日本も50%以上の方が「奨学金制度」を利用していると言います。
これはコロナ渦で益々増えているのが現状ではないでしょうか…。
感じるのは大学の「授業料の高さ!」です。
日本の方がアメリカよりも「給付型の奨学金」(返さなくていいもの)が少ないのが現状で、これはほとんどローンと言えるものが主流です。
アメリカでは奨学金のことを「scholarship」と言います。
どちらの国も「成績が優秀」であれば、給付型の奨学金を得られることは変わりはありません。
日本では、
という2種類がありますが、いずれにしてもローンであることは間違いありません。
アメリカでは、
という2種類がありますが、これらに該当すれば給付型の奨学金を得られるというだけで、当然それ以外の学生はローンを背負うことになります。
アメリカで給付型を受けられるのは3.5以上の成績が基準になるようです。
オールAで「4」なのでどれほど大変か分かっていただけると思います。
両国で今や「奨学金の返済」が大きな社会問題になっています。
アメリカの奨学金は多種多様なので、調べると色々出てくると思います。
中には留学生でも基準をクリアしていると得られる奨学金も存在します。
給付型の奨学金には下記のような種類のものがあります。
federal
non federal
state
各州政府が提供する奨学金・給付金
institutional
組織が提供する奨学金・給付金
employer aid
雇用者への援助として企業が提供する奨学金・給付金
出典:アメリカの奨学金事情はどうなっているの? 日本の制度と比較してみた! | 大学入学・新生活 | 奨学金 | マイナビ 学生の窓口より引用させていただきました
「成績が優秀」でなければ、何年も毎月「ローンの支払い」のように付きまとう「奨学金の返済」が両国で新社会人に重くのしかかり、就職が出来たとしても返済に追われます。
給付型を受けられる学生は1割程度だったりするので、本当に苦しいですね…。
私の会社でも毎月支払いをしている正社員も何人もいますし、娘たちの周りにも沢山います。
私も学費の借金を払い終えたのが、ブログをはじめた前年だったかと思います。
子供に払わせる形ではなく、私達夫婦で学資ローンとして支払ってきました。
(私の収入の8割を返済に回すぐらい一気に返済を優先させてきました)
これはそのようにして本当に良かったと思います。
成りたての役者やダンサーに支払えというのは酷なお話ですから…(^^;)
↑ 就職はしたけれど…毎月の引き落としで悲しくなりますね…
日本の奨学金の平均は約300万円ということです。
それを15年~20年で支払わなくてはなりません。
- 返済のためにダブルワーク
- 返済のために実家に住む
- 返済のために結婚・マイホーム取得などに踏み切れない
- 返済のために出産を悩む
など、色々なしわ寄せが来ているのも確かなことのようです。
夫婦で両方が奨学金を支払っている場合、20代であっても毎月3万円以上の支払いをしないとならないからです。
アメリカではバイデン大統領が今年の1月に凄い政策を打ち出しました。
という一見は素晴らしい法案です。
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これで大金持ち以外は130万円までの奨学金や学資ローンが免除されることになります。
人数で言えばこれで4,000万人以上が恩恵にあずかれるというのですから、凄い決定です!
アメリカでは日本よりも「学資は自分で払う!」ということが浸透していますので、これによって救われる人は多いのでしょう。
↑ 奨学金で頭を悩ますのは、両国とも一緒なのかもしれません
反面、
こういう意見も出てはいるのです。
まずは大学を出ないと仕事がない…!
この現状をなんとかする必要もあるのかもしれませんね!
「子供を産んだら、そんなにお金がかかるんだ…」
娘のため息を聞いていると、「本当に少子化になっても仕方ないな…」と思えてきます。