSさんの記事
https://little-strange.hatenablog.com/entry/2021/09/17/235459 より使わせていただきました
↑ 夜はライティングされて浮かび上がって見えます
そんな素晴らしいお話があった教会の鐘!
今でもこの教会で結婚式を挙げたいと思うカップルは世界中からやってきます。
この鐘を7回鳴らすと永遠の愛が約束されるというのですから、式を挙げたいカップルは後を絶たないというのも分かりますね!
ただし、問題は1つ!
↑ 教会の内部も素敵ですね!
この鐘にたどり着くまでに99段の階段があり、鐘に行きつくには99段ほど登らないとダメなのです。
しかも新郎が新婦を抱えて登るというのですから…(;´Д`)
ちょっと待った~♪ (*´σー`)エヘヘ
私は100%無理ですね~(笑)
凄いマッチョなおじさまでも不可能かと思われます…。
これを叶えようと思ったら、まず20kgダイエットぐらい必要です!
実際にこちらで式を挙げるカップルは、
- 男性はしっかり体を鍛える
- 女性はしっかりダイエットに励む
のだそうです!(笑)
この聖マリア教会は一般でも観光で訪れることが出来る教会です。
湖の周囲にはサイクリングコースもあって、島に渡るには手漕ぎボートで渡れます。
↑ https://tabicoffret.com/article/73190/index.htmlより引用させていただきました
ちゃんと漕ぎ手もいて、大きいものだとオール2本で最大20名を運んでしまうその手裁きを観れちゃうのも楽しそうです(^^)/
↑ https://tabicoffret.com/article/77162/より引用させていただきました
スロベニアに行くには直行便はありません。
イスタンブール、フランクフルト、チューリヒ、パリ、アムステルダムなどの都市で最低1度は乗り変える必要があります。
どこに向かうかで所要時間は変わってきますが、日本からだと12時間〜15時間という感じだと思います。
到着するのは首都リュブリャナです!
↑ 首都もとっても綺麗なのでゆっくり周りたいですね
この街もとっても綺麗な街並みなので、こちらも2泊はしたいですね!
自分が20代だっとして、結婚の時にしっかりダイエットをしたとしても、私はきっとすぐに体重を新婚旅行中に戻しそうです(笑)
見学するにも99段はしんどいですね(;´Д`)
だけど、こんなおとぎの国のような湖と孤島と教会だけは、一度は観てみたいなって思います!