実話が映画になっている「LION ライオン25年目のただいま」をご存知ですか?
幼い頃、家族と離れ離れになってしまったサルーという少年が、オーストラリアで養子に貰われて幸せに暮らせるようになるまでのストーリーと思いきや、本題はそこではありません。
勿論そこまでも苦悩の連続ではありました。
だけどオーストラリアで幸せに暮らす彼が、心の中でいつも想いを寄せていた本当の家族を探し出すところに本題があるのです。
おそらくインドのどこかなのだろうと思われますが、確かなことが1つも分からないのです。
25年経ってから、彼は愛する家族をなんと「Google Eerth」で探すことが出来たというストーリーです。
この映画を映画館で観たのは、確か2017年のことでした。
アカデミー賞で作品賞を含む全6部門ノミネート、ゴールデングローブ賞でも4部門ノミネートを果たしたヒューマン・ドラマです。
この実話映画の監督をしたのは、オーストラリア出身でCMや短編で注目された気鋭監督ガース・デイビス。
少年サルーがお兄ちゃんと離れた駅は果たしてどこだったのでしょう…幼かったサルーにはその駅名の記憶はありませんでした。
↑ いったいどんな電車に乗ってどこへ向かっていたのでしょう…
主役のサルーの大人時代を演じたのは、デブ・パテルです。
養母役にニコール・キッドマン、恋人役にルーニー・マーラという豪華な顔ぶれです(^^)/
↑ https://eiga.com/movie/84622/special/より引用させていただきました
何をヒントにサルーは生家を探せたのでしょうか??
- 確か電車に乗っていたのは2~3日
- 当時の電車の時速は22kmぐらい
- 駅のすぐ隣には給水塔があった
- 街の裏側には母親が働いていた岩山があった
- 記憶にあった駅名は「ガネストレイ」
↑ https://eiga.com/movie/84622/special/より引用させていただきました
1.確か電車に乗っていたのは2~3日
兄と離れて乗ってしまった電車は長距離列車で、降りたくても降りれませんでした。
大きな都会にたどり着いたけど、そこまでに要した日にちはおそらく2~3日だったはず…。
いくらゆっくり走っている電車とは言え、2~3日も揺られていれば、かなり遠くへ行っていたはずですね!
2.当時の電車の時速は22kmぐらい
友人のアドバイスを頼りに、電車の時速と日にちでおおよそのアタリを付けてみる。
当時の電車の時速はだいたい22kmぐらいであろうということが、ググって分かりますが、Googleってここでも本当に便利ですね!
3.駅のすぐ隣には給水塔があった
上記の距離と時間を算出し、たどり着いた駅からコンパスで円を描いてみる。
自分が電車に乗り込んでしまった駅には大きな給水塔があったことは覚えていました。
この円の範囲には沢山の駅があるけど、給水塔がある駅はどこなのか…。
4.街の裏側には母親が働いていた岩山があった
お母さんはいつも岩山で岩を運ぶ仕事をしていたと記憶しています。
故郷の街の裏には岩山があるはずです。
いつも思い浮かぶのは優しい母の笑顔と兄の顏です。
↑ いつか食べたかったインドの甘い揚げ菓子…
5.記憶にあった駅名は「ガネストレイ」
記憶にあるこの「ガネストレイ」という駅は見つかりません。
地名もありません。
彼はなんでこんな風に記憶していたのでしょうか。
たどり着いた大きな駅で「ガネストレイ」と連呼するものの、誰もその地名を知らない様子です。
結局は「Google Earth」を前に粘り強く探し続けたサルーの勝利ということになりますが、「事実は小説より奇なり」ですね!
上記のようなわずかなヒントから、算出していくものの、なかなか条件に見合う場所はヒットしません。
記憶だって25年前の子供の頃のものですから、やっぱり何か間違いがあってもおかしくありませんね!
ラストは、故郷に帰り、サルーは母を抱きしめます。
「ただいま!」
この感動のストーリーはGoogleなくしては実現しなかった訳ですね…。
現代ならではの再会実現だったわけです。
私がGoogleマップのストリートビューで父を見つけたあの頃を、またしても思い出してしまいました。
↓ その時の記事はこちら
機会があったら是非観てほしいと思います。
アマゾンプライムで視聴可能です(#^^#)