ブリュッセル最後の一日はマグリット美術館へ行ってきました。
朝はベルギーのカフェチェーン「Panos」でパンとカプチーノで朝食をとりました。
↑ Panos はあちこちで見かけました
「IBISホテル」前の広場に面したところです。
広場の露店では可愛いアクセサリーを売っていたので、ブレスレットを娘に購入しました。
セントラル駅を通り過ぎ、昨日下見した芸術の丘を通ってロワイヤル広場へ出ました。
ブリュッセルの王宮は横に広くて、その前に王立美術館があります。
↑ 王宮です。雲がほんとに怪しいです
↑ 日本語表記にビックリ(*_*)
芸術の丘方面から上がっていくと右手に道なりに進みます。
マグリット美術館は王立美術館内にあるので、同じように入口は右手に道なりに進んだところにあります。
↑ チケット受付です。「マグリット」と言えばOK
入口でチケットを購入。マグリット美術館だけの場合は8€。
コンビチケットと呼ばれる王立美術館内の全てが見られるチケットは13€です。
入場後はすぐにセキュリティーチェックがあるので、荷物を開けて見せます。
お土産など荷物が多いときは、ロッカーやクロークに預けましょう。
↑ 入ってすぐのところ。こちらを通って右側に出ます
↑ こちらがマグリットの入口になります
ルネ・マグリットの作品は日本に来た時に、一度美術館に見に行きました。
彼の経歴はとても興味深く、最初は広告代理店のデザイナーだったと言います。
会社員をしながら、芸術家の道も諦めてはいなかったようです。
ジョルジュ・キリコの作品「愛の歌」に感銘を受けて、どんどんシュルレアリズムに傾倒していったといいます。
私が一番好きな絵は「光の帝国」という作品です。
彼特有の雲が浮かぶ青い空の下に、闇に包まれた家の灯りが灯っています。
この対比がとても神秘的に感じます。
↑ 秘密の遊戯者
↑ 黒魔術
↑ 帰還
↑ 光の帝国
広告代理店に勤務し、普通の3LDKのアパートに暮らし、幼馴染の女性と結婚。
いつもキッチンの片隅でスーツにネクタイといういで立ちで、絵を描いていたと言うのです。
破天荒な生活が多い芸術家のイメージとは程遠い、彼の人物像に興味が湧いてきます。
美術館を出ると雲が覆ってきました。
こちらに来て初の雨に遭遇しそうな予感がしてきました。
駅に戻る途中、自転車のアクロバット的な技を競っている青年たちを見ました。
凄かった!! 上手すぎて暫く呆然として見てしまいました。
↑ 結構高く飛んじゃってます!
駅から昼食を食べようと移動したのは友人が行きたいと言っていた、シーフードのお店があるサント・カトリーヌです。
初めて地下鉄を体験です。
↑ 地下鉄の券売機
チケットを買おうと券売機の前で画面を見ていたら、親切な男性が声をかけてくれました。
「Today is free day! You don't need your tickets!」
うわああああ!まじで?? ラッキーなことに今日は電車もバスも無料の日なのだそうです。
毎週日曜は無料?と聞いて見たところ、今日だけのようです。
理由はわかりませんが、なんとラッキーなことでしょう。
↑ 無料だからって全然混んでいません(#^^#)
そのまますんなり改札を抜けて、地下鉄に乗れました( *´艸`)
2駅なのであっという間に、目的駅のサント・カトリーヌに到着です。
外に出ると目に入ってくるのが、聖カトリーヌ広場の向こうに見える聖カトリーヌ教会の側面です。
黒っぽく、古めかしい感じがするのですが、前に回ってみるとそうでもない。。
不思議な感じがしました。
中はとても素朴な感じのする教会で、一歩外へ出た時の喧噪とは対照的だと思いました。
↑ 側面は黒い、正面は白い、不思議な教会でした
↑ 中はとっても素朴な教会です
かつては魚市場があったことから、シーフードのレストランが軒を並べます。
友人は「Mer du Nord」という市場風のお店で食べたかったようなのですが、立食ということと、結構オーダーの列に人が並んでいたということから、近場のレストランで昼食にしました。
↑ 狙ってたお店が長蛇の列
名前は「RUGBYMAN N°1」というお店です。
ロブスター(ハーフサイズ)とシーフードクロケット(コロッケ)をいただきました。
手はべちゃべちゃになりましたが、とても美味しかったです。
帰る前にトイレを借りて、思いっきり手を洗いました(#^^#)
帰りには、お土産を見るために大手スーパーの「DELHAIZE」に寄りました。
ワッフル、チョコ、スープ、チーズなどなんでも揃っています。
一つ気を付けないといけないのは、スーパーでは一切袋をくれません。
必ず、エコバックを日本から持って行ってバックに入れておきましょう!
↑ 地元では有名な大手スーパーです
↑ なんでも揃っていました
ここで買い物をしたせいもあって、少し荷物が重くなったので、セントラル駅からはタクシーを利用してみました。
ホテルまで6.3€でした。
運転手が乗る前に誰かと話しているなと思ったら、相乗りでフランス語を話すアジア系の紳士が一人乗ってきました。
北駅に行く途中で私たちのホテルに寄った感じです。
乗っている間に話しかけてくれましたが、日本語で話しかけてくれなければ日本人とは気づかなかったと思います。
そういう出会いも旅の楽しさですよね!
暗くなってから雨が降り出しました。
「オランダはずっと雨だと思う」と友人が下調べしてくれていたので、覚悟はしていましたが、雨は本当に辛い。
写真を撮るのも忘れがちになるので辛いですね。
雨の中、ホテル近くの「牛肉のビール煮」で有名なお店に行くことにしました。
到着したらこちらも並んでいました。
並んでも食べようと決め、ビールを飲みながら待ちました。(このビールはサービスだったことがチェック時に分かりました!)
↑ 雨のためテラス席が座れない( ;∀;)
このお店がめちゃくちゃ大正解!!
味は美味しいし、お店のお姉さんがとっても気さくで優しくて素晴らしい接客でした。
「牛肉のビール煮」「チキンのパイシチュー」どちらにもサラダが付いています。
↑ 量は多かったですが、美味しくて完食しました!
おそらく今回のベルギー旅の食事の中で一番美味しくて、素敵なお店だったと思います。
↓ベルギー1日目、2日目はこちらです
明日はとうとうベルギーを離れ、オランダに向けて出発です。
その途中で寄ったアントワープについて明日は書きたいと思います。