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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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韓ドラ48本目は「今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~」

長い題名ですが、本当にそのまんま精神科に勤めるナースさんのお話でした。

 

精神科に移ってきたばかりの若い看護師チョン・ダウン(パク・ポヨン)さんは患者さんの立場を考えて行動できるとても素敵な看護師さんです。

 

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1話ずつ違う患者さんがクローズアップされているところも興味深く見続けられる所以だと思います。

 

彼女の心の支えになってきたのは同級生で幼馴染のソン・ユチャン(チャン・ドンユン)でしたが、彼は大卒後に会社勤めで心を病んでしまったのにとっても明るく振舞っていました。

心優しく患者に接するダウンに心惹かれるのは校門外科医のトン・ゴユン(ヨン・ウジン)で、彼は一途にダウンに思いを告白します。

微妙な三角関係がここにはありますが、それよりもこの病気に対する真実の方がずっと興味を惹かれる部分でした。

 

このドラマで感じたのは「精神科」に看護として勤める難しさです。

 

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↑ https://realsound.jp/movie/2023/11/post-1486267.htmlより引用させていただきました

自分に降ってきた困難に耐えようとしても、どこかで気づけばそれはもう病気ということになっていて、その境目はハッキリとしている訳ではありません。

 

  • 幻覚が見えたり
  • 一つのことに拘ったり
  • 理想の別世界を作りあげたり

 

辛い時は人はどんどん違う世界に身を置いて自分がいる現実から逃れようとするものなのかもしれません。

 

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↑ https://realsound.jp/movie/2023/11/post-1486267.htmlより引用させていただきました

 

心の中のそういう変化が私たちに見えるように描かれているので、精神を病むということが擬似体験できるような部分もあり、凄くリアルだなと思ったりもしました。

 

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↑ https://realsound.jp/movie/2023/11/post-1486267.htmlより引用させていただきました

 

チョン・ダウン看護師自身にも降りかかってくる病気の兆候。

 

それは「嫌なことはなかったように忘れてしまう…」という現象が始まりでした。

人って嫌なことがあると「忘れたい!」「忘れよう…」って思いますよね!

でも本当に忘れてしまったら??

そうなると躁うつ病の「躁状態」の中にいるような、一瞬元気に見える状態になります。

そこから現実を突き付けられた後の転がり落ちる様は本当に残酷で、これは自分で気を付けようのないことかもしれないと思いました。

 

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↑ https://realsound.jp/movie/2023/11/post-1486267_2.htmlより引用させていただきました

 

そして、周りがそれに気づいたら、間違った対処をすることは危険なことなんだ…とも知りました。

家族や自分をも傷つけてしまう病気なので、しっかりと保護入院して守らなくてはなりません。

 

人間ってそんなに「強い生きもの」ではないということを思い知らされます。

 

カトリック大学ソウル聖母病院精神健康医学科の医療陣がしっかりと現場を参観するなど、適当な作り方をしていないところも信頼できるドラマ作りをしているなって感心させられました。

ダウンの病院の精神科の医師であるファン・ヨファン(チャン・ユル)看護師仲間のミン・ドゥルレ(イ・イダム)との恋愛模様もとても気になります。

 

https://occ-0-2794-2219.1.nflxso.net/dnm/api/v6/9pS1daC2n6UGc3dUogvWIPMR_OU/AAAABSg9dTTrHZ7hk9q7FK21YLmyHAlKzkg7VEgU9VkfRg_GBgHpXNkezSH5as6ciLGSaUO8vI5Ive5rzUuhhP-F6w0Uzg6NhFAXMBJGF3qDAyKneM5W6MXKl3TA.jpg?r=565

↑ Netflix より引用させていただきました

母親に愛されずに育ったドゥルレはどうしてもファン医師の気持ちになかなか応えることが出来ません。

 

愛されるということがどういうことなのかも分からないのです。

笑顔の乏しいドゥルレさんが、どんどん笑顔を取り戻していく様はなんかとても安心します。

そして本当の自分に気づいたとき、自分がやりたいことは看護師ではなかったことに気づきます。

そんなシーンもなんかとっても応援したい気持ちになりました。

看護師を見守るベテラン看護師のソン・ヒョシン(イ・ジョンウン)も自分の経験をしっかり生かして、若い看護師たちを見守っています。

その姿はとてもかっこよく、こういう先輩でありたいと思うような人物像でした。

 

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↑ https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2228253より引用させていただきました

精神科という難しい題材に挑む韓国のドラマシーンは、やっぱり日本より先を行っている感じがします。

 

私達は生きている中で何度か高い「壁」にぶち当たります!

そんな時は身近な人に「SOS」を早めに出していかないと、とても大変な状況に陥ってしまうものなのかもしれません。

 

老後鬱という言葉もありますが、現代日本の状況下で私は、

 

  • 「節約」という部分
  • 「楽しいことをやる」という部分

 

とのせめぎ合いの結果、「節約」が常に勝ってしまうといつでも成り得るのでは?と思うことがあります。

「我慢して楽しいと思えることをやらない」と言うこと…これが積み重なっていくことはとても怖いと思っています。

 

↑ 自分の心は見えているようで見えていないのかもしれない‥

 

勿論老後にはある程度のお金は必要ですが、「我慢」と「やっちゃえ!」は上手にコントロールしながら「楽しいと思えること」を積極的に生活に取り入れて生きていければと思います!(ギャンブル・飲酒などは依存になりやすいので別の問題が起こってきますが…)

 

「なるさんなら大丈夫!!!」そんな声が聞こえてきそうです(笑)