金土曜日は当初はキャンプの予定でしたが、キャンプ仲間が急なコロナ感染でキャンセルになりました。
A君はホテル療養をしておりましたが、既に家に戻っております(#^^#)
かなり元気に回復したようでホッとしております。
映画に行った日はまだホテル療養していたそうです。
会社の年休を取っていたので、何もせずに3連休は辛いな…とホテルに籠ってのブログを書いたり、近場に遊びにいったりの3連休もいいなと思って急遽予約しました(#^^#)
行く前に新宿に寄って映画「百花」を観ました。
菅田将暉演じる泉の母・百合子(原田美枝子)はアルツハイマー型認知症の症状が出始めています。
百合子は家でピアノを教えていました。
親子の関係は昔封印していたある事件以来ちょっとギクシャクしていました。
アルツハイマーになって忘れ行くはずの記憶の中で、逆にその過去が少しずつ浮彫になっていく様がとても残酷に感じました。
人は「記憶」の中で生きているんだな…と改めて考えさせられました。
どんな嫌な記憶でも、忘れようとして生活していても頭のどこかに必ずそれは残っていて、一生それを背負って生きています。
嫌な記憶だけを忘れられれば言うことはないですが、良い記憶の方が消えてしまうこともあるのが「アルツハイマー型認知症」でもあります。
息子に対して「あなたは誰?」そんな時、息子は言います…
「あなたは簡単に忘れるけど、僕はあなたに捨てられたことを忘れない…」
息子は母が記憶を失っていく過程で、思い出したくない過去と向き合うことになります。
母は時々正気に戻ったように呟くのです。
「泉は私を許してくれないでしょうね…」
長澤正美演じる妻・香織は妊娠しており、やがて元気な赤ちゃんが生まれます。
夫と母の関係は、普通とどこか違うと感じながらも、全てを忘れて行く母に戸惑う夫を常に支えています。
百合子は不思議なことにピアノだけは弾けちゃったりするのです。
人の記憶のメカニズムは本当に不思議ですね!
↑ https://www.cinematoday.jp/movie/T0026990より引用させていただきました
人の顔や思い出は消えても、その手と耳で覚えたピアノは弾ける。
身体で覚えた記憶は手が覚えているのだろうか…
キーワードは、「半分の花火が見たいの!」
私がこの言葉を聞いたとき、真っ先に思い出したのが「諏訪湖の水上花火」でした。
↑ 半分の花火で思い出すのは、私はこれだけです…
観に行ったばかりでしたしね…
↓ その時の記事はこちら
水面から半分だけ顔を出すように大輪の花が咲きます。
そしてそれはある意味当たっていて、泉は母を「諏訪湖の花火」に連れていきます。
観た直後に母は言うのです。
- 「半分の花火を見たいの!!!見たいのよ!」
- 「今、見ただろ!母さん…」
- 「……あなたは誰なの?!」
数か月が過ぎ、半分の花火は諏訪湖の花火ではないことがわかります。
その花火こそ、母と泉の中にある記憶の奥に眠っていた2人にしかわからない「花火」だったのです。
そのことを泉は忘れてしまっていたのです。
↑ https://hitocinema.mainichi.jp/article/plu8707ywより引用させていただきました
監督の川村元気氏も一緒に!
よく「可愛くボケたい」と言いますが、人は千差万別の記憶を持っています。
どの部分を記憶し、どの部分を忘れるのかで表情すら変わってくるのかもしれません。
私は出来たら、子供たちが小さくてめっちゃ可愛かった頃と50代以降の記憶を一番覚えていたい。
そんな風に選べたらどんなに素敵でしょう。
この映画を観ることで、残された人生を益々楽しく過ごして行きたいと強く思いました(#^^#)
お昼は遅めだったのですが、浅草橋へ向かい着いてから食べました!
浅草橋駅近くの「銀杏岡八幡神社」にお参りして、A君の全快をお祈りしてきました。
↑ こじんまりとした神社でしたが、とても落ち着いてお参りできました
そこから「ラーメン花月」へ!
↑ チェーン店ですので、詳細は載せませんが駅近です(#^^#)
嵐げんこつラーメン(740円)をいただきました(#^^#)
↑ 久しぶりの「花月」でした(#^^#)
昔、近所にあったのに無くなってしまったラーメン店で、かなり久々の味でした。
微妙な時間だったけど、そこそこ満席に近いお客さんがいらっしゃいました。
↑ このお水がなかなか美味しかったです!
お店を出て真っ直ぐホテルへ向かいました。
明日の記事でホテルと夕食について書いてみたいと思います(#^^#)
ホテルに泊まるだけで普通の映画とランチが別のものになります…。
久々の「一人旅」みたいで本当に楽しかったなぁ~!