コロナウィルスの感染で今は本当に有名になってしまった「武漢」ですが、位置としては中国のど真ん中になります。
武漢市のある湖北省はどこへ行くにも便利な都市としても実は有名です。
そうなると、感染が広がるのも早いということにも繋がるので、「なんでまた武漢から??」と残念に思わざるを得ません。
有名な建物も残っており、その中でも「黄鶴楼」(ホアンホーロー)は三国時代に呉の孫権によって建てられた中国三大楼のひとつです。
その大きさは、高さ51,4mで5階建ての楼です。
↑ 武漢を見下ろすように建つ「黄鶴楼」
元々は軍事目的で建てられた楼でしたが、どんどん観光用としての楼閣になっていったという歴史があります。
沢山の詩人がこの「黄鶴楼」の漢詩を残していて、その美しさについて後代まで伝えられてきました。
李白もそのひとりで、丘の上から船で長江を下る詩人の先輩で友人でもある孟浩然を見送り、
「あとにはただ長江が、空の果てに向かってとうとうと流れていくのが見えるのみ」という詩も残しています。
叙情的で素敵だと思います!
長江に架かる武漢長江大橋も、その夜景の美しさは必見だといいます。
この橋は徒歩でも渡れます。
川幅は1,500mもあるのでかなり歩いた感じになると思いますが、こんな大河を徒歩で渡ったなんて貴重な経験が出来るので観光には歩きがいいですね。
↑ 武漢長江大橋は夕焼けがや朝陽がとても綺麗なのだそうです!
また武漢大学のキャンパスもかなり広大なので観光名所になっています。
桜の名所としても有名で、その時期はキャンパスを開放してくれるので多くの観光客が訪れています。
国内外のブランドが軒を並べる楚河漢街も巨大なショッピングモールです。
ここには日本食のお店も多く出店しています。
この他にも多くのお寺や公園など観光スポットは数多い武漢ですが、今は混乱の中心になってしまいました。
なんで武漢からこの新しいウィルスが拡散されていったのかについては、諸説があるようです。
春節の時期と重なったこと、武漢市が地理的に交通便が最高に良い場所だったことなどから広まってしまうのが加速度的に早かったのだと思われます。
日本が同じような経路をたどってしまうという専門家もいるようですが、この卒業式のシーズンに延期や中止という決断をしなくてはならない学校も多いのが残念でなりません。
春休みは学生も思いっきり遊びたいだろうと思うのに、それも制限されそうで本当にお気の毒です。
とうとう、公立の小・中・高校も来週からお休みになってしまいましたね…
- 私たち会社員は働いていていいのだろうか?
- 共稼ぎの親は子供をどのように見守るのだろうか?
- 満員電車の方がよっぽど怖いんじゃないのだろうか?
- 本当にここ1、2週間が要の時期なんだろうか?
- 保育園はそのままで良い理由はなんだろうか?
疑問は沢山ありますが、医学的なことや科学的な情報はそこまで流れていないので私たちには「手洗い・うがい・マスク探し」の他に何も出来ることはありません。
世界中で起きている、アジア系の人々への差別の問題なども本当に痛ましい!
その悲しい報告が、ツイッターなどでも拡散されていたりします。
新しい感染症の7割が「動物由来」ということなら、またいつ全く新たなウィルスがやってくるやもしれません。
中国からではないかもしれませんし、今のコロナと比較してもっと怖いものかもしれません。
そうやって人類は色々なウィルスと戦ってきたんだなと思うと、生きている限り常に向き合わなくてはいけない問題なんだなとつくづく思います。
自分はどんどん高齢化しちゃうので、強力なウィルスだったらどんどん危なくなるんだなと思うと本当に怖いですね~( ;∀;)
何事もなかったように、武漢への観光客が戻って来る日が一日でも早い事を祈ってしまいます。m(__)m