台湾にも千と千尋の神隠しに出てくる「九份」という街がありますが、日本にもその舞台となった場所があります。
群馬県吾妻郡中之条町はその街ごと「千と千尋の世界観」なので、とてもノスタルジックな味わいがあります。
私が家族旅行で訪れたのは10年以上前のことなので、今は近隣にコンビニがあるかもしれませんが、その当時はコンビニも30分近く車を走らせなければいけませんでした。
数々の温泉がある中で、何年も経ってから思い出す温泉ってなかなかありません。
そんな中で、ここ四万温泉の「積善館」は不思議と心に残っていて誰かに聞かれるとお薦めしてしまう温泉です。
↑ 積善館は赤いこの橋が入口です。顔無しでそうしょ??
その理由ですが、
- 入口の朱色の橋には顔無しがお出迎えしてくれそう
- 館内の造りが迷路のよう
- 浪漫のトンネルが千と千尋に出てきます
- 大正ロマネスクの湯舟5つが並ぶ温泉
- 積善館 「佳松亭」の露天風呂も最高
- 混浴の岩風呂がある(女性専用時間もあり)
- 飲泉もあるがちょっと苦くてしょっぱい
- 湯治用の食事が地味ながら貴重な感じ
1~3.に関しては、本当に「千と千尋の世界観」です。
子供たちがまだ学生だった頃なので、2人にとっても忘れられない宿として今も会話に出てきます。
あたりが暗くなると1人で館内をふらふらするのも怖がっていました。
娘に至っては、「絶対顔無しが出る!」と言ってトイレすら一緒に行ったのを覚えています。(>_<)
4.の大正ロマネスクのお風呂は、吉永さゆりさんが「天国の駅」という映画で使われたお風呂です。
映画は全く記憶にないのですが、何となくその光景をどこかで観た記憶があるんです。
真四角のお風呂が5つ並んでいて、まさに大正ロマンを感じることが出来ます。
↑ 雰囲気が最高のお風呂は大正ロマンを感じてしまう!
脱衣所と言う感じではなく、湯舟から見える場所で着替えます。(カゴがあります)
5.の佳松亭は積善館の中で高級な宿の位置づけでお値段やお部屋も全然違います。
高級宿の方に泊まっていなくてもそちらの温泉にも入ることができます。
↑ 人が少ないときは貸し切り感がとってもいい!お湯がやわらかいです
本館からそちらに行く際には浪漫のトンネルを通っていくので、ここでもワクワクします。
↑ このトンネルも千と千尋の神隠しに出てきます!
6.の混浴の岩風呂は、女子専用時間帯に娘と入りました。
全体が見渡せる感じではなく、なんとなく「どこかに誰かいるのでは??」というハラハラ感があってゆっくりは出来ませんでしたが本当に忘れられないお風呂でした。
7.の飲泉はほんの少しだけ味をしただけですが、うーん美味しくはないです!(笑)
身体には良いのでしょうね!
飲みすぎは絶対にダメだと宿の方も言っておられましたが、あれはそんなに飲めるものではないと思います…
8.湯治用の食事は量もそんなに多くなくて、さっぱりとした感じ。
なので旅館のがっつり目の食事を期待すると物足りなさを感じるかもしれません。
今の私には丁度よい量かなと思います。
一度行ったのみで、しかもその時私はちょっと熱っぽくてしっかりと楽しめなかったので、リベンジしたいと思っている温泉のひとつです。
当時は写真をいっぱい撮ったはずなのに、全然残っていないのも残念です。
↑ 川が流れていて建物自体は迷路のようになっています。
四万温泉「積善館」について
アクセス:電車の場合は新特急草津号で中之条駅乗換、四万温泉行バス終点
車の場合は関越自動車道~渋川伊香保IC~国道353号線、中之条経由で約60分
チェックイン:14時
チェックアウト:11時
探検する気分で泊まれる旅館です。
「四万の病を癒す」と言われているところから「四万温泉」
こちらの温泉の泉質はとっても気持ち良いですよ~♪