金の価値はなんだかんだ落ちることはないようで、金が出てくる国はやっぱり強いのかもしれないと思ったりします。
金の産出量ベスト3で言うと、
- 1位…中国
- 2位…オーストラリア
- 3位…ロシア
ということです。
まず、イメージとして金というと塊で発見されるような錯覚がありますが、金は砂金の状態で発掘されるものなのですね!
↑ こんな風に地味な作業の連続なんだと思います
当然色々が混じってしまっているので、他の鉱物や砂や石などと分別する必要があります。
実際には砂や鉄などと一緒に溶鉱炉へと流し込んで、電解して取り出す方法が採用されているので広大な敷地が必要です。
実際に上記の3か国は国土が広く、巨大な溶鉱炉を作れる国が産出量も多くなっています。
1位…中国
あまりイメージはないかもしれませんが、ダントツ一位の産出量を誇るのが中国です。
全世界の1/10の金が中国で産出されています。
その量はなんと年間で400トンを超えているそうです。
他にも理由があるとすれば、
- 国内でも富豪と呼ばれる層に絶大な人気があるので、金の採掘には積極的である。
- 一度金脈を見つけたら、直ぐに近くに溶鉱炉を建設できる広大な土地が整っている。
- 「天山山脈中央アジア黄金ベルト」と呼ばれる金が採掘しやすいとされている金脈のひとつがウイグル自治区の薩瓦亜尓頓金鉱が位置している
などが挙げられます。
↑ これでも相当大きな塊ですね!
2位…オーストラリア
1980年代頃からとても積極的に金の採掘に国をあげて力を入れています。
オーストラリアの主要な年でもあるカルガリーやコールドフィールズには今でも金に関係する企業が集まっています。
当然中国と同様に広大な土地があることも要因の一つです。
その他の理由としては、
- 今なお新たな鉱脈が発見されるなど、未知の要素が期待されている
- 世界でも最大の金の消費国であるインドと密接な貿易関係が出来ている
- 出だしが遅かった分、他にも見つかるかもしれないという期待値が高い
などが挙げられます。
3位…ロシア
圧倒的に広大な領土があることが一番の強みだと思います。
金の採掘の歴史は古く、採掘技術が向上した19世紀にはゴールドラッシュも経験しています。
その他の理由としては、
などが挙げられます。
↑ ひと昔前の採掘はこんな感じでした‥
ここまで語ってきて、誰もが心配することは、「金の採掘には限界がある」ということです。
掘り進めていけば、やがて金は枯渇し、採れなくなってしまうのは目に見えています。
金は無限に生まれる鉱石ではないので、やがてはどこの国からも「金」は消えてしまうかもしれません。
うんと深く掘り進めれば、金は見つかるかもしれませんが、採算がとれないほどの多額の投資が必要になってきます。
どの国もそこまでは出来ないのでは?と考えると、今ある「金」が全てになる日もそんなに遠くないということです。
あとは、貴金属のリサイクルやスマホなどの中にも金はあるので、そこをオリンピックメダルのように再利用するという方法を積極的に考えていかなくてはなりませんね!
金のもう1つのイメージは、「有事にこそ金」という伝説のようなフレーズです。
戦争、金融ショック、パンデミックなどの有事には「金」の価値は上昇します。
現在ではこの全ての条件に世界が直面しているので、当然「金」は値を上げていますね!
↑ これが一本でもあれば…なーんて考えないこともないけど(笑)
株式や債券のような壊滅的なダメージを受けないことから、「金」は強いのです。
これからどんどん無くなってしまうことを考えれば、金は益々貴重な存在になって行くのではないでしょうか…
↑ https://buysell-kaitori.com/column/gold-mining/より引用させていただきました
そして、ここに来てロシアが膨大な量の金の保有を増やしていることに注目してみたいと思います。
2021年から今年までの3年は特にその保有量の増加が顕著になっています。
「ロシア中央銀行が保有する大量の金を売却するのでは?」との思惑が市場に広がっていますが、「経済制裁で通貨ルーブルが下落しても外貨獲得が出来る手段として「金」は使われるのでは?」という見方が濃厚です。
金って凄いものなんだなというのは分かってはいるけど、そういう資産は少しもないので個人的にはどうしようもないのですが(笑)
↑ こんなジュエリーも持っていません!!
ジュエリーの中で〇〇金というものもありますが、それほど多くはありません。
金より銀の方が色合いが好きというのもあって、本当に少ないです。
唯一の我が家の金と言えば、母の金歯が何故ココにあるのか…。(;´Д`)
私は全く覚えていませんので、きっと自分の歯が取れた時に母は自分でグラスに入れて取っておいたのだと思います。
亡くなってから見つかったその金歯を、私は今でも大事にしまっています…(^^;)