友人と久々の渋谷。ユーロスぺ―スで、映画「劇場」を観てきました。
アマゾンプライムでも同時に観れるので、既に観られた方も多いのではないでしょうか?
↑ 「1日は映画の日」なので満員でした。(1席空けだけどね)
あの芥川賞作家でもある、又吉直樹氏の小説を映画化した作品で、主演は山崎賢人さんと松岡茉優さんのお2人です。
又吉さんご本人は、「恋愛がわからないからこそ、書きたかった」とおっしゃっている作品なので、内容はまさに「わからないからこそ、実らなかった恋愛」という感じのストーリーになっています。
そして私の大好きな街、「下北沢」を全身で感じられます(#^^#)
監督は行定勲氏で「世界の中心で、愛をさけぶ」や「ナラタージュ」の監督さんです。
簡単な内容についてです。
高校時代の友人と立ち上げた「おろか」という劇団で、上手くいかずにどんどん客も離れ、劇団員にすら見放されていく永田(山崎賢人)くん。
街中で同じスニーカーを履いていたということだけで、声をかけた沙希(松岡茉優)の家に転がり込むように同棲をはじめる。
「夢を叶えることが、君を幸せにすることだと思ってた」
そんな理想的な未来を夢見つつ、演劇に没頭する永田だったが、それはことごとく沙希の望んでいた「彼氏」像からはかけ離れたものになっていった。
正直言って、永田のような男性をずっと一途に愛せる女性は滅多にいない。
気質的に言えば、「ヒモ気質」だし、劣等感の塊のような弱さを「孤独」と勘違いしている。
「孤独と向き合う」と言えば簡単だが、「自分のやり方に変な自信を持つ男」にしか見えませんでした。
その都度の彼の感情に振り回される沙希もまた、「M気質」なのだろうが、私としては理解できるものではありませんでした。
女性というものは、多少でも、
- 「大切にされている」
- 「自分は相手にとって特別なんだ」
- 「彼は安心できる場所」
という気持ちを持てなければ恋愛の持続は難しいと思います。
そしてラストシーンは想定内のものではありましたが、映画館で観た方がそのリアルな雰囲気が伝わる内容となっています。
「劇場」を映し出す空間は部屋のテレビでは小さすぎて、永田や沙希の気持ちが入ってこないからです。
そこは映画館で観れて本当に良かったと思うシーンでした。
まだ、アマゾンプライムで視聴可能なので、是非契約されている方はそちらで鑑賞してみてください。
私はアマゾンでも観ていましたので、映画館では細部まで観ようとしたため、役者の表情に注目していました。
松岡さんの演技は、本当に小説で読んだ「沙希」そのものだったと思います。
沙希が永田に言うセリフの中で、一番心に響いたのは、
「これまでよく生きて来たね~」
という言葉です。
永田は常に思っているのです、
「俺はあと、どれ位もつのだろうか…」
その2つの言葉の対比が、このストーリーの全てを言い表しているのかもしれません。
どこからがネタバレになるのか、悩むような内容なのでこの位でやめておきます。
食事はもんじゃ焼きの「もへじ」渋谷スクランブル店に行ってきました。
↑ メニューも月島のもへじとはかなり違う印象でした
渋谷スクランブルの12階で、店から景色を観ることはできませんが、割と広めのオープンな空間なのでそれほど感染に対する怖さは感じませんでした。
まずは、「すだちサワー」と「ピンクグレープフルーツサワー」で乾杯 !
↑ 乾杯!!!
↑ こちらはお通しですが、ここにも牛筋が入っていました!
食事は、「しらす乗せ冷奴」「牛すじのもんじゃ」「イベリコ豚玉」(お好み焼き)の3種です。
「しらす乗せの冷奴」はなんと熱々に温めた、オリーブオイルを上からかけます。
↑ オリーブオイルをかけるという斬新な発想(^_-)-☆
それでも脂っこいわけでもなく、さっぱりといただけました。
「牛すじのもんじゃ」は、しっかりと味がついていて、お店の人が焼いてくれるので本当に美味しい状態でいただけました。
↑ 牛筋のもんじゃはとっても味がしみていて、最高!
私が一番好きだったのが「イベリコ豚玉」というお好み焼きでした。
卵と豚肉の相性の良さが抜群です!
↑ このお味大好きでした!もう一度食べたい~
そして何より、映画の話をしながらの夕食は食が進みます(#^^#)
もんじゃ「もへじ」渋谷スクランブル店について
住所:渋谷区渋谷2-24-12 渋谷スクランブルスクエア12階
アクセス:各線渋谷から68m(濡れずにいけるよ!)
営業時間:11:00~23:00(日曜も営業)(現在はLOが22:00で閉店も少し早まっているようです。お問い合わせください)
定休日:なし
支払:カード可、電子マネー可
席数:110席
個室:あり
駐車場:提携の駐車場ありです
コロナが出てきてから、「劇場」という空間に久しく行っていません。
新宿モリエールでクラスターが発生して以来、ちょこちょこと劇場がコロナの発生源のようなニュースが出てきていますね。
あってはならないことなので、主催者側も予防策に対しては必死で頑張っているのだと思います。
息子も唾液で行うPCR検査を行ってきました。
8月8日に1日ですが、舞台に立つからです。
もちろん、陰性でした(#^^#)
次の舞台は10月~12月(東京・大阪)ですが、稽古に入る前にも再度検査があるようです。
どんなに厳しくやっていても、いつかどこかの舞台でクラスターが発生してしまうのかもしれません。
映画と違って劇場のほとんどは「飲食禁止」なので、一度もマスクを外さないことも基本だと思います。
「劇場」という空間は好きなので、自粛で様々な公演が無くなってしまうことが今は一番怖いです。
演者側、スタッフ側、客側の全てが感染拡大に繋がらないよう、最大限の努力をして「with コロナ」の中で「劇場」と共存していってほしいと願っていますm(__)m