だったら年金生活に入る「練習」みたいなものが必要なのかもしれません。
その代表的なことが賃貸の場合は、
「家を借りるのが難しくなる前に引っ越しする」ことかもしれません。
それには「断捨離」も必要になってくると思われます。
持ち家だと家賃の心配はないけど、「固定資産税」はずっと考えないといけません。
都内で一軒家だと結構高額なので毎年アップアップですが、親が残してくれた家に住み続けられるだけでも感謝の気持ちがあります。
賃貸の方はもっと心配もあるのかなと思います。
↑ 今の環境を急に変えるには勇気も必要ですね…
公益財団法人日本賃貸住宅管理協会による賃貸住宅市場景況感調査「日管協短観」の調査結果をみると、2020年下半期で2ヵ月以上の家賃滞納率は1.1%ということです。
100人に1人の割合で、「家賃滞納」という状況に至っています。
この割合はどんどん増えているといいますが、深刻なのは高齢者の家賃滞納です。
- 年金生活になったら家賃が払えなくなった
- もっと安い所にすみたいが、どこにも入れない
- 家賃督促で怖い思いをした
という悪循環に陥ってしまう人も、元エリートと言え少なくないようです。
生活費のサイズダウンをする必要性は絶対にあると思います。
収入が現役世代の金額じゃなくなるのに、生活を変えなければ行き詰ってしまうのは当たり前ですね…(;´Д`)
↑ 人生には幾つかの転換期があるのかもしれませんね…
そこは私達夫婦でも例外じゃないと思います。
雇ってもらえるうちは頑張ったとしても、数年後には夫婦ともに年金生活になってしまいます。
そこに家賃が毎月発生したら…やっぱり現役世代のうちに安いところにお引越しをしておきたいと考えると思います。
そして私の場合の問題点は「旅行」費用です。
最近はコロナの影響で海外旅行がぐっと減り、金額的には年間で20万円位節約になっています。
そちらの費用もサイズダウンさせるには以前は「海外から国内へ」と旅行形態を変えていくしかないのか…と思っていました。
コロナが蔓延して海外に丸3年以上も行けない‥という恐ろしい足止めがあったために、海外旅行が後ろ倒しになってしまいました。
歩けるうちにあと数回は海外旅行へ行きたいなぁ…(心の声です)
その旅行費用は他のことを多少我慢して捻出していきたいと思います。
家賃に話を戻すと、年金になる前から住んでいる家(マンション)から安いところに引っ越すタイミングはどこに持ってくるのが妥当なのでしょうか…。
最初は貯金を削って支払っていたとしても、限界を感じて引っ越しをしようとする…その時はもうどこにも入れないという厳しい現状。
部屋を貸す側も、お年寄りを入れることにはとても慎重になっています。
保証人も子供などにお願いするにもちょっと考えてしまうと思いますし、子供がいない場合はお願いした親戚とも疎遠になっていることが多いといいます。
みんなが悲しむ裁判が行われるのがこのケースです。
- 部屋のオーナー
- 滞納者
- 連帯保証人
だれもが傷ついてしまいそうだから、やっぱり貸す方(オーナー)も慎重になるんですね…。
孤独死の問題も貸す側はどうしても考えてしまいます。
事故物件になることだけは避けたい!
これはオーナーだったら誰もが思っていることだと思います。
- 「お年寄りに貸したくないわけじゃない。」
- 「しっかりお子さんが保証人になって下さるようなお年寄りに限って貸している。」
- 「病気になってから追い出すことも出来ないから、最初からお年寄りの一人暮らしの人には貸したくない」
こんなケースが多くなっているのです。
一人暮らしでは「病気の発見」も遅くなってしまいます。
認知症や鬱病、脳梗塞などによる失語症や無表情などからどんどん孤立してしまいます。
こうして悪意もないうちに、家賃を滞納せざるを得ないような現状が出来上がってしまっているんですね。
↑ 子供たちもいなくなった家はとても広くなってしまいます…
家族が近くにいる場合は、そういう病気にも気づきやすく、滞納しているかどうかも比較的早い段階で気づくことが出来るでしょう。
ですが、独身の中高年も増える2025年以降は本当にこの「お年寄りの家賃滞納」は更に深刻な問題になってしまうのかもしれません。
少しずつ私も年金生活を意識した「生活のサイズダウン」を考えていかないといけませんね…(;´Д`)
もうすぐそこ…目の前のお話です…。