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なるおばさんの旅日記

日頃のお出かけを含めた旅の日記

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人生最後の買い物は「介護」なのかもしれない…今できることって?

私達の人生の最後は突然の事故や急死がない限りは、やっぱり「老いていって亡くなる」ということです。

 

年金も貰えるからという安心感を持っている人は少ないのではないでしょうか…。

 

そして子供のお世話になりたくない!と思っている人もまたとても多そうです。

 

当然私もそう思っています。

一時、政府が「年金の他に2,000万は必要だ!」というようなことを言ったために、大きな反響を呼びましたね!

 

だけど、これは案外正しい数字かもしれないと思っています。

 

私も今は元気で、旅行にも行けるし、何を食べても美味しいと感じられるので幸せですが年齢とともにそこも自由に出来なくなります。

仕事も何歳まで働くのか…という選択がもう目前です!

これからはいつ何時、どのような病気になってしまうかもわかりません。

医療費、介護費の部分はどうしても年金だけじゃ払えなくなるのが目に見えています。

介護保険は払ってきたけど、どんな介護が幾らかかるのかを知っている方は少ないと思います。

 

↑ 介護は出来たら施設に入って受けたいですが…

 

私は母(養母)の介護を約8年間やりました。

 

自分でお風呂に入れることは困難で、お風呂に入れてくれるサービスを週1~2回ほどお願いしたり、薬の管理からトイレに連れて行くなどやることはいっぱいあります。

 

お金も自分では管理出来なくなってしまいます。

 

介護のスタートは「パーキンソン病でした。

こういう病気も急に来るので、知らなかったことを勉強する感じで介護をしていました。

こうして、自分の介護経験から自分の未来を考えると時々もの凄く怖くなります。

 

娘や息子、嫁や婿にそんな大変なことをさせたくありません!

 

そうなると、やっぱり施設一択になります。

母の時は「とくよう」と呼ばれる特別養護老人ホーム」の空きを待って5年の月日が流れました。

 

今は何年待つのが普通なのかはよく分かりませんが、一番人気の中野の「とくよう」で1,800人越えなんだそうです。

 

青梅市あきる野市あたりだと待ちが10人前後のホームもあるようです。

母の時は青梅のほうまで、車で毎週通っていました。

それでも当時(16年前)の「とくよう」だったら、一年間で100万円前後で大丈夫だったかと思います。

要介護・要支援などを決めるのも本人との面談がありますが、そういう日に限ってシャキっとしちゃうのが不思議なんですね…。

普段は自分で何も出来ないのに、「出来る」と答えたりするんです(;´Д`)

そうすると要介護度が下がってしまって、更に入所が後回しになります。

娘と同居というのはそれだけで、「介護人がいる!」と認定されちゃうのです。

これも後回しにされる要因でした。

子供の学費のためにも外で働きたかったのに、それも出来ません。

 

↑ 仕事と介護で悩み「介護離職」をされる人もいるんですよね…

 

一人で頑張り過ぎると自分が壊れてしまうという経験もしました。

 

鬱病になりかけている…とも医者に言われ、辛かった時期がありました。

「大至急、施設に入れなさい!」という医師。

ヘルパーさんに、もの凄く心配をおかけしました。

 

  • 何もしてないのに「涙」が出続ける
  • 一度座ると足が動かないような錯覚で立てない
  • 外を歩くと同じところをグルグル歩いている

 

それくらい酷い状態でした。

家で入力関係の仕事をしていたので、それも結構大変でした。

 

私の場合は育児とも重なっていたから、尚更だったのかもしれませんね!

 

母は、アメリカから戦争後に日本に来たので年金も少なく、70代で家を2世帯にしたために、最後の方は持ち出しになってしまっていました。

そういう金銭的な不安も心を壊していく要因になっていたのだと思います。

父(養父)の遺族年金が僅かでも振り込まれていたので、そこはとても助かりました。

 

介護はゴールが見えないレースのようなものです!

 

一人で走り続ければ、自分が必ずバテてしまうのです。

だからこそ思うのは、人間の最後の買い物は「介護」なんだということです。

 

だからと行って、自分の気持ちに蓋をして、

 

  • 旅行にも行かず
  • 外食もせず
  • やりたい趣味もせず

 

というのでは心身の健康を維持することは出来ないと思います。

 

日々「楽しい」とか「苦しい」とかを積み重ねて未来の自分が決まってくるからです。

 

反面、大切だけど大変なのは「貯金」ですね!

 

↑ 最後にはどんな夕日を見るのだろうか…なんてことも考えます!

 

子供たちの周りでは「年金」を払っていない若者も大勢います。

 

そうなると、基本になる生活費が貰えないということになります。

 

  • 「年金制度は破綻するから払わない!」
  • 「全く余裕がないから払えない!」

 

そういった声を多く聞きます。

健康保険料だけでも大変だとよく話しています。

奨学金の返済が重くのしかかっている人もいます。

お給料が上がらない日本のしくみについても記事にしたことがありますが、今やお給料も韓国に負けてしまっています。(2020年のデータで知りました)

 

↓ お給料についての記事はこちら

www.narutabi.com

 

年金を払っていないのだとしたら、将来的に今の金銭価値で5,000万ぐらいなければ老後はどうなるのでしょう。

なんでも値上がりするので、本当に余裕もありませんね!

今できること…

 

  • 自分の心身の健康を維持すること
  • 「介護」を買うお金を蓄えること
  • 今だから楽しめることを楽しむこと

 

60代に入って考えている「介護とお金と自分」について書いてみましたm(__)m