普段気軽に口に出来るお菓子でもあるガムですが、ガムと言えばどこを思い出しますか?
私は「ロッテ」がまず出てきますが、明治製菓もお菓子メーカーではかなり有名で、チョコレートではかなり色々と製品名が言えたりします。
「きのこの山」や「たけのこの里」、明治チョコレートという板チョコ、「アポロ」や「マーブル」もありますね!
そんな明治製菓から「キシリッシュ」が消えちゃうというのです。
↑ https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230303-OYT1T50164/より引用させていただきました
ガムから撤退という感じになるんだそうです。
その理由としては、
- 差別化が出来なくなった
- ガムよりグミの時代になった
- ロッテにはかなわなかった
ということなんだと思います。
1.差別化が出来なくなった
「キシリッシュ」の販売開始は1997年で、日本で初めてのキシリトールを配合したガムとして人気を博したのです。
ロッテなどの大手の前ではよっぽどの「差異化」をしなければ絶対に売れないことはわかっていました。
ちょうどその頃は、「虫歯予防」が注目され始めた時期だったのです。
1995年にサンギという名もない会社が「アパガード」という歯磨き粉を売り出し、これが大ヒットしました。
↑ https://www.nikkan.co.jp/releases/view/32015より引用させていただきました
そこで明治製菓は「キシリトール」に着目し、虫歯予防が出来るガムとして「キシリッシュ」の販売を開始したのです。
この商品のピークは2007年頃でした。
CMには広末涼子さんを起用し、看護師のコスプレ衣装が好感度を上げていたことは確かだと思います。
ところが、その後は各社がキシリトールガムに目を付け、とうとうロッテもボトル入りのキシリトールにミント味のガムを売り出します。
こうなると、消費者は同じような商品ならそこまでメーカーを断定することなくガムを選ぶようになります。
会社の机上のガムボトルが無くなれば、どうしても「キシリッシュ」という人は実際には少ないのでは?と思います。
その時一番安いとか、近くて売ってるとかという理由でどのメーカーという部分は意識しないで買っていくのではないでしょうか…(^^;)
2.ガムよりグミの時代になった
40年前ぐらいに誕生したグミですが、その独特の食感から若い人を中心に今なお人気の商品ですね!
発祥はドイツです。
小さい子が固いものを噛む習慣がなくなってきたことを危惧したことが発端で、ハリボー社が誕生したのが1920年のことです。
ハリボーは今や日本でも大ヒット商品で、かなりのお店で入手出来るようになりました。
会社にハリボー大好きな若い社員がいて、異動の際にバケツ入りをみんなでプレゼントしたのが去年のことです(笑)
ここでは明治製菓が一歩リードしてスタートしました。
「コーラアップ」というグミを売り出し、その後「果汁グミ」が出ると女子中高生を中心に一大ブームとなりました。
今でもその酸っぱさと歯ごたえが魅力の「果汁グミ」は人気商品だと思います。
↑ https://www.meiji.co.jp/quality/mqc/production/case05/より引用させていただきました
ガム自体が昨年は不調で、全体の市場規模はおよそ548億円で、グミのおよそ781億円に大きく離されました。
これはもう時代の流れなのでどうすることもできないですね…。
あなたはガム派?それともグミ派?という選択が出来ると思いますが、私はどちらもあまり積極的には買わないです。(ノ´∀`*)
3.ロッテにはかなわなかった
これはもう「ロッテのガム」が強い!ということなんだと思います。
「お口の恋人」ロッテ
誰もが聞いたことがあるフレーズではないでしょうか…。
商品名も「キシリトール(XYLATOL)」はとても有名ですね!
青、緑、紫のガムは結構映画の間に友人に貰うことも多いような気がします(#^^#)
ファミリーボトルというちょっとカラフルなボトルもよく見かけます。
これらの理由から、事実上はガム業界からも撤退してしまう明治製菓も本当に苦戦した結果ということなんだと思います。
↑ スーパーでみてきましたが、既にキシリッシュは並んでいませんでした‥
我が家でも、子供の乳歯が生え変わり、ちょうどガムを噛ませてみようと意識した頃に出た商品が明治製菓の「キシリッシュ」でした。
なんとなく懐かしく、ちょっと寂しい感じがしたので記事にしてみました。
皆さんは「ガム」についてどんな思い出があるのかな…って気になったりもしました(#^^#)