山側へ道の端まで歩いていくと、その途中に「長泉寺」があります。
「長泉寺」はお堂に入ったところで見上げると素晴らしい「龍」がお迎えしてくれます。
↑ こちらが長泉寺です
↑ お参りを済ませて隣の扉へ向かいます
↑ 開くと頭上にこの龍が迎えてくれます
↑ 縦に長く描かれたこのお姿…壮観です!!
見上げて本当にビックリです…今年はそう言えば辰年だったな…なんて思いながらお参りしてきました。
↑ 目の前はこんな感じで、上がることは出来ません
創建は南北朝時代の貞治5年ということでかなり古い曹洞宗のお寺さんです。
↑ ここでは除夜の鐘が鳴らされるのでしょうか…
誰も居なかったのでとても静かで、荘厳な感じがしました。
↑ 静かな落ち着いたお寺で大きな猫ちゃんがいました…
次に行ったのはこの宿場町の山側の端になる「鎮神社」です。
毎年8月には大祭が行われ、鎮神社で神囃子を奉納したあと、行列を組んだお練りが、通囃子を演奏しながらゆっくりと宿を下って行くそうです。
その頃に合わせて訪れてみたいと思いました。
見事な朱色の鳥居が鮮やかです。
↑ 静まり返った境内でお参りしてきました。
ここで宿に向かいましたが、宿場町のちょうど真ん中辺りなので景色を楽しみながら歩きます。
↑ 遠くに目をやると普通の家々も…山の景色が美しい…
↑ 今日のお宿はどこでしょう…
「お宿伊勢屋」という宿で、友人の流石のチョイスです!!
奈良井宿の中でも一番大人数が泊まれるよ!とお土産屋さんの方もおっしゃっていました。
伊勢屋さんは元々は牛馬宿だったようですが、中に入ってあまりの綺麗さにビックリでした。
全然馬が泊まる雰囲気はありませんでした。
女将さんのお話から、今お風呂になっている辺りが馬舎で、人も泊まれる宿泊施設だったようです。
私たちは母屋の方だったので、なんと通りに面しています。
↑ 構造がなかなか興味深かったです!
窓から格子越しに通りを眺めることが出来る雰囲気がなんとも情緒深くて、素晴らしいお部屋だなって思いました!
↑ 八畳のお部屋で、こじまんまりと落ち着く部屋でした。
テレビがありましたが、なんか点かなかったので一度も見ませんでした。
ほとんどテレビを観るような時間の余裕はありませんでした(笑)
(音が割合響くため、静かに過ごすような感じです)
↑ テーブルはすぐに端に寄せてお布団を敷いてしまいました
友人には感謝しかありません。
素敵な体験が出来ました。
↑ ポットもあってお茶も入れられました
形としては「民宿」に近いのかもしれません。
お布団は廊下にある押し入れから持っていって、自分達で敷くスタイルです。
食事の前に自分達で敷いてしまいました(#^^#)
その全てが楽しくてテンションが上がります。
↑ すぐそこに先ほど歩いた通りがあるんです!不思議な気分(#^^#)
夕食は6時半だったのでそれまでは宿の中をフラフラと探索して周りました。
部屋にはトイレやお風呂はありません。
私達の部屋の前には廊下があり、その両端に下に降りるる階段があります。
- 向かって左側の階段を降りると出入口になっていて、お土産も並んでいます。
- 向かって右側の階段を降りるとそこが食堂になっていて、通り抜けるとトイレがあります。
↑ こちらが向かって左側の廊下で右に階段があります
障子を開けるとなんと梁が丸見えになっています。
↑ うぉーー!って声が出てしまいました(笑)
↑ 突き当りの階段を降りると下駄箱があって入口に行けます
↑ こちらが向かって右側の廊下です。開いているのが私達の部屋です
左手に見える押し入れに布団類が入っています。
手前が男性用、奥に女性用のトイレになっていて、とっても綺麗に清掃されています。
男女ともに2室ずつありました。
↑ ここはトイレと洗面だけに通じる廊下です
↑ こちらは母屋専用なんだと思います
↑ とても綺麗なトイレでした‥
洗面台も2つあって、広いほうは使い勝手がとても良かったです!(夜や朝に2人で歯磨きに行ったのですが、光が中庭から差し込んで最高でした)
↑ 女性のトイレ側にある洗面です
↑ 各洗面台にはドライヤーも完備されています
飲むにもOKなお水なので、ここでポットのお湯を入れ替えました。
廊下から建物の梁の部分が丸見えになっています。
とても興味深い造りで、江戸時代の建物の構造がよくわかります!
(地震など起きないことを心から祈ってしまいました…)
真ん中には「中庭」があって、雪が残る景色は風情があって最高でした。
↑ 雪が残る中庭の景色が最高でした(*´▽`*)
お風呂は二ヵ所ありまして、1つは建物内で、もう1つは中庭に面しています。
宿泊者は鍵をかけて「貸切」状態で入れますが、混んでいる時はお互い様なので長居はしない方が良さそうです。
↑ Kisoji Nrai-Juku Oyado Iseya | 木曽路 奈良井宿 御宿「伊勢屋」より引用させていただきました
二つのお風呂の中はそっくりでした(#^^#)
洗い場はそれぞれ二つあるので二人で入っても快適です!
ちなみにこの日は満室でしたので、ご飯と夜散歩の後に二人でササっと入りました。
温泉とかではありませんでしたが、檜が浮いていてとても気持ちのよいお風呂でした。
飾られている絵なども季節感が満載でしたので、「4月になったらまた変わるのかな?」と思ったりしました。
↑ 梅やお雛様…正に3月だからだと思います。
中庭の向こうには離れ棟があって、そちらにもお部屋が幾つかあるようでした。
↑ 離れに入るにはもう1つ格子戸がありますが、ここは施錠はありません
↑ シャワー室と冷蔵庫にいくにはもう1つ格子戸があります…ここも自由に入れます
離れには宿泊者が自由に使用できる「シャワー室」と「冷蔵庫」があります。
入らなかったのでシャワー室についてはわかりませんが、チラッと見えた感じではとても広くて充実したシャワー室だったようです。(貸切で入る形です)
↑ お部屋は二階にもいくつかありそうです…
離れに入る外側に灰皿がありますので喫煙者も大丈夫ですね!
草履に履き替えて中庭とかへ出るようになっているので、自分の靴は玄関口の方に置きっぱなしで大丈夫です。
↑ お花もさり気なくて素敵です!
↑ 女将さんのセンスが光っていますね!
受付近くに貴重品のロッカーもありましたが、お部屋は全てしっかり鍵をかけられるので使用しませんでした。
↑ ロッカーを使用することはありませんでしたが、設備として素晴らしいです
↑ 有料ではありますが、選べる浴衣も用意されていました
このお宿には外国人も宿泊されていましたが、本当に素敵なお宿で、江戸情緒をしっかり堪能されたのではないかと思いました。
夕飯と夜散歩については明日の記事で書いてみたいと思います。