前回、見た目編で読みやすくするための工夫について書かせていただきました。
読んでくださった皆様、ありがとうございました。
確かにちょっとしたことで、かなり読みやすさがアップすることってあるなと思うんです!
今回は文章について書いてみようと思います。
- 「、」は一文につき2つまでとする
- 漢字は一文の中で4割を超えないようにする
- 全てを「です」「ます」調にしてしまわない
- 「「」」「!」「?」「…」を適度に活用する
- 漢字変換は慎重に見直す
の5つです!
それぞれに例を挙げてちょっと説明したいと思います。
1.「、」は一文につき2つまでとする
例)
①昨日は、お休みだったことと、晴れていたことで、出かけるしかないと思ったので、新宿まで足を伸ばしました。
②昨日はお休みだったことと晴れていたことで出かけるしかないと思ったので、新宿まで足を伸ばしました。
③昨日はお休みだったことと、晴れていたことで、出かけるしかないと思ったので新宿まで足を伸ばしました。
どれが読みやすいでしょうか?
③だと思います。
①は「、」が4つも入っています。
②は「、」が1つしか入っていません。
③の一文に2つの「、」が一番読みやすいので意識してみてください。
文の長さによっては不必要な時もあるし、1つで充分な時もあります。
どうしてもそれ以上になる時は一文が長すぎるということなので、2文に分けると良いと思います。
2.漢字は一文の中で4割を超えないようにする
例)
①自分自身の環境を変えて行く事が、最も大切な事だと言う事は誰もが知り得ている事実だと認識出来ます。
②自分じしんの環境をかえていくことが、もっとも大切なことだということはだれもがしりえている事実だと認識できます。
③自分自身の環境を変えていくことが、もっとも大切な事だということは、誰もが知り得ている事実だと認識できます。
①は明らかに漢字が多い例です。
②は逆で漢字が少なすぎる例です。
③ぐらいだとすんなり読めるのではないでしょうか?
- ①は漢字が24個、ひらがなは22個使用しているので、漢字が5割を超えています。
- ②は漢字が10個、ひらながは43個使用しているので、漢字は2割を切っています。
- ③は漢字が17個、ひらがなは33個使用で、約3割となっています。
漢字が5割を超えてくると、読むのが億劫になり、逆に2割を切ると大人は読みにくい感じになってしまいます。
明らかに漢字の方が読みやすい単語もあるので、そこをマストにすると良いと思います。
カタカナは「ひらがな」の方に含めると意識しやすいです。
↑ 向こう側で読んでくださる誰かに贈るメッセージ♪
3.全てを「です」「ます」調にしてしまわない
例)
①今日は夢の話をしたいと思います。
これから話すことは昨日見た夢です。
すごく怖かったので聞いてほしいと思います。
心してください。
②今日は夢の話をしたいと思います。
これからお話するのは昨日見た夢。
すっごく怖かった!
心して聞いてください。
どちらがその先を読んでみたいと思いますか?
②ではないでしょうか。
一応ブログの文体は大体の方が決めていて、「です」「ます」調が多いように感じます。
しかし、全ての文末を「です」や「ます」で終えるとつまらない文章になってしまいます。
時に利用するとよいのが名詞で終える「体言止め」と「る」「た」「だ」調に変化させることです。
怖かった! と切ることでより怖さを読者にも共有することが出来ると思います。
夢。と体言止めすることで「夢」が大きく脳内にインプットされます。
これはかなり使える手法だと思うので意識して使ってみてくださいね(^_-)-☆
4.「「」」「!」「?」「…」を適度に活用する
例)
①冗談じゃないと思って聞いていましたが、本当に間違っているのは私でしょうか。悩み続けて2日が経ってしまいました。
②「冗談じゃない!」
と思って聞いていましたが、本当に間違っているのはもしかして私?
悩み続けて既に2日経っています…
②の方が臨場感を感じませんか?
本当に「どうしたの?」って聞きたくなる感じになると思います。
ちょっとしたことで「会話」や「現状」「心の変化や叫び」を読者の方々にも目線を合わせてもらえます。
こういう文では、改行のタイミングも大切だと思います。
↑ ちょっとした意識でクセになるから改善できるんだよね~♪
5.漢字変換は慎重に見直す
例)
①自分で見直おしていると思っても感じの間違いは中中気ずけません。
②自分で見直していると思っても漢字の間違いはなかなか気づけません。
当然②が正解なのですが、急いでいるとやりがちな間違いです。
一度は見直す習慣が大事ですが、出来たらプレビュー画面で確認することをお薦めします。
下書きモードやテキストエディターでの見直しは見落としが多くなります。
以上ですが、お役に立てたでしょうか?
意識するとクセになって行くので、それほど難しいことではありません。
私はPR業界でプレスリリースを書いていた若かりし頃の経験が、若干ですが役に立っているようにも感じています。
例を挙げると分かりやすくなるかなと思いましたが、適切な例になっているか不安です…(>_<)